写真は元妻のプリシラさん(６７、左)と娘のリサ・マリーさん（４４、右）/YouTubeより、６７歳には見えないけど、４４歳は少しお疲れ、プレスリーもたぶんびっくり？もっと長生きすればよかったのにねぇ！＜帝王の娘＞のタイトルに引きずり込まれた。
【IZA8/27-《今、何が問題なのか》帝王の娘】
ロックンロールの帝王、エルビス・プレスリー（１９３５～７７年）の命日恒例のキャンドルサービスで、元妻のプリシラさん（６７）とともに、一人娘で歌手のリサ・マリーさん（４４）が初めてあいさつに立ち、熱烈なファンに感謝した。リサ・マリーさんは４人の子供がおり、マイケル・ジャクソン（１９５８～２００９年）らとの結婚歴がある。きょうのテーマは「帝王の娘」とした。
■プレスリーの命日
プレスリーは１９５０年代、彗星（すいせい）のようにデビュー。「ハートブレイク・ホテル」「ブルー・ハワイ」「ラヴ・ミー・テンダー」など数多くのヒットを飛ばした。７７年８月１６日、米テネシー州メンフィスの邸宅で心臓発作を起こし死去。４２歳だった。邸宅があった一角は、「グレースランド」と呼ばれるファンのための観光地として再開発され、命日の前後に「エルビス・ウイーク」として、ビデオ上映などさまざまなイベントが開催される。
米メディアによると、没後３５年となる今年のウイークには、世界中からファンら７万５０００人が集まった。キャンドルサービスは１６日未明まで夜通しであり、１５日夜、プリシラさんとリサ・マリーさんが一緒にファンの前に姿を現した。プリシラさんは女優で６７年に結婚してリサ・マリーさんを授かり、７３年に離婚した。プリシラさんはたくさんのロウソクのあかりを前に「エルビスも驚いているはず」とファンに感謝した。リサ・マリーさんは「感傷的になるのが心配でこれまでこの場に立てなかった」と打ち明けた。
■４度の結婚、３５歳でデビュー
ロックンロールの帝王の娘は４度の結婚を経験している。９４～９６年、ポップスの帝王、マイケル・ジャクソン＝２度目の結婚＝と、また、２００２年の３カ月間は俳優のニコラス・ケイジさん（４８）＝３度目＝と夫婦になり、芸能メディアをにぎわした。ケイジさんはプレスリーの熱烈なファンだという。母親のプリシラさんとは長く不仲だったようだが、最近、母娘でラジオに出演して、「姉妹のような間柄になった」と話している。
歌手（ソングライターでもある）としてのデビューは遅く、０３年、３５歳で初のアルバムを発表。帝王の娘として同じ歌手となることに躊躇（ちゅうちょ）があったらしい。０５年に２作目を発表し、今年５月の「ストーム・アンド・グレイス」が３作目。「彼女らしさが出てきた」（米公共ラジオ）と評判はいい。帝王の娘の肩書きは一生ついてまわる。だが、４０代半ばになって父親より長く生き、相応のハートブレイクも体験して、円熟してきた。
■自慢のおじいちゃん
リサ・マリーさんの子供（プレスリーの孫）は４人。最初の夫であるミュージシャンのダニー・キーオ氏との間にできたライリー・キーオさん（２３）はモデルで女優業も始めた。ベンジャミン・キーオさん（１９）はミュージシャン。また、現在の夫で音楽プロデューサーのマイケル・ロックウッド氏と間に３歳の双子の女の子、ハーパーちゃんとフィンリーちゃんがいる。
リサ・マリーさんはフランス通信（ＡＦＰ）とのインタビューで、ライリーさんは女優としてよくやっており、ベンジャミンさんはギターかベースかで迷っている。フィンリーちゃんは音楽好きだが、ハーパーちゃんは俳優向き－とそれぞれが帝王の血を受け継いでいるように見えると評し、「何になるにしても成功してほしい」と語った。３歳の双子はおじいちゃんのことをとても自慢に思っているという。
（編集委員 内畠嗣雅（うちはた・つぐまさ）／ＳＡＮＫＥＩ ＥＸＰＲＥＳＳ）
ある会話/帝王の予言
マクベス「＜帝王の娘＞は響きがいいねぇ」
マクダフ「オレも＜帝王の息子＞だけど」
マクベス「えぇ？お前の親父が帝王？」
マクダフ「セッカイだけどさ」
マクベス「なんだ、それ？」
マクダフ「オレは、母の腹を破って出てきたのさ」
マクベス「するとオマエは股から生まれていないのか」
コメントする