
写真はカタリナ島のアバロン海岸、ウィキペディアより
【USFRONTLINE5/30-LA郡の7海岸は加州最悪~海水浴場の水質汚染】
昨年来の記録的な少雨で海に流れ込む汚れた河川の水も少なかったため、カリフォルニアの海岸は比較的水質汚染度が低かったが、ロサンゼルス郡では依然としてバクテリア検出量が多いという環境報告書がこのほど発表された。
ロサンゼルス・タイムズによると、報告書をまとめたのは環境団体「ヒール・ザ・ベイ」。加州で最も水質の悪い10海岸にロサンゼルス郡の7カ所が入った。同団体は州内の500近い海水浴場の大腸菌汚染度を毎日検査し、最高のAから最低のFまで格付けを行っている。
F(不合格)と判定されたのは、マリブのサーフライダー海岸とマリー・キャニオン排水口、サンタモニカの市営桟橋周辺、パシフィック・パリセイズのキャッスル・ロック海岸、カタリナ島のアバロン海岸だった。大腸菌が多いほど、大腸炎や中耳炎、呼吸器疾患や皮膚の湿疹を起こす危険性が高くなる。また魚やその他の野生生物にも悪影響を与える。
今年の環境報告書で最も注目されるのは、数マイルにわたるロングビーチ市の海岸一帯で水質が悪化したこと。検査対象となった25地区ほぼ全ての格付けがC~Fだった。うち14はDとFだった。「ロングビーチはこれまで水質が非常に良かったが、今回は悪化が著しい」と、ヒール・ザ・ベイ代表のマーク・ゴールド氏は話した。
ロングビーチ市環境衛生課のネルソン・カー課長は、水質悪化には他地区の影響もあると指摘する。ロングビーチはロサンゼルス川とサン・ゲイブリエル川に挟まれており、合計延長875マイルの両河川が上流の「43市、1000万市民」の廃水を運び、同市の海岸を汚染された水の「掃きだめ」にしていると説明した。
◇唸声コメント
不合格の判定の下った「カタリナ島のアバロン海岸」はロングビーチ沖合い35kmに浮かぶ島のビーチ。ロングビーチから高速船で1時間15分、マリリンモンローが新婚旅行に訪れた大変美しい島と聞いているだけにアララといった感じ。
カタリナ島HP
http://www.catalina.com/main.html
美しい海も1000万市民の廃水で汚してしまっては米国人の大好きなクジラにも影響があるんじゃないの。ハワイのイエロービーチ(汚水海岸)はどうなったのだろう?
米国でこの状態であれば、もっと人口の多いかの国の海岸はそれこそ病原菌の住みか。絶対に泳いではいけない。
かの国では水質改善をアピールするために昨年の夏、珠江横断水泳大会を強引に行った。
http://nna.asia.ne.jp/free/tokuhou/061229_tyo/hkg/1229l.html
水質汚染が年を追うごとに酷くなっているだけに、国民の健康を政治ショーに使われてはたまらない。下痢で済めば御の字だが・・・。今年は?聞いていないけど。