写真は撮影禁止と言われ逆上して素手で窓ガラスを叩き割ったバカ男/YouTubeより
写真は逆上バカ男に叩き割られた窓ガラスと床に落ちて壊れた展示品の時計/BackChinaより
http://news.backchina.com/viewnews-242784-gb2312.html
写真は展示されていた清代の「銅鍍金轉花水法人打鍾」、修復は可能とのこと。そんなに大切なものをこんなお粗末な環境下で管理していたことが問題である。尖閣に血眼になり、国内の管理がなおざりになっている証拠である。それとも、北京に残っているものは大したものがなく、どうでもいいものなのだろうか?そんなに甘い管理なら、韓国の仏像窃盗団がめを付けない筈がないので・・・。
【サーチナ5/5-ガラス叩き割り展示品破損…北京・故宮、撮影禁止と言われ逆上か】
北京市内にある故宮博物院で4日午前11時10分ごろ、来場した男が外側からの参観が認められている建物の翊坤宮の外側からガラス窓を叩き割った。ガラスが崩れ落ちたため、窓近くに展示していた清代の「銅鍍金轉花水法人打鍾」が台から転落し、破損した。男は建物外で係員に「ここでは撮影禁止」と注意されて争いになり、激怒して素手で窓ガラスを叩き割ったとの証言がある。中国新聞社が報じた。
現場近くにいたという人が次々に、携帯電話などを使って状況を“つぶやい”た。「係員に撮影を阻止され、怒って窓ガラスを叩き割った」、「『ガシャーン!』という音がしたので駆けつけた。係員が腕から血を流した男を引きずって(ガラス窓を叩き割った場所から)離すところだった。係員は男に向かって『なぜやった!?』などと言っていた」などの投稿がある。多くの係員と警察官が駆けつけ、翊坤宮周辺は閉鎖された。
翊坤宮は明代から王妃の居室として使われ、清代末期には慈禧(西太后)が祝日に王妃を接見する場になっていた。「銅鍍金轉花水法人打鍾」は洋式の置時計。清代後半には西洋から時計が伝わり、多くの皇帝や皇族が愛用した。中国式の工芸が加えられ、史料としてだけでなく芸術品としての価値も高いとされる。
故宮博物院によると、当時の宮廷生活を知ってもらうため、建物内は現状のままにして、来場者は窓ガラス越しに内部を見学できるようにしていた。そのため、窓ガラスが叩き割られると同時に、窓際に置かれていた「銅鍍金轉花水法人打鍾」も約1メートル下に転落して破損した。突発的な事態だったので、現場にいた係員は阻止できなかったという。
「銅鍍金轉花水法人打鍾」は当時の宮廷で用いられていた時計類のうちでも貴重なもののひとつで、同様のものは他に1つしかないという。故宮博物院によると、「修復は可能」という。
警察は男の身柄を拘束して取り調べを進めている。
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