図は汚職指数別世界地図、色が濃くなるほど汚職も濃い、但し白(北朝鮮など)はデータなし/トランスペアレンシー・インターナショナルより
以下は180カ国の全リスト↓
http://www.transparency.org/policy_research/surveys_indices/cpi/2008
正しくは「腐敗認識指数」と言う。10点満点で点数が高いほど清潔度も高く、低いほど汚職度が増すと言うもの。13の調査からはじき出した数値だが、正直言ってよく分からない。13の調査では全ての国が対象となっている訳ではなく、例として29カ国・55カ国と限定された調査もあるので、益々複雑。
データソース↓
http://www.ti-j.org/TI/CPI/CPI2008%20Sources.pdf
日本が17位から後退して18位になったと騒いでいるが、たいして変わらない目くそ鼻くその世界、前年は7.5ポイント、今年は7.3ポイントと0.2ポイント後退している。
中国は3.6ポイント(72位)で前年よりも0.1ポイント上がっている。あれほど食や薬の問題、鉛害で世界を大騒ぎさせておいて、0.1ポイントアップなので、訳が分からない。
2007年と2008年の数値を比べると、ブルガリア、ブルンジ、モルジブ、ノルウェー、英国で点数の低下が目立つ。同様に、点数のアップが目立った国は、アルバニア、キプロス、グルジア、モーリシャス、ナイジェリア、オマーン、カタール、韓国、トンガ、トルコ。
韓国は5.6ポイント(40位)で前年よりも0.5ポイントアップしている。
『TIのCPI調査を実施しているパッサウ大学のグラフ・ラムズドルフ教授は、腐敗がもたらす悲惨な結果と腐敗防止で得られる効果について次のように述べている。「ある国がCPIを1ポイント(10点満点)改善すると、GDPの0.5パーセントに相当する資本の流入が増加し、最大限4パーセントの平均収入の増加をもたらすというデータがある」。』<低所得国で続く高レベルの腐敗は“人道的悲劇”である>より抜粋
全文は↓
http://www.ti-j.org/TI/CPI/CPI2008_PressRelease_jp.pdf
この腐敗認識指数には不正はないと信じているが、一喜一憂することもない。あくまでも参考データとして見ていきたい。
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