写真は小学生ら26名を射殺し自殺したアダム・ランザ容疑者/YouTubeより、こんなひ弱な男でも引き金を引けば惨劇を起こす、さて、米国の銃規制には、まだまだ犠牲者が必要なのか?子供への性虐待には厳しい処罰を行う米国であるが、子供の命を奪う銃は未だ自由の証か?
【IZA12/15-「銃声聞こえ、一斉に逃げた」 米小学校銃乱射】
【ニュータウン(米東部コネティカット州)=黒沢潤】血まみれの子供たち、狂ったように泣き叫ぶ保護者たち-。銃乱射で26人が犠牲になった米東部コネティカット州のニュータウン。ふだんは静かな街だけに、全米を揺るがす銃乱射事件が発生した14日、街にはかつてない衝撃が走った。
「近くで(銃を撃つ)大きな音が聞こえた。みんなで一斉に逃げた」。サンディフック小学校に通う女児は事件発生後、パニックに包まれた現場の様子を青ざめた表情で語った。
子供たちが悲鳴を上げる中、現場には救急車が次々と到着。保護者も次第に集まり、必死の形相でわが子を探す姿もみられた。
ニュータウンは信仰心に厚い街といわれ、「人口の約50%はカトリック教徒」(市民の1人)。教会には同日夕、地元住民が大勢集まり、犠牲者に祈りをささげる光景もみられた。
現場で何か手伝いをしようと、息子(11)と駆けつけたという女性事務職員のジェニファー・ファーウェルさん(32)は「ニュータウンは子供を教育するには最高の街なのにこんな事件が起きるなんて…」と絶句。続けて、「モンスターがこの街に1人現れたが、街全体が危ないわけではない」と語った。
地元住民によれば、市内の学校では年に一度、こうした事件に備えて、子供たちを机の下に一斉に潜らせる訓練を行っているという。ある女児(12)は「今日の午前、先生の合図で約3時間も机の下に潜った。様子が変だと思っていたら、後で乱射事件が起きたと知って驚いた」と震えながら話した。
近くの学校に通うボビー・ハスキンズ君(14)は「ニュースを聞いて、先生が教室のドアを固く閉めた。よく聞く悲劇がこの街で起きるなんて信じられない」と語った。ミッチェル・セボーカー君(13)も「同じぐらいの年ごろの子供たちが死ぬのは信じられない。私の親も、衝撃を受けています」と視線を落としながら語った。
この街では「銃所持支持者、反対者がちょうど半分ずつ」(市民の1人)といわれる。地元銀行に務める男性(53)は「今回の事件と、憲法が認める銃所持の権利は別。きちんと規制した上で、米市民に銃を持たせていいと思う」と語った。一方、ある住民は「獣もいないような街中に銃は必要ない。銃を追放すべきだ」と強調した。
子ども達が自分の命を守るために銃を持つ時代が来るのだろうか?
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