写真はЛюдмилу Алексеевуリュドミラ・アレクセーエワさん(82)が殴られた瞬間/РИА НОВОСТИより
http://www.rian.ru/incidents/20100331/217477036.html
同サイトには映像もあるが、人が多すぎてよく分からない。メディアが必死に犯人の写真を撮っている様子が分かる。人権家よりも犯人の方が重要?
この事件のすぐ後で、リュドミラ・アレクセーエワさんはインタビューで、「ある男が明らかに私を待っており、私に近づくなり『おまえ、まだ生きてんのか?』と言って、私の頭を殴った」と答えている。
犯人は現場で「ロシア正教の愛国者」と叫んでおり、スターリン批判の急先鋒であるリュドミラ・アレクセーエワさんに攻撃を仕掛けたと思われる。
ロシア国民の中には強いロシアを求めるあまりスターリンの復活を支持する向きもあり、こうした無差別自爆テロが起きるとよりその傾向が強くなる。報復が報復を呼び、紛争から戦争となる。それを意図したテロとすれば、黒幕は?
リュドミラ・アレクセーエワさんは旧ソ連時代に反体制派の地下出版活動に携わり、米国で13年の亡命生活を送った。1991年に帰国、旧ソ連の人権を告発するためにつくられた人権団体「モスクワ・ヘルシンキ・グループ」の代表となり現在に至る。2009年には欧州議会から人権活動の功績を認められ、「サハロフ賞」を受賞している。
【IZA4/1-モスクワ地下鉄テロ 追悼の82歳人権活動家が殴られる】
【モスクワ=遠藤良介】ロシアのラジオ局エホ・モスクブイによると、モスクワの連続自爆テロの現場となったパルククリトゥールイ(文化公園)駅で31日夜、犠牲者追悼のために花を手向けていた著名な女性人権活動家、リュドミラ・アレクセーエワさん(82)が男に頭部を殴打された。
男は現場で警官に取り押さえられた。「ロシア正教の愛国者」を名乗っているという。アレクセーエワさんはロシア南部の北カフカス地方での、治安機関などによる人権侵害を批判している。
以下は同ニュースのNYTimes版
Russian Rights Advocate, 82, Attacked in
http://www.nytimes.com/2010/04/01/world/europe/01moscow.html
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