「空気は読まないが骨は読む」のボーンズではないが、発掘されたリチャード3世の骨で腸のあった部分の土壌から回虫の卵が発見された。これが大発見なのかどうかは唸声には分からないが、子どもの頃の回虫・蟯虫検査を思い出した。今はほとんど聞かれないが、興味のある方は某国のキムチを食べるとリチャード3世の気分になれるかもしれない。王様の気分が満喫できるなんて・・・。
【産経9/5-リチャード3世は回虫感染 遺骨調査の英研究チーム】
英中部レスターの駐車場で昨年発掘された15世紀のイングランド王、リチャード3世の遺骨を調査している英国の研究チームは4日、リチャード3世が回虫に感染していたとする論文を英医学誌ランセット(電子版)に発表した。
現地での報道によると、遺骨のうち腸があったとみられる部分から採取した土壌から、回虫の卵が複数見つかったという。当時は衛生状態が劣悪で、回虫の寄生は珍しくなかったとされるが、王の生活を解明する手掛かりの一つになりそうだ。
回虫は汚染された食べ物や水を通じて経口感染する。感染すると、せきや腹痛などの症状を引き起こす。
リチャード3世は、シェークスピアが戯曲で「極悪人」として描いたことで世界的に知られており、遺骨の調査によってその生涯をめぐる新事実の発見が期待されている。(共同)
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