写真は元凶となったHarles und Jentzsch社のロゴマークの書かれた飼料タンク/1&1より
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<Power to the Bauer=農家にパワーを>と書かれているが、力ではなく、ダイオキシンを与えてしまった
年初、ドイツの家畜飼料から、EU基準を最高で78倍も上回るダイオキシンが検出され、それを食べていた豚やニワトリ(卵)にも広がり、ドイツだけでなく、英国・オランダにも飛び火、中国・韓国まで禁輸措置をすることとなった。
当の家畜飼料メーカーであるHarles und Jentzsch社は1月12日に破産、損害賠償は同社の資産を売却しても足りないであろう。ちなみに同社の2008年のBS上の資産は930万ユーロ≒10億12百万円。売上は2000万ユーロ≒21億76百万、従業員15名。
同社の製造する合成脂肪は製紙業界をはじめ農業や飼料成分として供給されている。新聞には、廃油から合成脂肪を作っており、その中にダイオキシンが含まれていたとしているが、その廃油はどういうものなのか?石鹸なら分かるが、食品油脂として適切なのか?中国の地溝油なみに恐ろしい。地溝油の廃油?中国の所為だとするドイツ地元紙があったとか、分からないではない。
昨年の製造分3000トンとしているが、それだけなのか?もう食べてしまったのか?ドイツのソーセージはしばらく我慢だな。
【IZA1/13-ダイオキシン汚染問題で破産 ドイツの飼料原料メーカー】
ドイツで鶏卵や豚肉などが発がん性のあるとされるダイオキシンに汚染された問題で、原因となった家畜飼料の原料を製造した同国北部の企業「ハーレス・ウント・イエンチュ」は12日、資金繰りに行き詰まり地元の裁判所に破産申請した。
同社は、問題原料を最大3千トン生産。この原料が混じった飼料を使った農場の鶏卵などから基準以上のダイオキシンが検出されため、出荷が停止されていた。
地元警察当局はこの企業の安全管理などに問題があったとして捜査。国内の農業団体は、多数の鶏卵の回収などを余儀なくされ巨額の損失が出ているとして、同社に損害賠償を求める方針を示している。(共同)
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