
写真は安慶博瑞電源有限公司のサイトより
http://www.aq-brpower.com/index.asp
工場は閉鎖され、県環境保護局長は停職処分となったが、これは氷山の一角に過ぎない。
23名孩童“铅中毒”=23名の児童“鉛中毒“
http://www.northnews.cn/2011/0106/271235.shtml
上記写真は診察を受け血中鉛濃度を測定する子どもたち/北方新聞網より
安徽怀宁血铅超标儿童血铅指标已下降至正常值=安徽省懐寧県の血中鉛濃度の高かった児童は正常値へ下がる
http://news.163.com/11/0106/14/6PNMBP8100014JB5.html
入院していた子どもたちも正常値と測定され、次々と退院している。黒鉛炉原子吸光法で鉛を測定した結果だと言う。他には、微分電位溶出法などがある。
【IZA1/6-子ども100人が鉛汚染 電池工場が原因か 中国安徽省】
6日の新華社電によると、中国安徽省安慶市にある集落で、100人以上の子どもの血液から基準を超える鉛が検出され、相次いで治療を受けた。
保護者の多くは近くの電池工場が原因と疑っており、安徽省当局は調査を始めた。
中国では工場廃水などによる鉛汚染が各地で発生、住民が体の変調を訴えるなど問題化している。(共同)
こんなバカな話があるのか?中国だからあると言ってしまえばそれまでだが、現地の企業が党幹部へ現ナマ攻勢をかけた結果であろう。
現地の企業は安慶博瑞電源有限会社で鉛蓄電池を生産している。この話が出て、すぐに電力供給がストップされ、工場は生産中止に追い込まれていた。電気を強制的に止めるとは、さすが一党独裁の共産党のなせる業だ。
こうした強制措置を回避するために自家発電を検討する企業も多くなる筈、何せ電気を節約することは、党の目標でもある。電気を節約し、自家発電で二酸化炭素を大量発生させてもそんなもの関係ないとするのが、この国である。
測定法が変わろうが、子供たちの体には鉛が蓄積されていく。中国各地の鉛蓄電池工場の周りでは、鉛汚染問題が頻発している。また、この鉛蓄電池の廃棄やリサイクルでも鉛汚染が著しい。
汚染が起きても、測定法を変えれば、済んでしまうのが中国、他国の領土でも法律を作れば、自分の領土となるのと同じだ。