写真は井戸に落ちたMahiちゃん4歳/インド・ジャグラン紙より、可哀そうだ!Mahiちゃんは6/20で5歳になった。
写真の矢印は井戸の位置、こんな家の近くに井戸の穴(深さ約20m)が放置されていたなんて/YouTubeより、Mahiちゃんはどうやらこのアパートに住んでいた。
この穴が失敗し放置された井戸
住んでいる家のそばにこんな井戸が放置されていては、子どもも犬も落ちてしまう。警察はアパートの大家を逮捕した。
中国では、井戸を掘った人を忘れないとして、田中角栄元首相を評価しているが、Mahiちゃんの母親も、井戸を掘った奴のことは決して忘れないだろう。
【IZA6/27-インド北部、水不足が招く惨事…放置された井戸】
【外信コラム】ガンジスのほとりで
ニューデリー近郊のグルガオンという日本人が多く住んでいる町で、4歳の女の子が井戸に落ちた。80時間後の24日に引き上げられたが、時すでに遅く、女の子は息絶えていた。問題は、この事故を決して偶発的な出来事として片付けられないということだ。
インド北部の平野部などではこの時期、連日気温が40度を超す中、雨がほとんど降らず、水不足が深刻になる。今年はなかなか雨期が訪れず、家庭では断水が日常化し、この週末にいたってはショッピングモールのトイレまで使えなくなった。25日付のインド紙タイムズ・オブ・インディアによれば、ニューデリーの病院では手を洗うことすらできず、手術を延期するケースが相次いでいる。
そこで市民は業者から水を買うことになるのだが、これがたちが悪い。水を得るためにあちこちで無許可で井戸を掘り、出ないとなると、当局に見つからないうちに、ぽっかり開いた穴を放置して消えてしまうというのだ。女の子が落ちた井戸もこうしてできた穴の一つらしい。
住民が自ら井戸を掘って放置している例もあり、グルガオン当局は、昨年1年間で500件の違法行為を摘発したそうだが、取り締まりはいたちごっこだ。インドで町中を離れて道を歩くときは、足元に注意が必要だ。(岩田智雄)
この事件の後に起きた井戸への落下事故、17歳の少年が亡くなった。
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