2008年12月アーカイブ

写真上は上海駅の「公共(公衆便所)」、下はトイレ番のおばさん、「使用所投壹元(トイレを使うなら一元硬貨を入れて)」の表示の上に腕を組んでいる/看中国より

 

上海駅南広場の公衆便所が「億元便所」とネットで騒がれている。使用料が1元と高いことも問題とされている。

 

この「億元便所」は駅に属しているわけではなく、閘北区(こうほくく)の環境衛生管理局が管理している。管理局2003/1/30の通告によれば、『一人一元、但し、70歳以上の老人・退職者・身体障害者・軍人・120cm以下の子供は無料』とのこと。

 

駅にある待合室のトイレは無料、但し、軟座(グリーン席)、硬座(一般席)でトイレの質が違う。中国のトイレに関しては一般的に不評で汚いものが多い。無料トイレや管理人のいないトイレは想像を絶するものがあると言う。地方に行けば、俗に言われる「ニーハオトイレ」もあると聞く。

 

上海では万博も控えており、北京のようにトイレの整備が行われるだろう。現在では、5角(0.5元)の有料トイレが多いことから、「億元便所」が非難されている。高級トイレは1元で普通トイレは5角が相場のようだ。

 

億元便所がきれいであるのか書かれていないが、利用人数も多いだけにどうなのだろうか?上海の玄関口である駅のトイレが汚いとあっては上海の恥である。

 

上海では公衆便所の無料化を進めている。現在、上海には約七千の公衆便所があり、無料開放しているのは256のトイレだけ、まだまだ先は長いが、無料化と共に汚くなるのだったら、今のまま有料でも良いのかもしれない・・・?

 

南京では「(便所)」の表記を使うことが禁じられた。「(衛生間)」か「toilet」に統一する。施行は2009/1/1より、2年間の移行期間に表記が変えられない場合は1000元の罰金となる。

 

名称を変えても、トイレがきれいになる訳ではない。法制化するのも如何にも中国的な発想だ。

 

非衛生的な衛生間とかけて、偽札と説く、その心は、使おうと思えば使えるが心置きなく使えない。

 

看中国12/11-惊!中国上海火站的公收入上亿

http://www.secretchina.com/news/274354.html

 

写真はBBCニュース映像より、額に傷を受けた美少女

http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/7777342.stm

 

12/11、イラク北部の産油地キルクーク近郊のレストランで、自爆テロと見られる爆発があり、地元警察の発表では、55人が死亡、120人が負傷した。BBCでは死亡47名、負傷102名との報道。

 

爆発のあったクルド料理のアブドラレストランは犠牲祭休暇で満員だった模様。昨年もキルクークの同じレストランの支店で爆弾テロがあり、25名の方が亡くなっている。

 

キルクークは、1980年代にフセイン政権によりアラブ化政策が進められ、アラブ人が移住し、先住のクルド人やトルクメン人は追い出されてしまった。フセイン政権崩壊後、クルド人が戻ってきているが、石油利権も絡み、アラブ人とクルド人の間で紛争が絶えない。

 

他民族が入り込むとこうした対立を生むことになる。日本でも移民受け入れは慎重に考えてもらいたい。経団連の提案するような目先の経済に流されないことが重要、オバマ新大統領出現により、米国は民族融和が図れたとするのは早計である。

 

米国が日本に移民受け入れを求めているのは、裏の意味を考えるべきである。

 

 

写真は雲南電子網より、崩れ落ちた高架橋

雲南電子網↓

http://news.yntv.cn/category/10106/2008/12/10/2008-12-10_659616_10106.shtml

さらに詳しい写真は、東方網へ↓

http://photo.eastday.com/hdqxb/20081210_4/index.html

 

12/9 午後7時半頃、昆明の解体中の高架橋が突然100mに渡り崩れ落ち、死亡者2名・負傷者4名を出した。解体手順に問題があったか?

 

写真を見ると数多くの鉄筋(やや細いような気もする)が飛び出しており、おから工事ではないと思われるが、怪我をした農民工の人達は気の毒である。

 

壊す手順だが、おから工事にはそれなりの手順があるのだろう。しかし、今回はおから工事と思われた高架橋が実はまともな工事だったために、手順が狂ったのか?

 

作る時も・使う時も・壊す時も、常に危険がつきまとう。これからは解体工事にも気をつけねばならない。

 

写真はパトカーに轢かれて死んだ4歳児、哀れ合掌/看中国より

写真は4歳児を轢いたパトカー、地元民と家族に押さえられている

 

12/3、17時頃、湖南省婁底市双峰県でパトカーが4歳児を轢き18m引きずり、そのパトカーは地元民に止められた。すぐに子供は病院へ担ぎ込まれたが、応急手当の甲斐もなく亡くなった。

 

目撃者によれば、パトカーの運転手は酒に相当酔っていたと言う。このパトカーは婁底市林業局森林公安分局のもの、運転手は林業局の従業員であり、正式な警官ではない。

 

警官でもないものがパトカーを運転できるのも中国的、おまけにこのパトカーにはたくさんの魚が積まれていた。つまり、私的にパトカーを利用していたと言うことになる。

 

今回は事故でばれてしまったが、こうした私的利用は日常茶飯事なのか?徹底的にこの事件を調べ、今後の対応を考えてもらいたい。しかし、地方都市の一部局ゆえに、この事件の対応だけして、或いは何もせずに有耶無耶にしてしまうのかもしれない。

 

ただ、警察がいい加減な対応をすれば、数千人単位の暴動となる可能性がある。警察不信は中国全土で高まっている。

 

看中国12/8- 4男童遭警撞死 拖出18米血迹(组图)

http://www.secretchina.com/news/273845.html

 

 

写真はATMから出てきた偽札、百元札が20枚共に同ナンバー/看中国より

 

中国ではATMからも偽札が出ることがあるとは聞いていたものの、今回は2000元もの偽札がATMから出てきたと言う。

 

11/30、広州市民の孟氏は村山頂の某銀行のATMから百元札20枚を引き出した。その足で孟氏は犬の肉を買うが、その時に偽札だと断られ、ATMから引き出した2000元を改めて見ると全て同じ番号「HD90269306」だった。

 

孟氏は警察と銀行に苦情を申し出た。しかし、銀行側は調査をしたが、ATMから偽札が出た事実はなく、偽札との交換には応じられないとしている。警察側は調査をしているが、いまだ結論は出ていない。

 

さて、この話、孟氏の言い分を一方的に信じるのはどうだろうか?ATMで2000元を引き出したのは事実だが、その後、持っていた偽の2000元とすりかえることも可能だ。

 

銀行側もどんな調査をしたのか分からないが、ATMに入れる紙幣は手動と人工での偽札チェックを経てから挿入する言うので、ありえないとの返答。しかし、ダブルチェック後にATMにセットする銀行員がすりかえることは想定できないか?

 

「ニセ華南虎」のお国柄、あらゆるものに疑惑が生じる。誰かが嘘をついている。ATMも信用できない。その場でチェックをしたい。それも防犯ビデオに写っているところでチェックをすることが大切だ。

 

国民がニセ札に麻痺した時、その国の経済は崩壊する。もう崩壊しているのかな?

 

看中国12/5-储户称从ATM2000元全是假

http://www.secretchina.com/news/273597.html

 

 

写真と記事は新民晩報より、上海市の自動車路上で運転手に物乞いをする子供を背負った女性

 

以下、記事を唸声が翻訳

『延安中路と南北高架路の立体交差橋下の道路上で、毎日何人もの人が運転手に物乞いをしているのを私は見ている。みっともないだけでなく、安全上の問題もある。こうした現象はかなり以前よりあるが、放置されている。昨日の午後、秦氏より新民晩報記者に連絡があった。

 

記者が現場にかけつけると、立体交差橋の下の十字路で、自動車が赤信号で長い列を作っていた。この時、何人かの男女が道路の真ん中まで走って、車の運転手に向って手を伸ばして物乞いをしている。その中に赤ん坊を背負った若い女性(上記写真方毓強氏撮影)が、直接地面にひざまずいて物乞いをしており、本当に危険だ!』

 

乞食と言えば、動作が鈍いように思えるが、ここの乞食は機敏に動かないと轢かれてしまう。万一、事故が起きれば、交通妨害で罪となるのは乞食の方である。

写真は延安中路と南北高架路の立体交差橋/グーグルマップより

http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E9%9D%99%E5%AE%89%E5%8C%BA%E5%BB%B6%E5%AE%89%E4%B8%AD%E8%B7%AF&ie=UTF8&cd=1&geocode=FaBw3AEdd0Q9Bw&sll=36.5626,136.362305&sspn=21.648293,28.344727&ll=31.224041,121.469489&spn=0.009652,0.021286&z=16

 

この物乞い集団は間違いなく組織化されており、親分がいる筈である。記事にあるように以前からこうした光景が見られているのに、城管が管理していないのが、その証拠である。

 

こうした職業乞食が中国にはたくさんいる。ひょっとすると農民よりも稼いでいるかもしれない。中でもひどいのは子供の身障者の乞食、さらってきたり人身売買で子供を手に入れ、手足を切り、身障者に作り上げて物乞いをさせる。足を切られて歩けない子供が、何故か階段の上や歩道橋の上で物乞いをしている。オシッコなどは垂れ流し、時間がくると迎えが来て車で連れて行く。

 

まだまだ人権などとは程遠い国である。

 

新民晩報12/5-路中拦车,危

http://xmwb.xinmin.cn/xmwbfree/html/2008-12/05/content_286079.htm

 

 

写真は10階から6階までのバルコニーが全て崩落したビル、鉄筋などは見えない/看中国より

 

11/30、大連旅順シャングリラ小区の10階建てマンションの最上階のバルコニーが崩落し、6階までのバルコニーも崩れ去った。この10階に住む22歳の男性がバルコニーにガラスを取り付けている最中の出来事で、かわいそうに結婚目前にこの崩落事故で亡くなった。

 

このマンションは価格の高かった1年前に建てられたもの。ここで新婚を迎える矢先の事故、見た目は瀟洒だが、バルコニーのあったビル壁面に鉄筋は見えない。接着剤ででもくっつけたのだろうか?

 

中国の手抜き工事の代名詞である「豆腐渣(おから)工程」の典型例であろう。まずバルコニーだけでなく、ビル全体がおから工事である可能性が高い。品質検査の合格通知はあると言うが、おから工事業者と役人はこのバルコニーと違って、中に固いパイプが通っている。

 

目撃者によれば、バルコニーはまるで紙切れのように落ちてきたと言う。

 

中国のマンションのバルコニーで夜景を眺める時には、この話を思い出して欲しい。

 

日本からの建築検査企業が中国でいい商売となるかもしれないが、合格する建物が何%あるのか?また、本当のことを言っては命がないかも知れない・・・。

 

看中国12/3-史上最恐怖豆腐渣楼房(组图)

http://www.secretchina.com/news/273273.html

 

 

図は北京オリンピックのマークに唸声が「奥运加油,中国加油」を加筆したもの

 

我々日本人もオリンピックの「加油」コールで嫌でも覚えた単語である。この「奥运加油,中国加油」の公式ロゴを中国財政経済出版社が自社サイトで勝手に使ったために、北京市工商行政管理局は1万元の罰金を要求した。

 

中国財政経済出版社の李軒弁護士は、「愛国と北京オリンピックのために善意でやったことであり、商業目的はない」と反論している。また、北京市工商行政管理局は中国財政経済出版社を聴取することもなく、また公聴会も開かずに、行政処罰を決定しているとして、裁判所に取り消しを求めている。

 

これに対して北京市工商行政管理局は、未許可でオリンピックのロゴを使うことは、潜在的な商業目的であるとしている。また、罰金3万元未満は公聴会を開くことなく決定できるともしている。

 

尚、この裁判の判決はまだ出ていない。

 

コピー大国の中国でどうなるか、唸声としては興味津々である。また、愛国無罪となるのかどうか?西洋の常識では、罰金が妥当だが、知財にまだまだ緩い中国、どうなるだろうか?

 

看中国12/2-出版社网站「奥运加油」字1万人民

http://www.secretchina.com/news/273049.html

 

 

唸声


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