下記の映像には気分の悪くなるシーンが含まれています。ご注意ください。
写真は泣いて許しを請う女性と鞭を打つ警官/YouTubeより
http://www.youtube.com/watch?v=GfZfRCYNJKI&feature=related
写真は同僚が女性に鞭打ちをするところを見て笑う警官 こうでもしないとスーダンの秩序が保たれないのか? そう言えば、スーダンと中国の密接な関係も気になる。まさか、ムチもメイド イン チャイナだったりして・・・。 【IZA12/29-〈海外事件簿〉「路上でムチ打ち」動画流出 スーダン】 アフリカのスーダンで最近、ズボンをはいていたことを咎められた女性が、路上で警察官とみられる男たちからムチ打ちを受け、その様子をとらえた映像がインターネット上に掲載された。スーダンでは日常的に行われているとされるムチ打ちの「動かぬ証拠」が表に出たことで、政府に対する非難がいっそう強まっている。(カイロ 大内清) ■笑いながら… 「やめて!」 周囲に野次馬が集まる中、全身を覆う黒い外套に黒いスカーフをかぶった女性が、泣きながら路上にひざまづいて嘆願する。しかし、青っぽい制服を着た警官らしき男たちは女性の叫びを無視し、背中や足に何度もムチを振り下ろす-。 動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載された映像の一部だ。カメラを向けられた制服の男の一人は照れくさそうに笑い、顔を隠そうとはしているものの、撮影そのものを制止しようとはしておらず、やましさは感じられない。正確な撮影日時や場所などは不明だ。 イスラム法(シャリア)に基づくとされるスーダンの法律では、「公序良俗に反する行為やふしだらな服装」を禁止する規定があり、違反者にはムチ打ちや罰金刑を科すとしている。今回のケースでは、女性が外套の下にはいていたズボンがそれに抵触すると判断されたのだとみられる。 だが、この規定はいくらでも拡大解釈が可能で、現場の警官らによって恣意的に運用されているほか、裁判もなしに刑が“執行”されることも少なくないといわれる。 ■届かぬ声 スーダンでは昨年7月、ズボンをはいていたことを理由に逮捕・起訴された女性ジャーナリスト、ルブナ・アフマド・フセインさんが、裁判を通じて法律の不当性を訴え、国際的な注目を浴びた。 フセインさんは結局、有罪判決を受け、一時、収監されたものの、国際世論への配慮からムチ打ち刑は免除されている。 その後、スーダンの人権状況に変化はあったのか。 フランス通信(AFP)などによると、今回のケースでスーダン政府は、女性がムチ打ちを受けることになった詳しい経緯などについて調査を行うと約束した。 ただ、当局側はその一方で、「刑の執行の仕方にミスがあった」として、女性へのムチ打ちそのものは妥当だったと主張。今月14日には、事件への抗議デモを行った女性ら数十人を拘束するなど強権的な姿勢を崩していない。 アムネスティ・インターナショナルなど国際人権団体は「非人道的な刑罰や法の運用が行われていることこそが問題だ」と、批判を強めているが、こうした声は、一向に政府の耳には届いていないのが実情といえそうだ。
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