写真はスリッパを投げたAhmed al-Jumaili(30)、重体には見えない/daylife2009/9/17より
http://www.daylife.com/photo/0dCTeyMeaHaIo?q=Ahmed+al-Jumaili
【アンバール県ファルージャ】9月16日、パトロール中の米軍に向けてスリッパを投げたAhmed al-Jumaili(30)が米兵に銃撃された。米軍は男の投げたものが手りゅう弾であると思い、自己防衛のために発砲したとの声明を出している。
胸部創傷を負ったAhmed al-Jumailiは、ロイターでは重体としているが、傷は軽そうに見える。AFPでは男は精神障害があったとも書いている。写真では判別できないが、釈然としない顔からは異常は感じられない。尚、17日のAFPでは男は死亡したと書いている。
また、ロイターもAFPもスリッパではなく、靴と記している。APはスリッパ、たぶん靴とした方が手りゅう弾に近いと思われるからだろうか?
スリッパ事件の前日には、靴投げ記者のムンタゼル・ザイディが釈放されている。Ahmed al-Jumailiはこの釈放報道に触発されたのであろう。
米軍は投げられたスリッパは回収しておらず、ファルージャの警察官はalの投げたものはスリッパ以外の何物でもないと匿名で記者に語っている。
いずれにしても、スリッパでも靴でもパトロール中の兵士に投げれば、撃たれるのは確実、靴投げ記者もその場で射殺されても文句は言えない。
平和な場所ではスリッパと爆弾は全く違うものだが、危険地区では投げられるものに差はない。間抜けなことを言っていると命がいくつあっても足らない。
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