写真は湖北省天門市の園林綠化管理局の紹介サイト/天門市建設委員会より
http://www.tmjsw.gov.cn/html/131/2007/6/2007619-84507-6795.htm
12/22、午前9時45分モンゴル自治区水利庁黄河工事局長の金某氏(58)が同じ部門の従業員の牙某(46)に胸を刺されて死亡した。続いて、12/23、午後3時湖北省天門市園林綠化管理局長の徐継栄氏(50)が同市住民の易某(44)に喉と胸を刺されて死亡した。
牙某は逮捕され、易某は逃げている。前者は賃金問題が原因、後者は天門西湖の養殖利権問題が原因らしい。どちらも金が絡んでいるのが共通点か。
看中国の記事では同じ日に二人の楊佳(上海の警察官6名を刺殺、既に死刑、一部では英雄視されている)が現れたと書かれている。
局長には権限も集中するので何かとワイロも発生しやすい。この両名の局長がどうであったのかは分からないので、ここでは触れないが、この二件の局長刺殺事件が起きたことは、偶然では済まされない鬱積された民衆の不満の表れかもしれない。
ワイロは愛人だけでなく、私的ボディガードにも使わねばならない。当然ながら、公務員の給料では愛人はもとより、ボディガードなど雇うことはできない。
上海の楊佳をヒントにしたのだろうか?日本の元厚生次官刺殺事件をヒントにしたのだろうか?二人の局長刺殺は、あまり計画的とは思えない。
ところで、元厚生次官刺殺事件は国民の誰もが納得をしていない。犯人が名乗り出ても犯行動機があまりにも曖昧でスッキリしない。このまま曖昧な状態でこの事件を済ましてしまうことは次なる危険を生み出すような気がする。
看中国12/24-杀官频发 又一局长办公室遇刺身亡
http://www.secretchina.com/news/275921.html
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