写真はB型肝炎ワクチン接種後、嘔吐や気分の悪くなった子どもたち/博訊2010/4/24より
http://news.boxun.com/news/gb/china/2010/04/201004241301.shtml
【広東省掲陽市】4月22日、恵来県岐石鎮の坑仔小学校で84名の小学生にB型肝炎ワクチンを接種したところ、44名が嘔吐や腹部に異常を感じ、隆江人民病院へ入院した。
恵来県では、同ワクチンは11万本中、9万本は接種済みであり、ワクチンに問題はないとしている。ワクチンのロット番号は20091059-5で、有効期間は2012年9月1日まで、生産メーカーは深センの深圳一家生物制品有限公司で、規格は0.5ミリリットル。
記事には原因は書かれていない。考えられるのは、ワクチンの保存方法に問題があったこと。他には無許可ニセワクチンが紛れ込んでいたこと。どちらも実績?がある。
山西省では3年前からB型肝炎ワクチンなどを接種後、100名の児童が死亡したり後遺症が残ったりしていることが2010/3に報道されている。この時の原因は、北京華衛時代医薬生物技術有限公司の職員が冷蔵保存すべきワクチンを数十時間高温と太陽光にさらしたため、ワクチンが変質し接種した児童に異常が出た。
また、江蘇延申生物科技が製造した狂犬病用のワクチンに異物を混入させ検査数値をクリアさせていたメラミンミルクのワクチン版の事件も起きている。これも2010/3に被害者は100万人との報道がされている。
これに無許可偽ワクチンが加わり、中国人の間ではワクチンに対する不信感が強くなっている。
但し、今回のB型肝炎ワクチンであるが、中国では9300万人ものB型肝炎ウィルスキャリアがおり、B型肝炎患者は2000万人もいる。こうして進行した肝硬変や肝臓がんで毎年28万人が亡くなっている。
B型肝炎は性交渉でも感染する。日本で開発されたB型肝炎ワクチンにはB型肝炎ウィルスは使われていないので安心だ。但し、3回の接種が必要なのと効果は4~5年位だと言う。
今回のB型肝炎ワクチンは、ワクチンに問題がないとしているが、ワクチンを調べもせずにそんなことが言えるのか?ワクチンに問題がないとしたら、何に問題があるのだ。ひょっとすると問題は、中国人の根本的なところなのか?
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