▼唸声の気になる写真/中国:重慶市トップ交代、温家宝記者会見「深い再考」「教訓の吸収」

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写真は重慶市市委書記となった張徳江副総理()と重慶市市委書記を追われた薄熙来政治局員()/BackChinaより、この握手はメディアへのポーズか?やけくそか?

http://news.backchina.com/viewnews-187122-gb2312.html

 

3月14日、「政治的混乱が起きれば中国のこれまでの経済的利益は全て失われる恐れがある」と警告した温家宝首相であるが、「中国」ではなく、「中国共産党」の誤りである。

 

まさに今回の薄熙来政治局員の重慶市トップ解任劇は中国のためではなく、中国共産党のためにしたことであり、重慶市や広東省など一部の政治的な動きを抑えるために中央政府が行った強制解任と見ることもできる。

 

温家宝首相の最後のご奉公であろうか、「中国」の分裂ではなく、「中国共産党」の分裂を憂うる自由であるが力のない立場として、今回の記者会見に及んでいる。

 

さて、バブル大崩壊が起きるまでに中国共産党は一つにまとまるのであろうか?それとも、ますます亀裂が・・・

 

【宮崎正弘の国際ニュース3/15-薄熙来(重慶市党書記)を解任、後任は張徳江(副首相、元広東省省長)朝鮮留学の変わり種】

 15日、薄熙来の事実上の失脚が伝えられた。

 共青団の捲土重来との解釈も出来るが、後任が張徳江、江沢民派であり、バランスがとられた。

 

 張徳江は北朝鮮「金日成総合大学」に留学した変わり種。エンジニア卒業が多い党指導層のなかで、学閥によらない政治家として広東省党書記などを経験し、副首相。つまり、相当の大物である。なにを今更、重慶のような田舎にという観があるが、各派のバランスを計っての人事であろう。

 

 張徳江は昨年七月の温州における新幹線事故では責任糾明の現場責任者として派遣された。鉄道省は江沢民派の利権の巣窟だから、共青団としては「毒には毒をもって制す」のたとえ通りかと囁かれた。

 

IZA3/16-中国共産党、重慶市トップ解任 繰り返される権力闘争】

 【北京=川越一】中国重慶市トップの薄煕来党委書記が電撃的に解任され、政治生命さえ危うい状況に追い込まれた。周辺の不祥事から“標的”を射抜くのは、党大会が近付く度に、過去に何度も繰り返されてきた党内権力闘争の手法だ。

 

 1997年の第15回党大会を前にした95年、公金横領の疑いで取り調べを受けていた北京市副市長が自殺した。これをきっかけに公費流用など組織ぐるみの汚職が表面化。当時、同市トップだった陳希同党委書記が党籍を剥奪された。仕掛けたのは、陳氏と“政敵”の関係にあった江沢民総書記だったとされている。

 

 2007年の前回党大会を前にした06年には、逆に江氏を中心とする「上海閥」が攻撃を受けた。社会保障基金をめぐる汚職事件で解任された上海市の陳良宇党委書記は、経済政策などをめぐって胡錦濤総書記と対立していたとされる。この時、陳氏に手が伸びる足がかりとなったのは、秘書の規律違反だった。

 

 元腹心の米総領事館駆け込み事件を発端とする薄氏解任も同じ構図だ。胡氏率いる共産主義青年団派が、秋の党大会での指導部交代以降も一定の利権を維持するために、次期最高指導者に内定している習近平国家副主席の基盤である太子党の有力者を狙った可能性は否定できない。

 

 最高指導部の政治局常務委員は9人。ぽっかり空いた薄氏の枠をめぐり、どこから新たな矢が放たれるか分からない。

 

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2012年3月16日 06:19に書いたブログ記事です。

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