<ワイロで殺された局長>実に中国的な殺人事件!
写真上は犯人の徐広東(手錠をした黒いシャツの背の小さい男、前後は公安)、犯行現場の説明をしている。下は刺殺された鶴岡市交通局李星光局長の生前の写真/博訊2009/8/27より
http://peacehall.com/news/gb/china/2009/08/200908270930.shtml
写真は現場監視カメラに残された犯人の映像/博訊2009/8/19より
http://news.boxun.com/news/gb/china/2009/08/200908192328.shtml
【黒龍江省鶴岡市】8月25日、鶴岡市交通局李星光局長(46)を刺殺した犯人が逮捕された。首謀者は鶴岡交通局環宇集団副書記の王剣波(50)、王が友人の楊靖武(42)に殺し屋を探させ、同郷(湯原県吉祥郷)の徐広北(39)に依頼、徐は兄の徐広東(41)に暗殺を依頼した。刺殺されたのは、8月17日、被害者が共産党幹部ゆえの異例のスピード逮捕か。
殺人の報酬は26万元≒359万円と対象が局長と言う立場もあってかなりの高額である。それだけ怨みも大きかったに違いない。
王剣波はかつて環宇集団物業公司でマネージャーをやっていたが、何度も汚職で従業員から告発を受け、李星光局長は、何度も彼のところへ行き、汚職の実態を報告させていた。王剣波は前途を悲観し、怨みを募らせ、殺害を思い立った。4歳も下の人間に文句を言われ、また、局長とマネージャーと言う圧倒的な役職の違いも恨み辛みに繋がっていった筈である。
26万元はたぶんワイロで溜め込んだものだ。この殺された局長が清廉潔白な人物だったのかは分からないが、43歳で局長となるからには、目鼻が利くに違いない。李星光局長はまさに「ワイロで殺された局長」として名前が残るであろう。
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