▼唸声の気になる写真/温州新幹線事故、証拠は埋める?パワーシャベルキャンペーン?

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写真は事故車両を現場に埋めているパワーシャベル/BackChinaより

http://news.backchina.com/viewnews-152287-gb2312.html

 

この写真を見れば、証拠隠滅としか見えない。原因を解明するよりも証拠隠滅と中国のメンツにこだわる姿勢を表している。事故車両を保存して徹底分析するのが、今後の事故回避の絶対条件である。すなわち、また事故は起きる!

 

この埋設にはコマツや日立のパワーシャベルが使われていた。また、市民団体からクレームが来るのか???

 

しかし、「土を掛けた」のと「埋める」のでは全く違う。この写真を見れば、「土を掛けた」のではないことが分かる。いずれにしても、中国の新幹線には土がついた!

 

IZA7/26-証拠隠滅、メディア規制…中国鉄道事故】

 中国浙江(せっこう)省温州(おんしゅう)市で23日夜に起きた高速鉄道の列車追突事故で、中国鉄道当局は25日午前、事故で不通となっていた浙江省寧波(ニンポー)-温州間の営業運転を早くも再開した。さらに当局は、高架橋から落下した追突車両の最前部を破壊して現場付近に埋める措置を施した。原因究明より早期復旧を優先させたい意図が浮き彫りとなり、インターネット上では「事故原因の隠蔽(いんぺい)ではないのか」との批判が高まり、日本の専門家も「ありえないことで論外だ」と驚きを隠さない。

 

 ■「信じられない」死者数

 新華社電によると、地元当局者は25日、死者が38人になったと明らかにした。24日に3人の遺体が現場で見つかったという。しかし、2本の列車に合わせて1400人前後が乗車し、このうち4両が高さ約20メートルの高架から落下する大惨事。ネット上の調査でも、死者数の数字は「信じられない」という声が圧倒的だ。浙江衛星テレビも25日、「(発表以外に)行方不明者がまだ多数いるもようだ」と疑念を呈した。

 

 現場では24日、事故を起こした2本の列車のうち、高架上に残った車両を撤去。また、落下した追突車両の最前部を油圧ショベルで破壊して、土中に埋めた。この措置について、24日深夜に温州市で記者会見した鉄道省の王勇平報道官は「(雨で)地面がぬかるんでいて作業に不便だった。先頭車両を埋めて土を掛けたのは、他の車両の処理に当たり、危険を回避する緊急措置だった」と述べ、証拠隠滅との見方を否定した。

 

 しかし、日本の専門家からは「技術は失敗から繰り返し学んでこそ進歩する。こんなことをしていたら再発防止にならない」(北海学園大の上浦正樹教授=鉄道工学)、「調査の観点からすれば現場保存は最も大事。車両を埋めるのは普通あり得ない」(運輸安全委員会の大倉正義広報室長)といった声が相次いでいる。

 

 ■国内メディアに規制

 また、中国のメディア関係者によると、事故について共産党中央宣伝部は国内メディアに対し、独自取材に基づく報道をしないよう求める通達を出した。「事故の報道は新華社の配信記事をそのまま使用し、(各メディアは)政府の懸命な人命救助や市民による自発的な献血活動など、プラス面のニュースを中心に報道するように求める。インターネット上の情報や書き込みは転電しないこと」という趣旨の通達を24日午前に出したという。当局の責任を問う声を封じ込める狙いがあるとみられる。ネット上では「生存者や遺体、遺留品が残っているかもしれないのに、なぜ急いで埋めたのか。殺人に等しい」といった書き込みが相次ぎ、当局への反発が渦巻いている。

 

 さらに、大事故からわずか1日半での運行再開も、常識では考えられない措置だ。2005年に107人が死亡する福知山線脱線事故を起こしたJR西日本のある社員は「あれだけの大事故の直後に、明確な安全対策も施さず運転再開させるとは…正直目を疑った」と打ち明ける。福知山線脱線事故では、現場で運行が再開されたのは、事故発生から55日後だった。

 

 中国政府は貧富の格差是正などに向け「和諧(わかい)社会(調和の取れた社会)」の実現を唱え、高速鉄道を「和諧号」と命名し国策として整備を進めてきた。しかし、「和諧」とは言いながら、命の重さを置き去りにしてきた延長線上に起きた象徴的な事故といえるかもしれない。

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2011年7月26日 07:47に書いたブログ記事です。

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