写真はローマ法王ベネディクト16世と40cmのキューバワニの子供/YouTubeより
【バチカン】1月11日、ローマ法王ベネディクト16世に40cmのキューバワニの子供が謁見した。この絶滅危惧IA類(絶滅寸前)のキューバワニは成長すると3m近くになる。現在、キューバ島にあるサパタ沼とフベントゥド島のラニエル沼にのみ生存しているが、アメリカワニとの異種交雑が進み、キューバワニの個体数が減少している。
ナショナルジオグラフィックによれば、キューバのアメリカワニの遺伝子を調べてみるとキューバワニに近いことも分かっており、異種交雑が予想以上に進んでいたことが明らかとなった。交雑種は強い個体が生まれるケースもあるが、遺伝子の混合により、一方の種が他方の種を絶滅させる恐れもあると言う。
アメリカワニがキューバワニと交雑し、キューバワニの個体数を減らしているが、遺伝子はキューバワニに近いとは、アメリカとキューバの関係と同じなのか???
キューバとアメリカの関係と言えば、米軍のグァンタナモ基地の収容所には、現在171名のテロ容疑者が収容されている。オバマ大統領は閉鎖令を出しているが、受け入れ側の問題もあり、現実的には難しい。人権団体がいくら騒いでも・・・。
【IZA1/12-ローマ法王に珍客 絶滅危惧のワニ】
ローマ法王ベネディクト16世は11日、水曜恒例の一般謁見で絶滅が危惧されているキューバのワニと“面会”した。
世話をするローマ動物園によると、このワニは推定3、4歳の子供で体長約40センチ。イタリア国内で違法に飼育されていたが、当局に押収され、昨年11月から同動物園に預けられている。
法王はことし3月にキューバ訪問を予定しており、ワニも同じ時期にキューバに返還されることから、動物園の約1200匹の動物を代表して法王に“お目通り”がかなった。
キューバワニという種類でキューバ西部にのみ生息、数が減少しており国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト」に掲載されている。(共同)
クロコダイル属のキューバワニは、クロコダイルの中でも陸生の傾向が最も強く、他のクロコダイルのように腹を地面につけて這うのではなく、しっかりと肢で体を持ち上げて歩行するのも特徴の一つ。
尚、わが国で、人に危害を加える恐れのある特定動物(ワニなど)を飼う場合には、動物種・飼養施設ごとに都道府県知事又は政令市の長の許可が必要である。
・無許可で特定動物を飼養または保管する
・不正の手段で許可を受ける
・許可なく飼養施設を移動する
・許可なく飼養施設の構造を変更する
こうしたことを行うと6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる。
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