写真①は南シナ海海底への五星紅旗を掲げる中国深海探査船「蛟龍号」、②は南沙ミスチーフ礁の中国の建造物(漁民のセーフハウスだと称している)2003/11フィリピン空軍撮影、③は4日間の試験航海を終え、8/14、大連に帰還した中国海軍空母、④は米海軍空母ワシントン甲板上のF16 F18/BackChinaより
http://news.backchina.com/viewnews-155485-gb2312.html
以下の米国評論誌Foreign Policyをもとに書かれている。
【ForeignPolicy8/15-The South China Sea Is the Future of Conflict】
http://www.foreignpolicy.com/articles/2011/08/15/the_south_china_sea_is_the_future_of_conflict
超要約
南シナ海が21世紀の戦場となり、中国は二世紀に渡る汚名をそそぐであろう。
東アジアは東北アジアと東南アジアに区分され、東北アジアは朝鮮半島の問題であり、東南アジアは南シナ海の問題である。東北アジアは冷戦状態が陸地で依然として続いているが、東南アジアの南シナ海も既に冷戦に入ったと見ている。この南シナ海には、中国・ベトナム・フィリピン・インドネシア・マレーシア・シンガポール・インドと数十億人もの人が関与することになる。
南シナ海を通るタンカーはスエズ運河を通るタンカーの5倍ものの量を運んでいる。中国は80%、日本は60%、韓国は66%の原油が南シナ海を通っている。
米ソ冷戦期に引かれた軍事前線が南シナ海にも引かれるだろう。中国の海軍兵力拡張に対して南シナ海周辺国は米国兵力を頼り、均衡を保とうとする。米国兵力が中東地区と分割されたとしても、依然として米海軍兵力は中国に比べて優勢である。
しかし、中国の軍事拡大は、米国のアジア覇権に強い影響をもたらすであろう。
上記4枚の写真がこの評論誌の内容を物語っている。我が国も中東の石油依存国であるために無関係ではない。おそらく、中国は南シナ海の制覇と合わせて、台湾へもちょっかいを出す筈である。中共のこの構想はカンのように最近思いついた訳ではなく、スケジュールに従って事を進めてきた。
高速鉄道事故は想定外であったかもしれないが、中共の内なる敵を排除できたと考えている。但し、ここまで問題が大きくなるとは思いも寄らなかったことであり、反日で国民を統一できなければ、南シナ海・台湾で紛争を起こし、人心を掌握する以外に方法はないと考えているかもしれない。
いずれにしても、ひとたび南シナ海で紛争が起これば、我が国への原油供給にも問題が出る。民主党政権が原発を凍結させ、原油が入らなければ、我が国の電力はどうなるのか?現実的に考えなければならない。風力や太陽光発電でどれだけの電力が供給できるのか?
先日、ワールドビジネスサテライトで紹介された40万円もする傘風力発電機の発電量はたったの35wで扇風機も動かせない。
太陽光発電も東京ドーム7個分で発電できる量はたったの2万kw、東京都の消費電力は8/17現在のピーク供給量は5570万kwで、これを全て太陽光発電で賄うとすれば、東京ドーム19495個分つまり、911.48km2も必要になる。これは東京23区の1.47倍もの面積が必要となるのだ。現実的ではないことがよくお分かりであろう。それを強引に推し進めるには必ず何か裏がある。これも常識である。何せ、反日カンの考えなのだから。
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