写真は精神病の息子鲍绍兵(38)を閉じ込めているトーチカ/BackChinaより
http://news.backchina.com/viewnews-168821-gb2312.html
【湖北省麻城市】亀山鎮万家湾村に住む黄其友の息子である鲍绍兵は4年前に女性を殴って、未だに寝たきりの状態の植物人間としてしまった。母親は、これ以上息子に暴力をさせないために、3000元を借りて、豚小屋のそばに5平米のトーチカを建て、そこに息子を閉じ込めた。この4年間は、入浴も理髪も着替えも一切していない。小さな窓から食べ物を入れるだけである。
息子は父親が自殺するまでは、内気ではあったが普通の若者であった。ところが、22歳の時、父親の自殺により、精神状態がおかしくなり、人に石を投げたり、棒で打ったり、危害を加えるようになった。医者は間欠性精神病であると診断、色々な医者に見てもらうが、一向に良くならない。
息子が外に出ないように鉄製の鎖で縛ったものの、その鎖を抜けて、他人を傷つけに行ってしまう。その度に母親は傷つけた人たちに医療費を払っていた。こんなことを何回も繰り返した後に2007年、女性を殴って植物人間にしてしまい、母親は思い余って、トーチカに閉じ込めることを考えたのだった。
息子はトーチカの中からいつも大声で叫び、それを聞き、母親は心を痛めるが、もし息子を出すと、また誰かを傷つけてしまうのが心配だと言う。息子の病気を善意の人に治してもらいたいと声も出さずに母親は泣いていたとこの記事に書かれている。
この暗くて狭い中に4年間もいたら、正常な人間でも精神に異常をきたす。精神病とのことで植物人間としてしまった罪は問われなかったのかもしれないが、母親は、「人道に対する罪」に問われる。
4年間、排泄物はどうなっているのだろう。想像しただけでも気味が悪い。万一、精神病院に入ったとしても、これだけ攻撃性のある患者だと一日中薬漬け状態にされるなぁ。
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