▼唸声の気になる記事/韓国:中央日報への駐韓日本大使館からの寄稿文(日本語翻訳)

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以下は5/29の中央日報に載せられた道上尚史駐韓日本大使館公報文化院長からの寄稿文(韓国語)

http://pdf.joinsmsn.com/article/pdf_article_prv.asp?id=DY01201305290121

以下に寄稿文全文の自動翻訳文に唸声が修正したモノを載せました。やや怪しげなところもありますがご容赦下さい。韓国にかなり阿っている感無きにしも非ずですが、韓国で仲良くやっていこうと言う大人の対応とも言えます。但し、相手がこうした大人の対応を理解できるのか?焼酎を飲む前は理解できても、飲んだらすっかり元通りでしょうか???同じレベルで考えること自体に問題があるのでは???それでは、日本語の寄稿文をお読みください。

 

'善と悪'、が歴史対話を遮る

中央日報520日付キム・ジン論説委員の記名コラムと関連して日本国内で提起された批判を真剣で重く受け入れて道上尚史駐韓日本大使館公報文化院長が送ってきた寄稿文を載せます。編集者

 

 近隣諸国と感情の摩擦が頻繁な根本原因は‘自分が相手のことをよく分かる’という錯覚のためだと考える。情報があふれる時代だが、実は互いによく分からない。 断片的な話はたくさん分かるのに‘よく知っている’で信じてしまいやすい。 ソウルの日本文化院を訪問した方が“日本にも文化があることを分からなかった。とても素晴らしい。 家族を連れてくる”と話した。 東京の韓国文化院にも同じようなことがある。 ‘隣国に立派な文化がある’という事実さえ分からない人がいるということが現実だ。昨年8月以後、重い雰囲気の中でも韓国では日・韓交流イベントが中断されたことが殆どなく、学生ボランティアメンバーは例年より多く集まった。他の隣国のように日本企業等がデモで攻撃されることもなかった。 日本人たちはこれをよく知らない。

 

 日本のきわめて一部で外国人を排斥しようとする言動がある。安倍晋三総理は国会でそのような言動は“非常に残念だ” “他国の人々を誹謗中傷して、私たちが優れていると認識するのは大きい誤りだ。 結局、自身が恥をかくことになる”と話した。総理は青少年の国際交流と女性の活躍も熱心に推進する。 このような事実が韓国にさらに多く知らされたら良いであろう。

 

 ソクラテスの‘無知の知’、すなわち私はよく分からないということを分かるという知恵はどの世の中でも必要だ。反対に自身が相手を十分に分かるという信頼、先入観と偏見でゆがんだ正義感で誰かを攻撃することが最も危険だ。 近隣諸国間には互いにこのようなことがおきやすい。 米国歴史学会会長をされたグルック博士は話した。 “戦勝国も敗戦国も単純で自己中心的な記憶、民族のストーリーを望む。” “歴史は記憶に負けてはいけない。 閉鎖的な民族の記憶でなく、複雑な事実を多角的に見ることが歴史だ。”これこそ歴史認識の核心だ。金大中大統領時の韓国政府は、戦争中の残酷行為に対してベトナムに公式謝罪した。 ‘命をかけて戦ったお父さんを悪人にするのか’という反対の中でも英断をおろした。

 

 侵略戦争と植民地支配に対する日本政府の歴史認識は明確だ。アジア各国に大きな被害と苦痛を与えたことを認めて、痛切な反省と心からの謝罪を明確にした。 これもまた‘お父さんと先祖の、国家の名誉を汚すのか’という批判の中でされた。安倍総理も歴代内閣の立場全体を継承するつもりであることを国会で明確にした。 安倍総理は日本が侵略しなかったと話したことが、一度もなくて、植民地支配に対して否認したことも、一度もない。

 

 どんな国でも‘民族の光栄’で歴史を見ないで、大変でも勇気を持って事実を直視する必要がある。歴史が記憶に負けないところだ。 これは決して屈辱でなく公正さと勇気を持ったその国家に対する評価を高めるだろう。 ヨーロッパで歴史対話が進展したことは各国に‘民族主義的歴史教育は良くない’という共通認識があったためだ。自国中心の独善的・排他的な観点が、冷静で客観的な事実把握を誤らせて他国に対する反感を作る危険を互いに認識したためだ。 一方、東アジアでは民族史観的発想が残って‘善と悪’だけを見てしまう。これが歴史対話を遮るのだ。

 

 そうした点で20日付中央日報に日本に対する原爆投下が‘神の懲罰だった’というコラムがのせられたことは、唯一の被爆国の日本として絶対容認できなくて非常に残念だ。ただ、同時に韓国政府がそのような認識は韓国政府および韓国一般国民の認識と差があるという趣旨の言及をした点は留意している。

 

 1965年以後蓄積された両国の友好協力も立派な歴史だ。日本は今後も謙虚に歴史を振り返ってみて人間の苦痛を分かる国家でずっとありながら活力を取り戻して対外交流と発信を強化するだろう。 歴史と言うのは、学校で習うばかりなのではなく毎日私たちが汗流して作ることだ。別所浩郎駐韓日本大使も話した。 “10年後には今日のことも歴史となる。 日・韓のひとりひとりが協力して毎日良い歴史を作り出そう”。

-道上尚史駐韓日本大使館公報文化院長-

 

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2013年5月29日 17:45に書いたブログ記事です。

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