●唸声メモ/世界で最も貴重な本

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「アメリカの鳥類」↓写真と記事はdaily mailより(2010/9/11)

http://www.dailymail.co.uk/news/article-1310641/Something-crow-Beautiful-book-scale-bird-paintings-19th-century-set-net-cool-6m-Sothebys.html

この本が描かれた18271838年のアメリカの歴史の中で、メキシコ領テキサスでテキサス共和国樹立が1836年である。

 

下記はサザビーズの詳細↓2010/12/7 10時より ロンドン

http://www.sothebys.com/liveauctions/event/Hesketh_Brochure.pdf

これによれば、シェークスピアの「The First Folio(1623)」は100万~150万ポンド≒1億3300万~2億円、John James Audubonの「The Birds of America(1827–1838)」は400万~600万ポンド≒53300万円~8億円

 

もしも中国人の金持ちが落札したとしたら・・・?

 

IZA9/29-「世界で最も貴重な本」競売へ 英文学史の至宝 予想価格1億3000万円】

 世界で最も貴重な本とされるウィリアム・シェークスピア(1564~1616年)の「ファースト・フォリオ」とジェームズ・オーデュボン(1785~1851年)の「アメリカの鳥類」が12月7日にロンドンで行われるオークションに出品される。世界で最も貴重な本は、世界で最も高価で重要で美しい本、でもある。競売元のサザビーズは「アメリカの鳥類」の落札額は400万~600万ポンド(約5億3000万~約8億円)、「ファースト・フォリオ」は約100万ポンド(約1億3000万円)と予想しているが…。いよいよ読書の秋到来。先人の知識が詰まった一冊をお手元にいかが、なんて。

 

■シーン1 

 イギリス文学史で最も画期的で、最も重要な本-。

 

 オークションに出品されることになったイギリスの詩人で劇作家、ウィリアム・シェークスピアの2つ折り本「ファースト・フォリオ」初版本は、文学関係者やオークション関係者の間でこう称されている。

 

 「ファースト・フォリオ」は本の体裁のことで、紙の裏表に計4ページ分の原稿を印刷し、2つ折りにして閉じた本のことを指している。タイトルは正しくは「シェークスピア氏の喜劇、史劇、そして悲劇」。シェークスピアの戯曲をまとめた最初の戯曲集として知られる。

 

 この作品は、その死から7年後の1623年に750部刊行された。シェークスピアが単独か共同で書いたと考えられている戯曲39作品のうち、「マクベス」「お気に召すまま」など36作品が収められている。

 

 競売大手サザビーズなどによると、750部のうち現存が確認されているのは219部。そのうち個人所有は3部。2006年にそのうちの1部がオークションに出され、過去最高金額の320万ポンド(約4億4000万円)で落札された。

 

 今回オークションに出品される本は3ページほど失われているものの、落札額は100万ポンドと予測されているという。

 

■シーン2 新たな所有者待つ「1000羽の鳥」

 アメリカの鳥類研究家、ジェームズ・オーデュボンの「アメリカの鳥類」は1827年から1838年にかけてイギリスで販売された。

 

 オーデュボンは北アメリカを中心に旅し、約12年の歳月をかけて完成させた。約500種約1000羽の鳥たちが、435枚の彩色銅版画で描かれている。ほとんどが実物大。90センチ近い大きさの鳥も描かれており、今にも飛び立ちそうな生命力にあふれている。

 

 オーデュボンは当初、アメリカで出版を試みたが、金銭問題などから出版を断念し、1826年にイギリスに渡った。その翌年に刊行にこぎつけ、裕福なコレクターを対象に販売された。オーデュボンの“野外生活者”のイメージと鳥たちの生き生きとした姿が人々に強烈な印象を与え、当時のイギリスで大評判になった。

 

 印刷されたのは全部で119部。そのうち、108部は美術館などに収蔵されており、個人所有は少ない。2000年に出品されたものは、570万ポンド(約7億3800万円)で落札された。

 

 今回売りに出されているのは通し番号11。オーデュボンが、古生物学者のヘンリー・ウィザム(1779~1844)に売ったものとされている。

 

 「この世界でも最も貴重だとされる2冊が同時に売りに出されることは驚くべきこと。もしかしたら、もう2度とめぐってこない出来事かもしれない」

 

 サザビーズの書籍担当、デービッド・ゴールドソープ氏はAP通信の取材に対して、こうもらした。(文:宮田奈津子/SANKEI EXPRESS)

 

■世界で最も貴重な本 希少価値の高い美術品や切手、ビンテージワインなどの売買で知られるポール・フレーサー・コレクティブルズ(英国)は今年6月、世界で最も貴重な本トップ5を発表した。

 

 1位はイタリアの芸術家、レオナルド・ダビンチ(1452~1519年)が晩年に執筆した天文学などに関する考察「レスター手稿」。72ページにわたる自筆原稿で、現在は約40億5000万円の価値があるとされている。1994年にマイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏が購入した。

 

 2位はドイツ君主ハインリヒ12世(1129~1195年)がベネディクト会修道士に書かせた福音書で「ハインリヒ獅子公の福音書」。4つの福音と50の細密画で構成されており、約23億5000万円の価値と推定されている。3位は1215年に制定されたイングランド憲章「マグナ・カルタ」。現存する17部のうち個人所有の唯一の写本が2007年、約19億6000万円で落札された。

 

 そして4位が、「アメリカの鳥類」。5位が「ファースト・フォリオ」となっている。

 

 

 

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このページは、唸声が2010年9月29日 13:15に書いたブログ記事です。

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