写真は全裸女性が11回から飛び降りる瞬間/網易論壇2010/9/30より
http://bbs.news.163.com/bbs/photo/188241976.html
その他の写真は↓
http://www.3xyh.com/content.asp?id=2999
【安徽省合肥市】8月9日午前11時11分、蜀山区石台路新華学府春天23棟の11階より全裸の女性が飛び降り自殺を図った。幸い、消防隊による救助エアクッションの上に落ちたため命に別状なく精神病院へ運び込まれた。夫と喧嘩をしたとか言われているが、原因は分かっていない。いずれにしても全裸の飛び降り自殺は精神に異常を来たしていたとしか思えない。
中国の自殺の特徴としては、<中国自杀者呈现四大特点2010/8/30>
1. 農村の自殺率は都市より高く、女性の自殺率は男性より高い
2. 自殺者の58%は農薬或いはネコイラズを服用する。服用した自殺者の75%は自宅に農薬或いはネコイラズを保管している。
3. 自殺者の27%は過去に自殺未遂を起こしている。自殺者の親友の47%は自殺をしている。
4. 自殺者の63%は精神病を患っていたが、医師の診察は10%も受けていない。
http://www.eeloves.com/culture/12648
中国における1990年より2002年の自殺企図者14,771例の年齢中央値は29歳(10―97歳)で、女性(10,492例)は男性(4,279例)より2.5倍多く、全体の2/3(9,676例)は15―34歳の若年成人であった。約90%(13,433/14,771例)が服毒自殺を試みており、7,973例(54%)は抗不安薬などの薬剤、4,103例(28%)は殺虫剤を摂取していた。<参照:財団法人国際医学情報センター>
http://www.imic.or.jp/mmwr/backnum/5322.html
都市部に住む70~74歳の年間自殺率は、1990年代には10万人中13人だったが、2002~08年には同33人と急激に増えた。再開発計画で自宅が取り壊されることになり、別の場所に移住させられることが大きな要因だと見ている。一方で農村の女性の自殺が減っている。都市部への人口流入により農村部の女性が家庭内の従属的な立場から解放されていることが原因と見られている。<AFPBB News 2010/9/28>
三つの記事から類推してみるが、如何せん中国の自殺に関する最新情報がない。年間に28.7万人が自殺しているとされているが、これは1995~1999年の調査であり、10年間も経てば変わるであろう。特にこの10年間は中国にとっても大きな変化があった年である。
58%の服毒自殺に関しても、農村部の自殺者が減り、都会に移れば、農薬やネコイラズも手軽なものではなくなる。貪官の自殺にしても連続自殺者の出た富士康にしても、死因は飛び降り自殺だ。毒を煽り一人静かに死ぬスタイルから、大騒ぎしてビルから飛び降りるスタイルへと変化している。失礼ながら、後者の方が中国的と思える。
富士康のように報道されるたびに自殺者が続いたケースもある。中国では飛び降り自殺が死因のNo1だと報道されれば、これに輪をかけて飛び降り自殺が増えるだろう。自殺白書など怖くて発行できないのが現状か。
ちなみに、自殺の原因であるが、経済的問題、重度の身体疾患、夫婦間の争いがほとんどの理由のようである。
悪さをして捕まった中国船の船長に対して、あれだけ中国公民を守ると公言した温家宝首相はこの自殺問題をどうクリアするのだろう。
中国船の船長の妻も夫が帰らなければ、自殺すると言っていた。ご本人は抗議の自殺だとしていたが、工作員の妻であれば、組織に殺されても広義の自殺となるだろう。同様に貪官の自殺も広義の自殺である場合が多い。
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