写真左はエバンゲリン・ブース、救世軍創始者の7番目の子供にして、女性初の大将(四代目)、中はグリーンピースのデビット・マクタガート、右はグリーンピース2007/5/5京都のちょいと不気味なショット
http://www1.salvationarmy.org.uk/uki/www_uki_ihc.nsf/vw-search/D0C4EE90212E27EE80257058003CD96D?opendocument
promoted to Glory: 17 July 1950、死亡年月の表現、なーるほど
【USFRONTLINE5/17-救世軍とグリーンピース、遺産相続訴訟で和解】
シアトル郊外でつつましい生活を送り、昨年90歳で亡くなったヘクター・デステファノ氏がの遺産をそっくり8つの慈善団体に遺贈したことは周囲を驚かせた。団体のうち救世軍とグリーンピースの間で醜い訴訟が起きたことはさらに世間を騒がせたが、このほど両団体は和解し、ようやく騒ぎが収まった。
ロサンゼルス・タイムズによると、デステファノ氏は生前、救世軍とグリーンピース・インターナショナル、米人道協会、世界自然保護基金、ディレクト・リリーフ・インターナショナル、傷痍軍人慈善サービス財団、加州サンタバーバラの訪問看護とホスピスケア施設、サンタバーバラ基金の8団体を遺贈先に選び、3300万ドルずつ寄付する旨を遺書に記していた。各団体には何の事前連絡もなかった。
遺贈は問題なく完了するように見えたが、救世軍は、グリーンピースには遺産を受ける権利がないとして提訴し、3300万ドルは7等分して残りの団体に分けられるべきだと主張した。デステファノ氏が亡くなる1年前の2005年にグリーンピース・インターナショナルは解体して関連のグリーンピース基金に吸収されており、「氏が寄付先に指定した団体の1つは存在しない」というのが理由だった。
グリーンピースの代理人は、団体名にかかわらず、環境団体に遺産を寄付したいという氏の意思は明確だと主張した。
デステファノ氏の財産は、元はといえば妻ドリスさんの家族のものだった。ドリスさんはUPSの重役だった父親から同社の株を譲り受けたが05年に90歳で亡くなり、デステファノ氏の所有となった。夫妻は晩年をシアトル郊外で過ごしたが、周囲は同夫妻が裕福であることを知らなかった。
和解は成立したものの、両団体とも和解の詳細や、なぜグリーンピースの受け取り額が3300万ドルから2700万ドルに減ったかは公表していない。
◇唸声コメント
元ネタ↓LosAngelesTimes Salvation Army, Greenpeace call off fight over beques
http://www.latimes.com/news/printedition/asection/la-na-charityfight14may14,1,766142.story?coll=la-news-a_section
46歳で結婚、子供のいなかったデステファノさんは巨額の遺産を慈善団体に寄付をする。贅沢もせずにお金の無駄遣いをしなかったデステファノさんは偉い。果たしてグリーンピースにその資格があるのか?
寄付の文化は残念ながら日本では定着していない。寄付をすることにより得られる名誉などがシステム化されていないからだと思う。金持ちほど費用対効果を求めるものである。寄付に関しては、その効果が薄いのだ。税金にしてももっと控除があってしかるべき。金持ちはどうせ税金で持っていかれるなら、自分の納得したものに寄付したいと思うのであろう。
国や地方自治体に寄付をしたいと思われるようにせいぜい頑張って欲しい。あそこだけは嫌だなんて情けないぞ。
◇おまけ
救世軍とドーナッツの関係は深い。第一次大戦時、塹壕の中での揚げたてのドーナッツを兵士に配った救世軍の女性士官は「ドーナッツガール」と呼ばれた。
http://members.at.infoseek.co.jp/kindoochan/war5.jpg