■唸声中国/強制執行中に硫酸、裁判官と執行官が重度のやけど

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写真は司法官が硫酸をかけられた現場/YouTubeより

广西六法官遭硫酸 法院院

http://www.youtube.com/watch?v=4hqsLnpgIpA

 

【広西省梧州市】6月8日午前8時50分、新興2路竜山里54で強制執行を行っていた6名の司法官が、退去を拒む住民から硫酸をかけられ、2名が重傷を負った。

 

強制執行の対象となっているのは、陳宏生と妻の廖鳳娟、両名は383528元≒112万円の支払をせず、債権者から家を差し押さえられ、競売にかけられていた。この競売により、債権はゼロとなったが、二人は家を動かない。

 

そこで、同日、長州区の裁判所の公安と所轄警察の公安が50名で強制立ち退きに向かった。初めに三階のベランダにいた廖鳳娟は裁判所の人間を罵り、飛び降り自殺を図ったが、何とか説得に応じた。しかし、陳宏生は二階から二度に渡って硫酸を強制執行者達に浴びせかけた。

 

長州区裁判所の廖克東法院長と執行局の呉志斌局長が3度のやけどを負って重傷。特に廖克東法院長は熱傷面積が50%と危険な状態である。呉志斌局長は熱傷面積15%、二人共に失明の可能性もある。

 

陳宏生と廖鳳娟は公安により、その場で逮捕されたが、実行犯の陳宏生は無期懲役か死刑となる可能性もある。

 

先日は、裁判所で判決を不服とした保安隊長が裁判所内で裁判官を三名射殺し自殺している。この時もこの保安隊長を英雄扱いしている。今度も、硫酸夫婦を英雄と呼ぶ書き込みもある。

 

标题: 梧州人民的大英雄 宏生、廖娟夫

表于 2010-06-08 21:29  mj7

宏生、廖娟大英雄学,致敬!梧州三百万人民支持你。你民除害!

 

中国の裁判所は金持ちの味方であり、庶民の敵との考えが根底にはあるようだ。公平公正が求められる裁判もコネと金次第と実に汚い。北京や上海を除けば、地方都市で日本人が提訴しても、まず勝つ見込みはない。

 

今回の件は、政府もかなりショックを受けている。写真の記事は次々と消されている。硫酸事件の拡大を恐れてのことだ。

 

この国は常に爆弾を抱えている。

 

以下はAFPの記事だが、何だか全然違うなぁ・・・。

 

AFP6/10-裁判中に判事6人に硫酸、男女を逮捕 中国】

中国国営英字紙・環球時報(Global Times)の9日の報道によると、南部の広西(Guangxi)省でローン返済をめぐる裁判中に、被告の男女2人が突然、6人の判事に硫酸を浴びせかけ、判事2人が重傷を負う事件が起こった。

 

被告の2人はカップル同士と報じられている。裁判長ともう1人の判事が3度の熱傷を負った。2人とも失明の危険もあるという。被告は拘束されたが動機は分かっていない。

 

中国では前週にも中部で、離婚訴訟をめぐって怒った男が裁判所の中で発砲し、判事3人が死亡、同3人が負傷する事件が発生したばかり。(c)AFP

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2010年6月10日 18:30に書いたブログ記事です。

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