写真はベッドに横たわる中国系イタリア人Pan Giovanniさん(23)/BackChinaより
http://news.backchina.com/viewnews-153012-gb2312.html
7月23日、Pan Giovanniさんは恋人のイタリア人Assunta Liguoriさん(22)と一緒に転落した高速鉄道D301に乗っていた。温州に住むPanさんの祖母を見舞うためにイタリアからやってきた。二人はD301の一両目と二両目の間にある電話でPanさんのイタリアの母親に電話をかけ、「もうすぐ温州だよ」と話している時に事故が起き、Panさんはブラックアウトした。
7月25日、病院のベッドで意識を取り戻したPanさんは、Assuntaさんのことを聞いた。彼女は中国語を全く話せない。Assuntaさんはこの事故で亡くなったのだが、イタリアから遺体を引き取りに来た彼女の両親は、重体で話すこともできないが生きているとPanさんに嘘をついた。
Panさんは頸椎骨折と頸髄損傷の重傷であり、それを彼女の家族が気遣ったのであろう。でも、真実を知るのも時間の問題である。
二人はナポリ東洋大学(1732年創立、欧州最古の東洋学)の学生、Assuntaさんの両親は今回の中国行きに反対していた。
中国へ旅立つ前の日、二人はPanさん宅で餃子を食べたとPanさんの父親が病院で話した。
このサイトは10名の負傷者の写真とともに一人一人の物語が短くまとめられている。事故の責任者を処罰しようとしまいと亡くなった方の物語はこの地で終わった。負傷した人のこれからの人生も大きく変化していく。
情報操作や言葉でのごまかしは、一時しのぎに過ぎない。二度と再発させないためにはどうすればよいかが、そこにはない。信号機会社も温家宝も厳罰に処すると耳触りのいい言葉を使うが、処罰すれば再発しないのか?まったく勘違いも甚だしい。
コメントする