◇台湾/魯肉飯が食べたいと15年の時効を読み間違え逮捕
写真中央は中国へ逃げていた張文宗(56)/自由時報2010/1/10より
http://www.libertytimes.com.tw/2010/new/jan/10/today-so2.htm
1/8、麻薬犯罪により1994年に3年と50日の懲役刑を受けた張文宗が中国へ逃げ、15年の時効が成立したとして、魯肉飯が食べたいと台湾へ戻ったところ空港で逮捕された。
台湾では海外逃亡に時効中断はないが、3年から10年の有期刑の時効成立は旧法では15年、新法では30年となっている。新法との兼ね合いか、15年が経過してもさらに1/4を加算しないと時効が成立しないようだ。そのことを知らずにノコノコ出てきた犯人は再逮捕となった。
ただ、警察当局は中国での逃亡生活に疲れ切った張に魯肉飯を食べさせたとのこと。なかなかやるなぁ。唸声も魯肉飯が食べたくなった。
◇台湾/台湾補欠選、民進党全勝・国民党全敗(日本語)
http://mainichi.jp/select/world/news/20100110ddm007030075000c.html
1/9、台湾立法院で3議席の補欠選挙が行われた。民進党が全勝、桃園県58%対40%,台中県55%対45%,台東県49%対45%と台東県を除き、大差で民進党が得票している。
日本の記事では、水害や牛肉の件で馬英九政権が求心力を失ったとしているが、国民党の北京寄りの姿勢に危機感を覚えた有権者が多かったと言うのが真実ではないのか。
以下の台湾紙の表題は「立委補選民進党全勝牽動両岸 北京焦慮感増加可能加快対台政策」翻訳すると「立法院補欠選挙民進党全勝、両岸に影響あり。北京は焦り苛立ちを増し、対台湾政策を加速させるのではないか」
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,50202556+112010011000136,00.html
写真は民進党幹事長の蘇嘉全氏と項垂れる国民党幹事長の金溥聡氏蘇嘉全氏は上着の下にセーターを着ているぞ。台湾も寒いようだ。天気予報では1/13の最高気温は12度・最低は9度と冷え込みが予想されている。
◇ソマリア/英国人夫婦、ソマリア海賊が身代金2億84百万要求(英語)
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1240063/Prisoner-trying-flee-rescued-stuck-bars-cell.html
チャンドラー夫妻(夫59歳、妻55歳)は夫の退職後、ヨットで世界一周の旅に出て、インド洋で武装海賊に拉致された。身代金を払わねば、3月に殺すとしている。48時間で移動をさせられているようで、救出も難しい。しかし、普通の国であれば、救出に特殊部隊を派遣するであろう。万一、日本人が海賊に拉致された時はどうなるか?北朝鮮のことを考えれば、お分かりであろう。残念ながら、日本は普通の国ではない。
◇英国/英国最年少のロト長者、29歳で孤独死(英語)
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1241331/One-Britains-youngest-lottery-millionaires-Stuart-Donnelly-dead-home-lived-recluse.html
1/6、17歳で3億円を手にしたStuart Donnelly氏はキャッスルダクラスの南西15kmにあるカークブリーの別荘で遺体で見つかった。不自然な状況はなく、病死したものとみられている。独身でほとんど別荘から出ない生活を続けていた。金が彼を閉じ込めてしまったのだろうか?
◇米国/携帯電話の電磁波がアルツハイマーに効く?(日本語)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2680059/5130884
米国の携帯電話と同程度の電磁波を1日2回それぞれ1時間ずつ照射した96匹のマウスで、驚くべき結果が出た。長期間にわたって携帯電話の電磁波を照射した場合、高齢のマウスでβアミロイドの蓄積が解消し、記憶力が向上したのだという。βアミロイドとは、アルツハイマー患者の脳内に蓄積し、特徴的なプラークを生成するタンパク小片。
さて、ネズミの脳だけでなく人間の脳にも効くのか?
Journal of Alzheimer's Diseaseの記事↓
http://www.j-alz.com/press/2010/20100106.html
■今週の聞き間違い/カツオ節
テレビで若い女性にカツオ節を見せてこれは何か答えさせていた。珍答だけを編集したのかもしれないが、「何かの牙」「縄文土器」「囲炉裏の上にある木(横木)」、「カツオ節」と言った女子高生もいたが、「でもこれカツオの香りのする木でしょ」と真面目な顔で答えていた。
子供たちに教えなければならない日本の伝統文化はたくさんある。削られたものしかカツオ節と感じない世代、朝にシャキシャキと母がカツオ節を削る音など聞いたことのない世代、親が教えないで誰が教える。若い先生だって知らないのだから・・・。
おまけだが、カツオの骨を抜いた後には、すり身をすりこんで表面を滑らかにしないと商品にならないと話していた。知らなかった。
もう一つおまけ、囲炉裏の横木だが、魚の形をしたものが多い、何故か?これは魚が水に棲むため、火を扱う囲炉裏に対する安全祈願、この感覚が大切なんだなぁ。
■面白映像/中国式バスの乗車方法
http://news.backchina.com/2010/1/10/gb2312_71710.html
両手がふさがっている若い女性がバスに乗り込んできた。胸には携帯電話を下げており、胸を押し当ててこのお財布携帯でバス代を払っている。次に乗車してきたおばさんが同じように胸を押し当てているが、胸には携帯はない。バスの運転手からカードがないのなら、現金で払ってと言われるが、このおばさんは「何であの人がよくて私はダメなのよ」と強引に金を払わず乗り込んでしまった。中国のおばさんは強い!
■唸声一言/当たり屋、シーシェパードを退治せよ(日本鯨類研究所映像)
http://www.icrwhale.org/eng/100106SS2.wmv
自分でぶつかっておきながら、オランダで日本船が海賊行為をしたと提訴、全くふざけた奴らだ。盗人猛々しいと言うが、こいつらは環境の為ではなく、金の為にやっていること。その証拠に破損した船を放棄して燃料で海を汚している。その破損した船からはボウガンの矢も見つかった。十分に殺傷能力のある武器だ。
もし同じような状況下で中国の船が攻撃を受けた場合はどう対処するだろうか?間違いなく軍艦を出すのではないか。日本人が生命の危険にさらされている場合、国家として守るべきだ。
岡田外務大臣が「生命、財産を侵す極めて危険な行為で、断固抗議したい」と述べているが、「抗議したい」とは何事か、「抗議する」が正しい。
民主党政権による米国との微妙な関係も今回の騒動に影響してくるかもしれない。選挙にばかり目を向けている小沢独裁政権で日本は危険にさらされる。
◆今週のシメの音楽
Horowitz plays Chopin Ballade 1
http://www.youtube.com/watch?v=XhnRIuGZ_dc&feature=related
1965/5/9、ホロビッツはコンサート活動を休止していたが、12年ぶりのカンバックコンサートをカーネギーホールで行った。当時60歳、世界最高峰のピアニストと呼ばれていた。この映像には演奏のミスもあるが、とにかく素晴らしい。特に伸ばした指の動きは見ていても美しい。無駄な動きはなく、鍵盤の上を流れるように動いていく。
今年はショパン生誕200年、生地でもあるポーランドのワルシャワでは1/7に生誕200年の記念コンサートが始まった。ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団と中国のピアニスト「ランラン」の共演、ランランは北京オリンピックの開幕式でも弾いていた。現在作成中のショパンアニメに使われている曲を弾いたようだ。
ショパンアニメ、メイキングビデオ↓
http://www.youtube.com/watch?v=XsRAVaGf6w8