写真は中央美術学院の元学生が描いた練習作だとの疑いがかかっているが、2010/6に約9億円で有名画家・徐悲鴻の作品《人体-蒋碧薇女士》として落札された/BackChinaより
http://news.backchina.com/viewnews-159689-gb2312.html
以下には徐悲鴻の長男である徐伯陽がこの絵を持った写真があり、キャンバスの裏には、この絵は亡き父徐悲鴻の真筆、亡父初期の作品、母の姿を保存する遺作であると書かれている。
http://collection.sina.com.cn/yhds/20110917/090538937.shtml
【IZA9/17-中国の8億円名画は、学生の練習作?】
中国の代表的な著名画家、徐悲鴻(1953年死去)が描いた油絵として昨年6月の競売で7280万元(約8億8千万円)で落札された作品が、教育省直属の高等美術学校、中央美術学院の元学生が描いた練習作品だったとの疑惑が広がっている。17日付の中国各紙が伝えた。
元学生らがこのほど、中国メディアに「自分たちの練習作品の一枚」と指摘したのがきっかけ。落札価格は徐悲鴻の油絵としては最高額とされたが、競売を実施した北京の会社は「責任者がいない」として真偽の確認を避けているという。
油絵は若い女性の裸体画で、徐悲鴻の元妻が描かれているとされていた。しかし、元学生らは、作品は1983年に授業で描いた一枚で、モデルは江蘇省の農村出身の女性だったとしている。(共同)
蒋碧薇は徐悲鴻の初めての妻であるが、妻の実家から結婚を反対されたため、1917年に日本へ駆け落ちをしている。1945年に分かれることになるのだが、二人には、長男・徐伯陽と長女・徐静斐の二人の子供がいる。上記の絵はいつ書かれたものなのかは確認されていない。
さて、本物なのか?元学生の練習作なのか?これだけの高額の価格が付いただけに中国人は注目している。万一、学生の練習作となれば、この画家の長男は詐欺に加担したことになる。
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