写真上は原因となった塩城市標新化工有限公司の工場/中国ネットより、下はCCTV動画ニュースより
http://bbs.yzwb.net/read.php?tid=197187
http://v.cctv.com/html/media/wanjianxinwen/2009/02/wanjianxinwen_300_20090221_9.shtml
2月20日午前六時、江蘇省塩城市の市民は水道水に農薬の臭いがするのに気づく。その後、時間が経るごとに臭いがきつくなる。市民の通報により水道会社が調べてみるとフェノール類が混入していることが判明した。
原水の取水口で計測した結果、午前8時の時点で揮発性フェノールが0.2mg/l含まれていて、基準値である0.002mg/lの100倍となっていた。同日の午後7時でも0.08mg/lで40倍の数値であり、飲料には適さない。
同日、水道水は飲めず、給水車に頼っていたが、現在までに中毒となった市民はいないと言う。臭いがきついので飲める状態でもないのだが。
原因は原水取水口の11km上流にある塩城市標新化工有限公司の化学工場の汚水が川に流れこんでいたことが分かった。同社はかつて塩城市の模範企業トップ10に選ばれたこともある。こうした事故が起きると、どのような基準で選ばれているのか些か疑問は残る。
この汚染水道水騒ぎで塩城市の数十万人に影響が及んだが、2月21日午前11時に回復宣言が出た。尚、塩城市標新化工有限公司の胡文標社長と生産工場長の丁月生主任は当局に拘留されている。同地区の水道水の汚染はこれが初めてではない。
塩城市標新化工有限公司のHP↓
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