▼唸声の気になる映像/中国:毒餃子犯の動機は100元のボーナスが少なすぎたこと

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それよりも遅れた裁判の動機は???

写真は呂月庭被告の逮捕前と現在/産経の写真と以下の新浪動画ニュース映像を合成

 

 

写真は「私がやりました」と罪を認めている石家荘市の中級人民法院での呂月庭被告/新浪動画ニュースより、頭を剃っても中身は変わらない!ボーナスが少なすぎることと毒を入れることは日本人にはどう考えても結びつかないが、待遇改善などと嘘臭いことではなく、腹いせと考えるとなるほどと頷いてしまう。この国ではこの腹いせによる犯罪がとても多い。また、「メタミドホス」よりも「殺鼠剤」がポピュラー毒薬!

http://news.sina.com.cn/c/2013-07-30/184327812417.shtml

 

【産経7/31-元従業員が混入認める 中国製ギョーザ中毒 初公判「格差不満」】

【石家荘(中国河北省)=川越一】日本で2008年1月に発覚した中国製ギョーザ中毒事件で、危険物質投入罪で起訴されていた食品会社「天洋食品」の元臨時従業員、呂月庭被告(39)の初公判が30日、中国河北省石家荘市の中級人民法院(地裁)で開かれた。呂被告は「私がやりました。罪を認めます。被害者に申し訳ない」と謝罪、起訴事実を全面的に認め、審理は即日結審した。判決は後日、審理内容を精査した上で言い渡される。

 

 検察側の冒頭陳述などによると、呂被告はボーナスなど正社員との賃金格差に不満を募らせ、07年夏から同年末にかけ、4、5回にわたり、社内の倉庫から持ち出した有機リン系殺虫剤メタミドホスを注射器で製品に混入した。

 

 呂被告はこの日、「06年末のボーナスは正社員で7千~8千元(約11万2千~12万8千円)だった。私は100元だった。トラブルを起こして、会社に待遇改善をしてほしかった」と述べ、犯行の最終的な動機がボーナスが少額だったことを明らかにした。

 

 臨時従業員ながら同社で15年近く勤務していた呂被告は07年夏、最初の犯行に及んだが、会社側は全く反応しなかった。「正社員の同僚が製品に毒物を混入した」との内容の手紙を3通、いとこに書かせて会社の幹部に送っても、会社が調査に乗り出すことはなかったという。

 

 事件は07年12月から08年1月にかけ、同社の冷凍ギョーザを食べた千葉と兵庫両県の3家族計10人が中毒症状を訴えて発覚。9人が入院、うち女児は一時意識不明の重体になった。捜査には日本の警察庁も協力。中国国内でも4人が中毒被害にあったと認定された。

 

 公共安全に重大な危害を与えたと主張する検察側に対し、弁護側はあくまでも待遇改善が目的だったと強調。危険物質投入罪は10年以上の懲役、無期懲役、または死刑と規定されているが、法制度を理解していなかったことを理由に寛大な判決を求めた。

 

 中国当局は10年8月に呂被告を同罪で起訴したが、初公判までに約3年を要した。

 

危害公共安全罪によれば、水源などに毒を入れたが、危害が及ばない場合は3年以上10年以下の懲役(刑法114)、公共財産を損失し、重傷者もしくは死者の出た場合は10年以上の懲役もしくは無期または死刑となる。さらに損害が甚大であれば、無期もしくは死刑となる(刑法115)

 

呂被告の場合はも刑法115条が適用されるであろう。日本人9名が入院しているし中国人も4名が被害に遭っている。何よりも大きな損害としては、中国食品の信用を著しく毀損したことである。彼らにとっては日本人の命よりも自国の信頼性の方が上であり、金銭的にも多額の損害を与えていることから、死刑が適用されても不思議ではない。執行猶予つきの死刑と言ったところに落ち着くのか???

 

尚、この公判には、駐中日本大使館員も傍聴していたと言う。毒餃子裁判が首脳会談の切り口かと朝日に書いてあるが、こんな遅れに遅れた毒餃子裁判で首脳会談とは片腹痛い!

 

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2013年7月31日 18:52に書いたブログ記事です。

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