写真は国家博物館北門広場に設置された孔子像
http://news.backchina.com/viewnews-122622-gb2312.html
国家博物館は天安門広場の左側にあり、孔子像は1月11日に落成、青銅製高さ9.5m、国家博物館は、25億元≒313億円をかけて現在増築中であり、3月にオープン予定、6.5万平米から20万平米拡張される。ちなみに天安門の毛沢東の肖像画は6m、これだけでも毛沢東派は文句タラタラ・・・。
国家博物館サイト↓
2010/12/26、毛沢東の117周年の記念行事の様子↓
http://www.huaxia.com/xw/tpxw/2010/12/2232165.html
最後の写真は2009/12/26にできた、御年32歳の毛沢東の彫像、高さ32mと分かりやすい。
毛沢東派は上記孔子像を資源の浪費だと言うが、こちらの巨大な毛沢東は浪費ではないの?地方政府も金があると益々巨大なものを作り上げる。
このままだと中国中が孔子と毛沢東だらけになる。個人崇拝はダメじゃなかったの?
孔儒思想对中华民族的巨大危害=孔子儒教思想は中華民族にとって、とてつもない危害を及ぼす↓
http://luoku.cn/Q_detail.php?blogID=1294994516&qq=864339299
孔儒思想:君臣等级 + 人治 + 仁義道德
現代文明:平等自由 + 法制 + ゲーム競争
毛沢東派は孔儒思想の支配階級を前提とした考え方を問題とするが、今も階級が存在し、ものすごい差別があるのではないの?
【産経1/17-《ちゃいな.com》中国総局長・伊藤正 孔子像、不人気の理由】
北京の天安門広場は、1949年の「開国大典」以来、主要な国家行事が行われ、また60年代の紅衛兵運動や76年と89年の天安門事件など、民衆運動の舞台にもなった。広場内には毛沢東記念堂や人民英雄記念碑があり、広場西側には、重要会議の会場になる人民大会堂がそびえ立つ、中国政治の中心である。
広場をはさんで人民大会堂の向かい側にあるのが中国国家博物館だ。2003年に同じ建物にあった歴史博物館と革命博物館を統合してできた最重点国家施設の一つで、中国の歴史と文化を伝え、共産党の革命と執権を正当化することに主眼がある。
その国家博物館の北側の敷地中央に今月11日、高さ9・5メートルの巨大な孔子銅像が突然、お目見えし、激しい論議が巻き起こった。
よく知られている通り、天安門広場と長安街を隔てた天安門楼上には毛沢東の肖像画が掲げられているが、広場周辺の個人の立像は初めてなのだ。天安門広場という政治的に極めて敏感な場所、しかも国家施設に孔子像を建立するのが党指導部の決定であるのは明らかだ。問題はその狙いにある。
中国共産党は、毛沢東思想を最重要指導思想の一つにしているが、その毛沢東は、孔子=儒教を封建統治階級に奉仕する反動思想、唯心論とし、著名な儒学者らを弾圧した。文革中には、全国の孔子廟(びょう)などが紅衛兵に破壊され、1971年の林彪事件後には、林と孔子を結びつけた批林批孔という大衆運動を展開、儒家思想の一掃を図った。
今日では批林批孔運動は、極左路線の誤りとされている。イデオロギーよりも現実主義的な路線を遂行する周恩来首相ら実務家を攻撃する政治目的があったとの理由だ。しかし毛沢東が二千数百年来の伝統思想を社会発展の障害とみなしていた事実は明白で、その点は文豪の魯迅らも同様だった。
孔子を見直す動きは改革・開放の中で、金銭第一主義が横行し、道徳が地に落ちた90年代以来で、胡錦濤政権登場後の2003年に中華文明の復興と普及の一環として政府方針になった。現在、世界各地に約300ある「孔子学院」も、儒学を柱にした国内大学の国学研究所も、その年に発足した。孔子は教科書や映画、ドラマでも復活を遂げている。
識者らによると、孔子像の登場は、胡政権の「和諧(調和)社会」路線に沿ったものという。しかし、ウェブサイト上では、批判意見が大半で、支持は「五毛党」と呼ばれる御用投稿者がほとんどらしい。とりわけ毛沢東支持派は、「思想の錯乱」「ばかげた資源の浪費」などと手厳しく、撤去要求も出ている。
こうした批判の背景には、一部のエリート階層が富と権力を独占し、貧富の格差が拡大、腐敗も深刻化していることなどによる政権への不満がある。現実は政権の掲げる和諧社会から遠ざかる一方であり、現状変革への要求が社会各層に広がっている。
昨年の公開以来、空前のヒットを続け、論議を呼んでいる姜文監督の映画に「譲子弾飛」(銃弾を飛ばせ)がある。中国共産党誕生前夜の1920年を舞台にした空想活劇だが、現代に通じる悪と欲望がユーモアたっぷりに描かれている。評論家によると、大ヒットの理由は革命の肯定にあるのだそうだ。孔子はどうも人気がないようだ。(中国総局長)