写真は台湾版「人生別氣餒」の序文、桃園長庚醫院院長 黃美涓女史によるもの
http://www.books.com.tw/exep/prod/lookinside.php?item=0010504871#tt
桃園長庚醫院は台湾でも先進医療のトップ3に入る病院であり、台湾プラスチックの王永慶氏が、その父林長庚氏の名前を冠して作った巨大病院である。日本語を話せる医師もいるが通訳要、病院地下には50以上の店舗の入ったフードコートがある。ちなみに病人食ではない。
以下は病院のサイト、黃美涓院長の写真もあり
http://www.energypark.org.tw/topgoal/topgoal/upt.asp?maincid=146&p0=219&mId=4&CategoryId=122&sId=55
黃美涓院長は、はじめに台湾の百歳の元気で現役の老人を紹介している。
趙慕鶴氏は100歳だが、98歳で大学院修士(碩士)を取得した。孫江淮氏は105歳の司法書士(ネットでは109歳)、106歳の陳林緊女史は100年間一生懸命に働き9人の子を博士と碩士に育てたスーパーおばあちゃんである。そう、人生はくじけてはならないのだと強調する。それから、柴田さんのことを事細かに紹介し賞賛している。
次に台湾の少子高齢化の問題を取り上げ、柴田さんのように受動的ではなく能動的に活動することを薦めている。自身の病院の長庚養生文化村(老人ホーム)の宣伝をさりげなくし、「分相応に暮らすことが幸福をもたらす」ともしている。長庚養生文化村については以下で(日本語)
http://www.japandesk.com.tw/pdffile/143p6-7.pdf
最後に、医学界では、21世紀の三大疾病として「うつ病」を想定している。その病を避けるためにも「人生くじけてはならない」はとても重要なことであり、すべての人は生きていく力を探し当てなければならないとまとめている。いつまでも勉強することは大切なことだとして、「くじけないで」は感動の一冊であると結んでいる。
「うつ病」の人に「くじけないで」は禁句かもしれない。でも、日本がこんな状態だからこそ「うつ病」にくじけないで貰いたい。そうしないと日本が「うつ病」になってしまう。
【IZA6/22-柴田トヨさん、翻訳本が台湾でも話題】
台湾で翻訳出版され話題となっている詩集「くじけないで」の著者、柴田トヨさん(99)が26日に100歳を迎えるのに先立ち、台湾の李登輝元総統(89)から宇都宮市のトヨさん宅へお祝いメッセージ入りの翻訳本が届いた。
李氏は台湾版「人生別氣餒」(盧千恵訳)の表紙裏に「柴田トヨ様百歳誌慶 懿徳(いとく)延年 李登輝 二〇一一年五月」と揮毫(きごう)。懿徳とは立派な女徳をさす言葉で、柴田さんの100歳の誕生日を祝い、さらなる長寿を願っている。
「くじけないで」は昨年10月に韓国で、今年5月に台湾で翻訳出版された。
李氏の関係者と版元の飛鳥新社を通じて揮毫本を受け取ったトヨさんは「世界中の人に読んでもらうのが夢だったので韓国や台湾での出版は感無量。こんな偉い方にまで祝っていただけて…」と喜んだという。(台北 吉村剛史)
コメントする