写真は殻に浮かび出た「憶江南」の詩句/看中国2009/3/21より
http://www.secretchina.com/news/285490.html
福建省福安市下白石鎮の白招小学校の彭忠校長が白馬河で大きな牡蠣の殻を拾ったところ内側に字が浮き彫りされていた。「春来江」「日出江花」 「憶江南」の字が逆さまに(「憶」の字は簡略体で「忆」)、これは白居易の「憶江南」の詩句の一部だった。
「憶江南」
江南好,
風景舊曾諳。
日出江花紅勝火,
春來江水綠如藍。
能不憶江南!
「江南を憶う」<唸声訳>
江南はいいなぁ、
その風景は諳んずることができるほど昔から私の記憶に残っている。
日が昇れば、火に勝るほど江の花は紅く映り、
春が来れば、江の水は藍のような緑になる。
どうして江南を忘れることなどできようか!
記事によれば、この牡蠣の殻に字が浮かび上がったのは、牡蠣が成長する際に「憶江南」の詩句を彫られた円柱に取り付いたために、その文字が逆となり殻にゆっくりと文字を作り上げたとしている。
青森のリンゴに寿などの文字が入っているのを中国人は好むと言う。今度は白居易の詩などはどうだろうか?
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