●唸声メモ/ブラジルの美術館は警備があまい?白昼堂々、ブラジル有名画家の絵画盗難!

| コメント(0) | トラックバック(0)

写真は盗まれたポルチナリの絵画「Enterro=埋葬」/VEJAより

Quadro de Portinari é levado de museu em Olinda

http://veja.abril.com.br/noticia/celebridades/quadro-da-serie-azul-de-portinari-e-levado-de-museu-em-olinda

 

写真は盗難にあったオリンダのMAC-PE美術館/VEJAより

 

7月14日午後5時半、ブラジルの大西洋に面したオリンダ(ポルトガル語で「嗚呼美しや」を意味する)MAC-PE美術館で、警備員が閉館のチェックをしていたところ、絵画の額縁が壁に掛けられているのを発見した。この額縁はポルチナリの「埋葬」のものであり、同絵画が盗難に遭ったことが分かった。

 

この絵画は、ポルチナリの1959年の作品で4号サイズ(24cm×33cm)、8年前で60万レアル≒2985万円と評価されており、上記記事によれば、現在の価格は80万レアル~150万レアル≒3980万円~7462万円の価値があるとされている。

 

犯行のあった14日水曜日は、署名した訪問客はたったの17人であり、犯人が署名などするはずもないが、入場者はたぶん50名にも満たないであろう。開館時間内の犯行であり、入場窓口の職員はきっと犯人の顔を見ている筈だ。出入り口は二つだけであり、それに安心したのか、監視カメラも防犯装置もない。

 

同館の開館時間は、火曜日から金曜日までは午前8時から午後6時、土日は午後2時から午後5時半まで、この美術館は1765年に建てられた宗教刑務所で一階には、黒人と魔女が収容された。1966年から現在の美術館に改装されている。

 

2007年にもポルチナリの絵が盗まれている。どうやら、この時も彼の絵を狙ったようだ。

■唸声ブラジル/他の高価な絵に目もくれず3分間の犯行で盗んだものは?

http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/429195/

ピカソはおまけに盗まれた・・・

 

IZA7/16-ブラジルで6千万円相当の絵画盗難】

ブラジル北東部ペルナンブコ州オリンダの現代美術館で展示されていた同国の画家、ポルチナリの絵画1点が14日盗まれ、警察当局が窃盗事件として捜査を始めた。同美術館が15日、明らかにした。地元民放テレビ・グロボなどは約120万レアル(約6千万円)の価値があると報じた。

 

ブラジルでは2007年にもピカソやポルチナリの絵画がサンパウロの美術館で盗まれる事件があった。ここ数年、美術品の窃盗事件が増えており、各美術館の警備態勢が甘いとの指摘もある。

 

オリンダの美術館内には防犯カメラや警報装置などはなく、警備員が監視していただけだった。(共同)

 

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://gakugo.net/unarigoe/mt-tb.cgi/2681

コメントする

唸声


世界のニュースネタをお届けします。映像や写真、色々な国の新聞もご紹介します。笑いあり、涙あり、グロもあり!世界には我々日本人の知らないことがいっぱいあります。

このブログ記事について

このページは、唸声が2010年7月16日 19:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「●唸声メモ映像/サー・チャールズ・マッケラス逝去」です。

次のブログ記事は「■唸声中国/今度はサメ叩きか?」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ