写真と記事は重慶時報2009/1/11より、給料の百元札24枚中19枚が偽札
http://ecqsb.hsw.cn/html/2009-01/11/content_69731.htm
2008/12/23に農民工の孫雲・呉莉夫婦は二人で合計2448元の給料を受け取った。最近になって2448元の給料を改めて見るとなんと19枚の百元札が偽札であり、1900元がパァーになった。
偽札の番号は以下の通り、今話題のHD90番台が3枚入っている。2枚・3枚・8枚とあるが、これは同一番号が同数あるということ。
HD90269879 1枚
HD90269881 2枚
XQ13889537 1枚
FG88366539 2枚
FG88366542 3枚
FG88366541 2枚
XQ13889539 8枚
孫夫婦は全財産を常に身につけており、貰った給料も大切に肌身離さず持っていた。息子にパソコンを買ってやるのだと貯めていたが、19枚のニセ百元札にがっくり来ている。
他の農民工はどうなのだろう?雇い主の廖成氏は銀行で5万元をカウンターで受け取り、給料を払った。孫夫婦はその日に用事があり、知り合いに取りに行ってもらった。この部分で何かあったのかもしれない。でなければ、他の農民工にもニセ札が給料として払われていた筈である。記事にはそのことは書かれていない。
ニセ札と気づいたが何とか使ってしまったのだろうか?雇い主に文句を言っても交換してくれる訳ではない。回ってきたニセ札はなんとか使うのが庶民の知恵。つまり、ババ抜きが行われるのでいつまでもニセ札が流通する。
この農民工がいくら文句を言っても誰もニセ札を交換してはくれない。結局、ババをひいた者が悪いのだ。これはこの国の根底に流れる騙すよりも騙される方が悪いと言うことにつながっている。
ニセ札がこれほど出回るとこの国の人々も経済も疲弊する。人民元の信用問題にも波及する。中共政府はこのニセ札問題にどう対処するのか?
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