▼唸声の気になる写真/スウェーデンの移民連続殺人犯の顔

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写真はペーター・マングス容疑者(38)、スウェーデンでのいくつかの未解決の殺人事件の調査でマルメの1件の殺人と5件の殺人未遂で起訴された/ノルウェーNettavisen紙より

Kan koples til flere drap/Politiet etterforsker nå om den siktede Peter Mangs i Malmö-saken, kan koples til flere uoppløste drap. =複数の殺人事件に関連/警察は現在、ペータ・マングス容疑者が、マルメでのいくつかの未解決の殺人事件に関連しているかどうかを調べている。

http://www.nettavisen.no/nyheter/article3024509.ece

 

IZA11/12-【今、何が問題なのか】移民連続銃撃事件】

 スウェーデン第3の都市マルメで、バルカン半島や中東、アフリカからの移民を標的とした連続銃撃事件があり、犯人の男(38)が逮捕された。銃撃は確認されたものだけで昨年10月以降15件あり、移民らが不安を訴えていた。国連の人権専門家は、いま最も陰湿な差別の矛先を向けられているのは移民であると指摘している。きょうのテーマは「移民連続銃撃事件」とした。

 

 マルメはデンマークの首都コペンハーゲンと海峡を隔てて向き合うスウェーデン南部の港湾都市。いまはITや金融が主力だが、かつては貨物船、潜水艦を造る造船業で知られ、外国を含む各地から労働力を集めた。人口30万のうち40%を移民や移民2世が占める。

 

 ■1年あまりで15件

 昨年10月、停車中の車のカップルが銃撃され、女性(20)が死亡、男性が大けがをした。男性は移民で麻薬密売罪で服役していたが一時帰宅が認められ、ガールフレンドと過ごしていた。マルメにはバルカン系の複数のギャング団があって抗争を繰り広げている。いかにもそれらしい事件だった。連続銃撃事件で唯一の死者となったこの女性は移民でなく、北方ゲルマン系のスウェーデン人だった。

 

 大みそかには、モスク(イスラム教の礼拝所)に銃が撃ち込まれる事件があった。今年になって、ジャマイカ系やソマリア系の移民らがナイトクラブ前やバス停などで銃撃され、負傷した。経営する洋服仕立ての店に銃を撃ち込まれたイラン系の男性(57)は店外に飛び出し、撃った男をいったん捕まえたが、頭突きをくらい取り逃がした。

 

 カップル銃撃事件で使われた銃は、移民が標的になったこれら一連の事件で使われた銃と同一のものであることが判明した。これは「ギャング団の抗争」でなく、「移民連続銃撃事件」だった。15件が確認され、負傷者は多数に上った。

 

 ■極右政党に議席

 現地からの報道によると、スウェーデンの警察は11月7日、記者会見し、住民の通報を手がかりに、連続銃撃事件の犯人を割り出して居場所を突き止め、前日夕、住まいである市内のアパートで逮捕したと発表した。容疑は1件の殺人と7件の殺人未遂。この男は銃の免許を所持しており、前科はなかった。容疑を否認しているという。

 

 国連人権理事会のギツ・ムイガイ特別報告者(人種差別と外国人排斥、関連の不寛容担当)は11月1日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、「欧州や米国、その他の地域で、いま最も陰湿な差別の矛先を向けられているのは移民である」と指摘した。差別を受けているのは特定の民族、宗教でなく、移民という枠でくくられる人たちだというのだ。

 

 ムイガイ氏はケニアの法律家で、国連総会に対して同趣旨の報告を行った。

 

 たしかにこのところ、移民排斥あるいは移民への不寛容が世界各地で目立つ。ムイガイ氏はとくに米アリゾナ州の不法移民摘発強化の新法(連邦地裁が差し止め、控訴中)に言及し、人権の侵害だと非難した。

 

 欧州では、フランスでイスラム教徒の女性が顔や体を隠すための衣装、ブルカを事実上禁止する法律が成立し、ドイツのアンゲラ・メルケル首相(56)は、トルコや東欧からの移民を迎えて目指したドイツの多文化主義は「完全な失敗だった」と発言した。モスク建設反対運動は欧米の各地で起きている。「移民連続銃撃事件」はそうした時代の雰囲気と無縁ではなさそうだ。 (編集委員 内畠嗣雅(うちはた・つぐまさ)/SANKEI EXPRESS

 

ペーター・マングス容疑者はグロックの9mm口径の拳銃のライセンスを持っており、その銃が他の殺人事件でも使われていたのを警察が掴んでいる。

 

以下のデータによれば、スウェーデンの外国人比率は5.9%、移民問題で騒動の多いフランスの5.8%よりも多い。ちなみにわが国は1.3%である。

http://www.guardian.co.uk/news/datablog/2010/sep/07/immigration-europe-foreign-citizens/print#data

 

メルケル首相は「ドイツの多文化主義は完全な失敗だった」と発言しているが、ドイツの外国人比率は8.8%と高い。

 

ノルウェーはノーベル平和賞で中国ともめているが、その他のノーベル賞が決められるスウェーデンでは移民が銃撃されていた。移民連続殺人事件の被害者に中国人がいたらどうなっていただろうか?

 

中国人はどこの国でもその国には打ち解けず、華人文化圏を形成する。それが地元民を刺激する場合も多く、対立となる。欧州でもフィンランドのように銃の所持も緩やかな国もあり、小競り合いが起きれば、死人も出る。

 

中国も昔の中国ではない。経済も発展し、軍事力も侮れない。こうした国になったのだから、どうぞ、自国で頑張っていただきたい。その為の共産党もあるのではないか?しかし、共産党に逆らうと人権も自由もなきに等しい国では他のまともな国に脱出したい気持ちも分かる。

 

日本も中国とは違った意味でおかしくなってきつつあるが・・・。

 

 

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このブログ記事について

このページは、唸声が2010年11月12日 13:00に書いたブログ記事です。

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