▼唸声の気になる写真/世界の競売市場落札価格No1はピカソから張大千へ

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写真は張大千とピカソ、1956/7カンヌ郊外、ピカソの別荘ヴィラ・ラ・カリフォルニーにて/新浪網にて

http://ent.sina.com.cn/x/2012-02-24/06403563272.shtml

 

以下は張大千氏のドキュメンタリー↓

冒頭49秒に張大千氏の娘である張心慶さん、上海の養老院で弾いているピアノは「赤とんぼ」、張大千氏は1978年に台湾に移住、198342日、台北にて心臓病で死亡している。

 

我が国もバブルに浮かれたころ絵画を買いまくっていた。あくまでも投資対象としてだが、その後は暴落、OLまでもが手を出しては失敗した。最悪はゴッホとルノアールを棺桶に入れろと言った大昭和製紙の斉藤了英氏で、世界中から批判を浴びた。

 

絵画が投資目的で売買されれば、必ず暴投と暴落が伴う。

 

20年くらい前に知り合いの中国人と某有名デパートに売り込みに行ったことがある。日本では知られていないが、中国や香港の競売市場では有名な画家である。その中国人はその画家と懇意にしており、日本の市場を任せたいとのことであった。

 

そこの美術品仕入担当者の話では、中国絵画は日本ではまず売れない。世界的に有名な丁紹光クラスじゃないとダメだとの話で、それなりの仲介者を頼んでいたが、話にならなかった。多分、本物と贋作の区別がつかないからであろう。本物を知らないのだから、贋作も分からない。

 

IZA2/25-ピカソ超えた? 中国人画家が落札総額1位】

 2011年の世界の絵画競売市場で、制作者別の落札額合計で首位の常連だったスペインのパブロ・ピカソ(1881~1973年)に代わり、中国の画家、張大千(ちょうたいせん)氏(1899~1983年)が初めてトップとなったことが明らかになった。フランス通信(AFP)が23日、ネット画商大手アートプライス(本社パリ)の情報として伝えたもので、張氏の作品のほとんどは中国で競売にかけられ、中国人が買い取ったとみられる。遊休資金が増大している巨大な「チャイナマネー」が、美術品市場で急速に台頭している現状を象徴していると言えそうだ。

 

 ■米国抜き世界一

 アートプライス社のまとめによると、張氏の作品の落札総額は5億5453万ドル(約443億7000万円)で、個人の総額としても過去最高だった。2位はやはり中国人画家の斉白石(せいはくせき)(1864~1957年)の5億1057万ドル(約408億5000万円)、3位は米画家のアンディ・ウォーホル氏(1928~87年)の3億2588万ドル(約260億7000万円)だった。過去14年で13回トップだったピカソは、3億1469万ドル(約251億8000万円)で4位に後退した。

 

 制作者別の落札額で上位10人のうち6人は中国人で、落札額全体のうち4割は中国の美術品が占めた。さらに、昨年、中国の美術品競売市場の規模は米国を抜き、世界一になったという。張氏と斉白石の作品は99%が香港、上海を中心としたアジアで、ウォーホル氏とピカソの作品は99%が欧米を中心としたアジア以外で競売に掛けられた。

 

 張氏は中国四川省生まれ。若いころから伝統的な中国画の技法の修業を積み、19歳の時に日本の京都に留学して3年間染色を学んだ経験がある。蓮の花を画材にした作品で独自性を発揮し、「500年に1人」とも称賛される中国近代絵画の大家で、敦煌(とんこう)壁画の模写などでも知られる。

 

 ■低い投資リスク

 中国人による絵画買い漁りの勢いが止まらないのは、余剰資金が投資先を探し求めているからに他ならない。中国の億万長者の数は世界一多く、しかも平均年齢が40歳前後と若いのが特徴だ。これら富豪たちの過去2年の資産増加率は、平均で60%を超えており、投資対象やステータスシンボルとして、もはや高級外車やジュエリー類では物足りないのは言うまでもない。

 

 不動産投資が一時もてはやされたが、中国政府がこの1~2年で投資規制を強化し、大都市部から順次、房産税(固定資産税)を課すことを決めるなどしたため、不動産バブル崩壊の予兆が出ている。

 

 国内で不動産投資に向かうチャイナマネーが激減する一方で、不確定要素の多い不動産と比べてリスクも低く、価値を維持できる美術品が投資先として人気を集めるのは当然の流れといえる。しかも、中国では高価な絵画や美術品の所有者は、人々の羨望や尊敬を集めやすいという風土がある。ブームが一過性のものでなければ、日本の名画が買いの対象にされる日も近い。

 

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2012年2月25日 16:20に書いたブログ記事です。

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