2008年9月アーカイブ

写真は火事の起きたナイトクラブ「舞王倶楽部」、こういった場合、報道では必ずと言っていいほど「無許可営業」となる。この堂々たる看板を掲げていながら、無許可とは?また、警察も無許可と分かっていながら、たぶんワイロで黙認していたのだろう。死傷者の中に警察関係者はいないのか?無許可でなくても火事は起きたかもしれないが・・・。右下のホールのビール瓶が侘しい。どうせニセビールだろう。ビールはニセだが、火事は本物/看中国より

 

 

写真は「舞王倶楽部」の個室から逃げ出す時に靴を履く暇もなく逃げ出した人々/看中国より

 

室内花火?とは如何にも中国らしいが、他の記事によれば、ホールの舞台で「警官、コソ泥を捕まえる」のショーの最中に警官役が撃った銃が照明に当たり、そこから燃え広がったとのことだ。

 

まさか本物の銃を撃ったわけではなかろうが、これを称して室内花火なのか?

 

この舞王倶楽部は五階建ての三階と四階部分を使っており、今回はダンスホールのある三階で火災が発生した。消火器も避難灯もなかった。電気が消え、真っ暗な中でわれ先に逃げ出し、死因が煙だけではなく、圧死の人もいる。

 

この舞王倶楽部は超人気店で連日満員、祝日・休日はさらに混むもよう。香港からも安いので遊びに来るとのこと。

 

『明かりもない、消火器もない、避難誘導もない、言葉も分からない』こんな中国パニックの中では日本人はひとたまりもない。今回、日本人はいなかったから良かったが・・・。

 

看中国9/20-从北到南 一天两起特大火灾(组图

http://www.secretchina.com/news/263801.html

 

BBC 9/21-深圳生火灾歌舞属无证经营

http://news.bbc.co.uk/chinese/simp/hi/newsid_7620000/newsid_7627700/7627768.stm

 

【毎日9/21-中国:深センのナイトクラブで火災、43人死亡】

 【北京・浦松丈二】中国広東省深セン市竜崗区のナイトクラブ「舞王倶楽部」で20日午後11時(日本時間21日午前0時)ごろ、大規模な火災が発生し、客や従業員43人が死亡、88人が負傷した。地元警察は同クラブが無許可営業だったとして関係者12人を拘束した。在広州日本総領事館によると、死傷者に日本人を含む外国人は含まれていないという。

 

 地元からの情報によると、ナイトクラブの建物3階で約900人が花火ショー「室内花火の夜」を見ていたが、花火の火が建物に燃え移った。新華社通信によると、避難した従業員は「多くの人がわれ先にと逃げ出し、照明も消えており、折り重なるように倒れた」と話している。

 

 「舞王倶楽部」は広さ約1800平方メートルの店内に個室やホールを備え、1000人以上の客を収容できる深センでも有数の大規模クラブ。日常的に屋上やホール内で花火を使った演出をしていたとみられている。

 

 

写真はメラミンが検出された中国伊利集団の伊豆小豆・栗アイスバー、伊豆の上に「夏の和風」との日本語

 

 

 

伊利集団の乳製品を30品目チェックして、上記8品目にメラミンが検出された。「雪條」はアイスキャンデーのこと/文匯報より

http://pdf.wenweipo.com/2008/09/19/a11-06-0919m.pdf

 

三鹿の毒粉ミルクの高濃度含有メラミンに比べれば、伊利の乳製品のメラミン含有量は微量と言えるが、いつ何時メラミンの含有量が増えてもおかしくない。要するにメラミンの含有量などを検査しているわけではないからだ。

 

文匯報の記事によれば、この表の下から三番目の高カルシウム低脂肪牛乳を体重60kgの人が毎日3.8リットル飲めば、健康被害があると言う。

 

伊利集団は北京オリンピックの乳製品唯一のオフィシャルメーカー、つまり選手団にもこの乳製品が提供されていた。オリンピック及びパラリンピックへの提供製品には問題がなかったとしているが、本当のところはどうであったのか???

 

中国では安全な粉ミルクを求めてパニックとなっているらしい。日本の森永などの割高な外国産も売れている。中国品質監督検疫総局はほとんどのミルクは安全だという結論を出しているが、メラミンが幅広いメーカーから検出されている状況では、こんな曖昧な安全宣言を信用する中国人は少ない。

 

写真は森永の「チルミル」、漢字で「吉利蜜」と書かれている。400g73元、三鹿のメラミン粉ミルクは400g23

 

今回の中国の乳製品トップメーカーである伊利集団のメラミン混入は、普段食品の安全性に対して気にしない中国人にも衝撃を与えた。拝金主義のブレーキとなればよいのだが・・・。

 

今度は中国製のあんこから毒物?

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080919-OYT1T00662.htm?from=main1

 

 

 

写真は三鹿の粉ミルクを前に嘆き悲しむ亡くなった甜甜ちゃんの家族<陝西省旬邑県>/看中国より

 

9/18未明、新疆ウイグル自治州で乳児が亡くなり、これで4人目の犠牲者となった。乳児の腎臓結石患者数は6244名(9/17現在、内158名が重症)となり、まだまだ増えるであろう。

 

写真の朱女史は2007/7/28に甜甜ちゃんを産むが、お乳が出ないために、初めから三鹿の粉ミルクを飲ませた。家族は甜甜ちゃんを可愛がり、少々高い三鹿(三鹿は比較的安いので有名なのだが?下には下がある)を飲ませたと言う。

 

4/26、甜甜ちゃんはオシッコをしなかった。何も食べず、嘔吐して泣いてばかりいる。地元の医者は消化不良との診断、この時点で腎臓結石が分かっていれば、命は救えたかもしれない。甜甜ちゃんはオシッコをするたびに大泣きをした。

 

6/9、2日間も尿が出ず緊急入院後、危篤となる。6/10、CTで輸尿管結石が見つかる。6/12、手術を行う。この時点では三鹿との関係は分からず。

 

旬邑県原底郷のスーパーで甜甜ちゃんのおじいさんとおばあさんが、いつも三鹿の粉ミルクを箱ごと買って行ったそうだ。8/3、甜甜ちゃんは一歳と6日、とても短い一生を終えた。赤ん坊に飲ませる粉ミルクを誰が疑うのだろうか?おじいさんとおばあさんはメラミンを混入させた中国人を呪っているに違いない。

 

メラミンミルクは2005/4から作られていたことを河北省の楊崇勇副省長が明らかにした。過去の症例を洗う必要がある。ペットフードにしても粉ミルクにしてもたまたまメラミンの量が多すぎたために事件となっただけかもしれない。つまり、安全なミルクなど中国には存在しないのではないか?

 

中国では乳製品の需要が急激に伸びていることもこの事件の根底にある。ニュージーランドなどから輸入をしている状況なので、国内産は供給が追いつかない。要するに、需要を満たすために水増しをしたと考えられる。

 

看中国9/17-西一幼童死于衰竭 死前喝完八箱三鹿(

http://www.secretchina.com/news/263400.html

 

 

写真左はメラミンが見つかった「伊利」の粉ミルク/看中国より、右は外国へも輸出されていたメラミン入り「雅士利」の粉ミルク

 

残念ながらと言うか、やっぱりか、他のメーカーからもメラミン混入がチェックされた。国家品質監督検査検疫総局は中国全土より109社の粉ミルクメーカーの491品目を検査したところ、22社69品目からメラミンが検出された。

 

右写真の「雅士利」はバングラデシュ、ミャンマー、イエメンに輸出されている。自国のみならず、他国にも毒を振り撒いている。ひょっとしたら、日本にも原料乳が入っているのではないか?

 

以下が22社のリスト、三鹿はサンプリング全てがメラミン入りだった。本来であれば、北京オリンピックの真っ最中に大騒ぎになる筈であった。中国産は信用できないと中国人が確信した事件となった。

 

看中国9/16-质检总局通 22品中出三聚胺(

http://www.secretchina.com/news/263258.html

 

写真は犯人の耿兄弟、兄は48歳、弟は運送担当/看中国より

写真は工場にあったメラミン(中国語では三聚)/看中国より

写真左は収乳現場、右は搾乳現場/看中国より

 

中国衛生部の通知によれば、9/15午前8時までに毒粉ミルクを飲んだと思われる乳幼児を1万人近く診断したが、泌尿器系結石患者は1253人にのぼり、内2人が死亡、53人が重症、913人は軽症としている。

 

今回捕まった耿兄弟は2004年から自社工場で搾乳した生乳を三鹿に納品していたが、2007年年末の受け入れ検査で不合格になり、メラミンを生乳に入れ、たんぱく質含有量の検査に合格させた。つまり検査基準が厳しいために起こった犯罪とも言える。

 

しかし、これは表向きであり、納入量を増やす為に水で薄めた分をメラミンで調整したと考える方が自然だ。

 

メラミン混入が無害だと言っているが、これも怪しい。三笠フーズの冬木三男同様に、自分や家族ではメラミン混入乳を飲んでいない。メラミン入りペットフード事件を知らなかったのだろうか?耿某(48)の言うように本当に無害だと思っていたのなら、今までの生乳にも何が入っているのか分からないことになる。

 

どこの国であれ、子は国の宝である。それを傷つける輩は厳罰に処するべき。

 

ただ、中国内のネットでは、この犯人はスケープゴートであり、もっと巨悪がいると騒がれている。

 

看中国9/15-于揪出毒奶粉事件替死鬼(组图

http://www.secretchina.com/news/263095.html

 

CCTV9/15-[视频]两名嫌疑人因"三鹿奶粉"被捕 形象曝光

http://v.cctv.com/html/zhongguoxinwen/2008/09/zhongguoxinwen_300_20080915_64.shtml

 

RecordChina9/15-メラミン混入容疑で原料乳生産者の兄弟2人を逮捕―河北省】

2008915日、河北省人民政府は記者会見を開き、三鹿集団が製造した粉ミルクに有害物質のメラミンが混入していた事件で、原料乳を同社に納入していた生産者2人を14日夜に逮捕したと発表した。逮捕された2人はメラミン混入容疑を大筋で認めているという。「中国新聞網」が伝えた。

 

河北省公安庁の史中貴(シー・ジョングイ)報道官は会見で、「同省の公安機関が全力で事件の解明に取り組んだ結果、有毒・有害食品販売罪の容疑で2人を逮捕することができた」と話した。容疑者2人は兄弟で河北省石家荘市正定県南楼郷在住。04年に兄が知人と乳牛飼育を始めた当初から三鹿集団に搾乳した生乳を販売。弟は輸送を担当し、毎日3tを三鹿側に納入していた。

 

07年下旬、容疑者らが販売した原料乳が検査不合格でたびたび三鹿集団から返品されるようになったため、メラミンを原料乳に混ぜてたんぱく質含有量を高く見せることに。警察の事情聴取では当初、兄はメラミン混入をかたくなに否定していたが、同市内の化学工業原材料販売店から20kg入りメラミンを3回購入していた事実を突きつけられると、その容疑を認めたという。「人体には無害だと思った」と話す2人だが、家族の中にメラミン混入の生乳を飲んだ者はいないとのこと。

 

史報道官はさらに、事情を聞いた疑わしい19人についても一部に容疑を認める供述を得られたとして、現在捜査中であることを明らかにしている。(翻訳・編集/本郷)

http://www.recordchina.co.jp/group/g23943.html

 

 

 

写真は3238元で売られている「貴州茅台15年」/看中国より、1本10元の白酒(パイチュウ)が数十秒で3000元もの15年モノ茅台酒に早変わり?

 

9/8、江蘇省徐州市の偽酒製造家屋が摘発された。安白酒を女性モノの絹の靴下で濾過し、腐食性の酸を加えて、偽酒を造っていた。

 

記事には書かれていないが、腐食性の酸とは、たぶんジクロルボス(DDVP)であろう。<噂のニセ茅台酒、DDVPを加えているのか?参照のこと>ジクロルボス(DDVP)は毒餃子事件でも検出されたが、すっかりメタミドホスに話題を奪われている。「腐食性の酸」との表現は毒餃子事件を蒸し返したくなかった当局の指示か?

 

ジクロルボス(DDVP)は『吸引すると倦怠感、頭痛、吐き気、腹痛、下痢などの症状が出、重篤な場合には瞳孔の収縮、意識混濁、痙攣などを起こし、死に至る場合もある』ウィキペディアより

 

密造業者は健康被害が表面化しないように、5年ものには1回だけ、この腐食性の酸を使用していた。無色の溶剤の入った瓶には「五年一回」と書かれていたと言う。つまり、15年モノには3回使われた訳だ。古くて高いものほど毒性が強いのも皮肉な話。

 

宴会用の15年茅台の他に作られていた偽茅台酒は、部隊特別供給酒、国務院事務管理局機関サービス局専用酒、内供酒(高官専用酒)と一般市場には出ないものばかりだ。この希少性を利用して、販売していたのだろう。

 

作った偽酒は1823箱、6本と12本で1箱なので、1万数千本は作っただろう。被害額は70数万元≒一千数百万円、簡単にできる偽酒は何度摘発しても根絶できない。

 

看中国9/13-袜“”出“15年茅台”(

http://www.secretchina.com/news/262821.html

 

淘宝網で売られている「貴州茅台15年」↓箱の色が上記写真とは異なるが?

http://auction1.taobao.com/auction/item_detail-0db2-f2b0541c753600e2d8195671db64c313.jhtml?pm1=1

 

参考ニュース/噂のニセ茅台酒、DDVPを加えているのか?2007/1/15

http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/101577/

 

 

写真左は浙江省舟山市で起きた「龍吸水」と呼ばれる竜巻/看中国より、右下は舟山市の位置(A)の部分、右上は普陀山の南海観音像

 

9/11、午前1020分頃、浙江省舟山市海域で発生した竜巻が500m上空へ海水を吸い上げた。龍吸水、まるで龍が水を吸い込んでいるかのように見える。10分間続き、まさに奇観である。しかし、この色は何だろう? 舟山海域もアオサが異常発生しているのだろうか?

 

吸い上げたアオサや海水は島中に振り撒かれる。決してきれいとは思えない海水が空から降ってくる。光景はハッと思わせるが後始末が大変だろう。

 

中国の四大仏教名山(五台山、峨嵋山、普陀山、九華山)の1つ普陀山はこの舟山諸島にある。普陀山の開山は日本人僧の慧萼だ。858年に慧萼が五台山から観音像を抱き、寧波から日本に帰ろうとしたが、船が普陀山に差し掛かると海面に鉄の蓮華が湧き出て、船の進路を塞いだため、慧萼は「観音菩薩がこの地を選んだ」として島に留まり、庵を結び観音像を祀ったと伝えられている。

 

中国で続く天変地異の数々、そう言えば、8月末に海南島の観音様のあたりでも「龍吸水」が発生している。龍がきれいな水を求めて彷徨っているのだろうか?何処の水も汚染されていて、龍神もさぞお怒りだろう・・・。観音様にすがりたいのは人間ばかりではなさそうだ。

 

看中国9/12-浙江舟山出吸水”500米水柱天(

http://www.secretchina.com/news/262757.html

 

 

 

写真はスーパーで売られていた三鹿の粉ミルク/看中国より、この粉ミルクは米国でも販売されている可能性があると言う。毒ペットフードに続き、米国から中国製乳幼児食品が締め出されるのも時間の問題/大紀元日本より

 

毒ペットフード事件の主役であるメラミンが再登場、水で薄めた牛乳にメラミンを添加し蛋白質成分を補うためだったと言う。三鹿の言うコピー品ではなく、自社製造分であり、コピー品の方がひょっとしたら問題がなかったのかもしれない。

 

それにしても、危険が一杯、拝金主義者だらけの国だ。この事件もオリンピック期間中には分かっており、当局が情報を遮断した。この隠蔽には巨額の金が絡んだと思われる。

 

こんな国にしたのは誰なのか?中国国民の怒りは何処へ向かうのか?またぞろ、反日か?中国国民は嘘と欺瞞の中共から早く目を覚ましてもらいたい。

 

さて、回収された700トンもの毒ミルクは一体何処へ行くのだろう?北朝鮮?家畜の餌?

 

尚、この三鹿の粉ミルクの生産量は15年間全国トップ、また乳製品業界で唯一の国家科学技術進歩賞を受賞している。

 

看中国9/12-多地儿患肾结石事件 河北三鹿改口承奶粉受染(

http://www.secretchina.com/news/262693.html

 

NNA9/13-三鹿の粉ミルクと特定、乳児死亡事件】

甘粛省や江蘇省、山東省など全国の省で、同じ粉ミルクを飲んだ乳児ら59人が腎臓結石を患い、そのうち1人が死亡した問題で、衛生部は11日、中国最大の粉ミルクメーカー、三鹿集団の製品が化学物質メラミンに汚染されていたと特定した。乳児らの大半が三鹿ブランドの粉ミルクを飲んでいたという。

 

三鹿集団はこれを受けて声明を発表し、86日以前に生産した製品で、既に市場に出回っている700トンを回収することを明らかにした。12日付第一財経日報によると、同製品は1400グラム入りの袋詰めになっているため、約175万袋が流通している計算になるという。

 

衛生部は三鹿ブランドの粉ミルク販売を即刻停止するよう通達を出したほか、全国の乳児の腎臓結石患者について調査を始めた。11日夜時点では北京などの大型スーパーでは依然として同製品が販売されていたが、12日に棚卸しが開始されたもようだ。

 

◇粉ミルクでトップブランド

三鹿ブランドは粉ミルク市場の18%を占めるトップブランド。比較的安いため、大都市より二線級の都市でよく売れていた。問題となった商品の売り上げは年50億元に上るという。また、三鹿集団の本社は河北省石家荘にある。ギョーザ事件で注目された天洋食品の工場があることでも有名になった都市だ。

 

メラミンは、メラミン樹脂の主原料となる工業用化合物。人体に入ると、泌尿器系統で結石を促進する効果があるという。昨年、米国やカナダに輸出された中国製ペットフードにメラミンが含まれ、数百匹のペットが死亡したとして問題になったばかり。<全国>

 

8/6には問題が表面化していたにも関わらず、8/11夜時点でも北京のスーパーで売られていたと言う。情報統制された国の恐ろしさがこんな一文にサラリと書かれている。<唸声>

 

【大紀元日本9/13-中国製有毒粉ミルク、米国流入の可能性=米FDA

 米国国家食品薬品監督管理局(FDA)911日、中国の化学物質メラミンに汚染された有毒の乳児用粉ミルクが米国市場に入り、華人向けの食品スーパーで販売されている可能性があることを公表した。FDAは、中国製乳児用粉ミルクを購入・使用しないよう、消費者に注意を呼びかけている

 

 乳児用粉ミルクについて、中国では、複数のメーカーの製品がメラミンに汚染されたことが確認されている。

 

 メラミンはプラスチック製品と化学肥料を製造するための化学品原料である。2007年、メラミンが混入した中国製ペットフードが米国などに輸出され、犬や猫が主に腎不全で死亡する事件があった。

 

 FDA幹部は、「私たちは、中国製乳児用食品の輸入を許可していない」と説明した。

 

 情報によると、ニューヨークや、サンフランシスコのような中国人移民が密集する大都市で、上記の有毒粉ミルクが華人向けの食品店で販売されている可能性が高いという。911日現在、米国での被害報告はない。

 

 最近、中国国内メディアが、「三鹿」銘柄の粉ミルクを摂取した乳児が腎臓結石を患ったと報道した。メーカーもその製品がメラミンに汚染されたと認めている。問題の粉ミルクは中国で11年間連続で売り上げトップにある。現時点までに、中国大陸の8県で被害の事案が多く確認された。被害者は皆1歳未満の乳児で、両方の腎臓に多発性結石が発生し、急性腎機能障害を起こし、重体のケースもある。中国国内の被害件数は公表されていない。

 

 

 

写真は腎臓結石で入院する甘粛農村の赤ん坊達/看中国より

 

日本の毒米どころの騒ぎじゃない、オリンピックも終わったので、再び食品汚染のニュースが舞い戻ってきた。あれほど、たくさんの食品に疑いがあったにもかかわらず、オリンピック期間中はピタリとこの手のニュースがなくなった。それだけチェックをしているから?そんな筈はない。情報統制をしていたからだろう。

 

毒ミルク事件は中国では後を絶たない。三鹿奶粉は同社のニセミルクが出たと言っているが、これは単純に真に受ける訳にはいかない。確かに、有名ブランドはすぐにコピー品が出てくる。医薬品でも同じ、つまり粉ミルクでも可能性は大である。

 

食品の安全が全てに優先するのではなく、優先するのはお金であることが根本原因。今回の件も予想しえたことであるにもかかわらず、使ってはいけない物質を加えたというのが真相だと思える。

 

2006年にも同商品で事故があった。これは中国のあるママさんの書いたブログの一部↓

『13日にスーパーで「三鹿」を購入、16日に39度の高熱、17日に嘔吐、粉ミルクの中に卵くらいの塊があり、それを割ってみると中が黒かった。18日に下痢、23日に肺炎』

http://blog.sina.com.cn/s/blog_4943fcca010005bu.html

2006/7/26より、その後、この子供は元気に育っているのでご安心を。

 

看中国9/10-肾结儿”事件越越大 全国多地生(

http://www.secretchina.com/news/262476.html

 

石家庄都市網9/11-全国多地现婴肾结石病例 疑因食用“三鹿”奶粉

http://news.sjzcity.com/2008/5915.shtml

 

AFP9/11-粉ミルク原因とみられる乳児の腎結石 7省に拡大】

 中国各地で、違法製品とみられる粉ミルクを飲んだ乳児が腎臓結石を発症する事例が相次いでいる。国営新華社(Xinhua)通信が11日、報じた。

 

 粉ミルクが原因とみられる乳児の腎臓結石は、北西部甘粛(Gansu)省で初めて確認されたのを機に、江蘇(Jiangsu)省、山東(Shandong)省、陝西(Shaanxi)省、安徽(Anhui)省、湖南(Hunan)省、寧夏回族(Ningxia Hui)自治区でも新たに確認されている。

 

 新華社通信が伝えた甘粛省衛生当局の話によると、今年に入って同省では乳児1人が腎臓結石で死亡しているが、問題の粉ミルクとの関連は確認できていない。

 

 中国では東部安徽省で2004年、不良品の粉ミルクが原因で乳児170人以上が頭部膨張症や発育不全などの栄養障害を起こし、13人が死亡する事件が起きている。(c)AFP

 

 

 

 

写真左は地面に残る血痕、右上は車を運転していた女性、右下は事故を起こしたBMW/看中国より

 

9/7午前1時頃、雲南省昆明市で5kmにも渡り、男性を引きづったBMWの女性ドライバーが捕まった。BMWの持ち主は昆明市盤龍区の浦某(女性47歳)、捕まった女性と同一人物かどうかは不明。

 

引きづられた男性は既に亡くなっていたが、車にぶつかった直後に死亡したのか、それとも引きづられているうちに死亡したのかが記事では問題になっている。記事によれば、ぶつかって亡くなったのであれば「ひき逃げ」、引きずって亡くなったのであれば、「傷害致死」としている。

 

運転していた女性は、知らなかったとしているが、まずそんなことはあり得ない。車に異物が挟まった状態で走れば、すぐに異変に気がつく筈だ。

 

日本では考えられないことだが、中国では二度轢きがあり、事情通によれば、よくあることだと言う。それは被害者がいつまでも入院するよりも死んだ方が補償が楽であるとの誠に勝手な理由によるもの。

 

唸声も二度轢きビデオを見たことがある。マンション内の駐車場で人を轢いた車がバックでもう一度轢いているシーンを防犯カメラが捉えたものだ。

 

今回の5km引きづり事件も被害者が死ぬまで引きづったものだろう。何とも残酷な話である。

 

ひょっとすると旦那も死ぬまで引きづられているのかもしれない。と考えれば、ひき逃げではなく、傷害致死だ???

 

看中国9/8-女子撞人后速拖行近5公里(组图)

http://www.secretchina.com/news/262216.html

 

 

唸声


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