写真はRPP紙より、襲われた車両には「RODOLFO TORRE」のネームが入っている
犯行現場の全景↓
【メキシコ・タマウリパス州】6月28日午前11時頃、タマウリパス州知事有力候補のロドルフォ・トレ氏と四名のボディーガードを乗せた2台の自動車が、シウダード・ビクトリア空港に入ったところで、武装組織に襲撃され、ロドルフォ・トレ氏を含めて全員が射殺された。
麻薬カルテルの犯行と見られており、2000年に政権交代後(71年の長期政権の制度的革命党(PRI)より国民行動党(PAN))、力を戻してきたPRI有力候補の殺害により、麻薬カルテルの力を誇示したものと見られている。
タマウリパス州はメキシコでも麻薬組織から被害を多く受けている州のひとつ、地元のマスコミは毎日起こる麻薬組織の抗争による殺害は取り扱っていない。
政治的テロではなく、単なる犯罪者集団の挑発を政府はどう対処するのか?7月4日に行われる州知事選は、同情票も集り、PRIに利すると思われる。
やりたい放題の麻薬組織の今回の殺人事件は、メキシコの経済にも影響を及ぼしそうである。
ロドルフォ・トレの映像↓
Rodolfo Torre Cantú por Tamaulipas
http://www.youtube.com/watch?v=KgcZfnSf3rI
ロイターの報道(日本語)
メキシコで州知事選の有力候補射殺、麻薬犯罪が市場にも影響
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16047120100629
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