写真は熊に襲われる25歳の男性/BackChina2009/11/26より、その他の写真もあり
http://news.backchina.com/2009/11/26/gb2312_65769.html
11月21日、スイスの首都ベルンの熊公園で精神障害の男性(25)がフェンスを越えて入り込み、フィンと言う名の熊に襲われた。熊は警官に胸を撃たれ、男性は救われたが、頭部と足を負傷し病院で手当を受けている。尚、熊も快方に向かっている。
同公園は1857年に開園し、10月25日に拡張新規オープンしたばかりだった。シベリアから2匹の熊フィン(4歳)とビエルク(9歳)を同公園に迎え入れた。1万平米の公園にたった2匹の熊がいるだけといささか寂しいが、そんなベルン市の自慢の公園で起きた残酷な事件、市民は複雑な思いであろう。ちなみにベルン市のシンボルは熊である。
今年の4月には、ベルリンの動物園で北極熊と泳ぎたいとフェンスを越えてプールに飛び込んだ女性が熊に噛まれて重傷負う事件も起きた。
今回の男性は失くしたポリ袋を探すために入り込んだと言う。新しい環境に熊も慣れていなかったのかも知れないが、いずれにしても動物の縄張りに踏み込んだ人間が悪い。そのために射殺されるのは理不尽だが・・・。
2008年7月に起きた金剛山観光での観光客射殺事件を思い出した。北朝鮮の縄張り(立ち入り禁止区域)に入った女性が北朝鮮兵士に銃撃され死亡した事件だが、平和ボケした人間に責任がある。なにせ、朝鮮戦争は休戦中であり、終わっていないのだから。
熊は本能で攻撃したが、北朝鮮兵士は銃撃するように教育されている。熊は撃たれたが、もし銃撃された人間が、北朝鮮兵士を撃ったならば、どうなるだろう?
平和ボケした人間には、国境など分からない。そこを越えるか越えないかで天国と地獄もありうるのだ。
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