写真左は豚インフルエンザウィルス/広角新聞2009/4/28より、右はタミフル
http://www.popyard.com/cgi-mod/newspage.cgi?num=321402&r=0&v=0
4月27日、華中農業大学で豚インフルエンザワクチンの開発に既に成功しているとの報道があった。ところが、これは豚用であって、今回のメキシコ豚インフルには効果がないと言う、何ともしまりのないワクチン報道となった。
ワクチン開発成功報道↓新華社湖北頻道2009/4/28より
华农已研制出猪流感疫苗 尚待有关部门验收
http://www.hb.xinhuanet.com/newscenter/2009-04/28/content_16371123.htm
ワクチンは人間には効果なし報道↓騰訊2009/4/29より
陈焕春院士宣布:华农疫苗对猪流感没有效果
http://hb.qq.com/a/20090429/000010.htm
渦中の陳煥春教授の写真もあり、陳先生曰く、「人用のワクチンの開発には3~6ヶ月かかる」そうだ。先生は藍耳病など、ブタの病気の権威。
たぶん新聞記者が功を焦って間違えたのだろう。中国に感染者もいないのにどうしてワクチンを作ることができるのか、ちょっと考えてみれば分かる筈だ。もし、中国に本当にワクチンがあるのだとしたら、これは国家的生物テロと疑われても致し方あるまい。
豚インフルエンザは豚自体の感染では死亡率が1~3%だが、新型インフルエンザに変異した場合に危険性が高い。感染したら早めにタミフルを服用すれば治療できるのであわてることはないが、感染後48時間を越えると薬が効かなくなるので、連休中は休日診療をしている病院を予めチェックしておく必要がある。
今度、タミフルで異常行動なんてバカな記事を書いたら、A社も倒産モノだな。
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