写真は列車から乗り降りし、反対側へ行く通路、凹んでいる部分から向こう側の人のいる所まで乗客は渡っている。列車に轢かれたのは上の赤い楕円の部分/博訊2010/1/7より
http://www.6-4.net/news/gb/china/2010/01/201001070958.shtml
【湖南省衡陽市】2009/12/29、午前11時、祁東県風石堰鎮の駅で反対側へ渡っていた農婦の劉さんが列車に轢かれて亡くなった。
劉さんは毎日、二十数キロ歩いて炭を売りに行く。その帰りに線路を横断して事故に遭った。
駅では、劉さん自身に問題があるとして、損害賠償をせずに葬儀代として3000元のみを支払った。はじめは1000元しか払うつもりがなかったようだ。
中国の民法の123条には、損害が被害者の過失によるものであれば、民事責任は負わないとされている。また、鉄道交通事故応急救援及び調査処理条例には、線路上を歩く・座ることにより、起きた事故に関しては、鉄道企業に賠償の責任はないとされている。
つまり、勝手に線路を横断した劉さんが悪いのであって、駅側には責任はないというものだ。
ただ、この駅には、門もなく、通路もない。インフラ整備など全くない状態で、列車の乗客もみんな線路を横断している。
酷い話だ。轢かれた者が悪いということ?騙された奴が悪いという理屈とつながっているようだ。
風石堰鎮は香芋=タロイモで有名であり、日本にも輸出をしていると言う。
コメントする