写真は狙撃された直後の写真、頭を撃ち抜かれている/NYTimesより、10枚の写真あり
http://www.nytimes.com/slideshow/2010/05/13/world/asia/0513-THAI-2.html
1枚目と3枚目は、撃たれる直前に撮られたものと思われる。
『少将の横に立って取材していた日本人フリーカメラマンは、「撃たれた瞬間、カティヤ氏から火花が上がったように見えた」と話す。別のフリーカメラマンは、「銃声は1発。少将の左側頭部に当たった」と語った』読売新聞より
カティア少将の会見は、狙撃を防ぐために周囲のビルにスポットライトを浴びせ、万全を期しての発表だったと言う。場所はルンビニ公園とラマⅣ世通りの石段とされている。
以下は狙撃現場のグーグルマップ衛星写真↓
確かに周囲に2本の高いビルがあり、ここからの距離なら300m以内であり、狙撃兵ならば外さない。
【IZA5/14-NYタイムズ記者が至近距離で目撃 タクシン派将軍狙撃】
【ニューヨーク=松尾理也】タイの首都バンコク中心部の公園内でタクシン元首相派の指導者、カティヤ陸軍少将が狙撃された事件で、米紙ニューヨーク・タイムズは13日、同少将が撃たれた際、同紙記者がインタビュー中だったことを明らかにした。
インタビューを行っていたのは、同紙のトーマス・フラー記者。狙撃の際、カティヤ少将と同記者との距離はわずか60センチほどだったという。
フラー記者は米CNNテレビのインタビューにも答え、「向かい合ってのインタビュー中に、銃弾が彼の額を撃ち抜いた。あまりに近寄っていたので、まるで自分の頭を銃弾がかすったようだった」と述べた。
当時、カティヤ少将は立って身ぶり手ぶりを交えながら話しており、頭部も小刻みに動かしていたという。その中で正確に額を打ち抜いた狙撃者は、極めて高い技量の持ち主だったとみられる。
フラー記者の署名によるニューヨーク・タイムズ電子版記事によると、「花火のような大きな音が聞こえたかと思うと、少将が地面に崩れ落ちた」。目は大きく開かれたままで、周囲の支持者が「セー・デーン(同少将の愛称)が撃たれた」と叫びながら病院に運んだ、という。
狙撃される直前の言葉は、「軍はここ(デモ隊の占拠地域)には入ってくることはできないよ」だった。同少将は9日にも同紙のインタビューを受けており、4月にバンコクで起きた連続爆発事件への関与を問う質問に対し、笑いながら「否定する」と答えていた。
コメントする