写真はユッサシミ15000ウォン≒1120円/꽃등愛より、量は150g
http://www.dobonghanwoo.com/dobong/sew3.asp?m2=%BE%C6%C0%CC%C5%DB%7C%B8%DE%B4%BA&tel100=147239&tel700=5559&page=2
こちらは同店のメニュー、赤丸がユッケ、黄色の下線がユッサシミ、上記のサイトで全品写真付きですので、目でお楽しみください。ユッケの前の한우は韓牛のこと、当然ながら輸入牛より価格は高めです。
面白いのは、「육사시미=ユッサシミ」は肉刺身で、韓国語と日本語の連結語、「육회=ユッケ」は肉膾で韓国語、膾はフェで韓国では刺身を表しています。「膾」自体の本来の意味は鳥獣生肉を細く切る料理のことを言います。尚、「膾」と言う漢字は、「月(にくづき)」と「會(細いモノを集める)」からでできています。
【IZA5/14-《外信コラム》ソウルからヨボセヨ:ユッケは危ないか?本場では「ユッサシミ」も】
日本で食中毒事件を起こしている「ユッケ」は元は韓国料理で、漢字で書けば「肉膾」となる。「ユク(肉)フェ(膾)」を略して「ユッケ」という。生肉の刺し身を意味するが、ちなみに韓国では魚の刺し身も「フェ」といっている。
それにしても日本で詳しい説明抜きの「ユッケ」だけで何のことか分かるらしいから驚きだ。“韓流ブーム”で韓国料理がそれほど日本社会に定着しているということだろうか。韓国オールドウオッチャーには感慨深い。
生肉料理としては日本でも馬刺しなど昔から食べているので、「ユッケ」ファンがいても不思議ではない。韓国では「ユッケ」が出る機会が多いのでよく食べるが、まだあたった経験はない。
ただ近年、韓国では「ユッサシミ」といって、日本の刺し身風に生肉をスライスして出す店が増えている。生肉のタタキ風であるユッケの食べ方と違って、ニンニク醤油(しょうゆ)で食べると実にうまい。これでは一度、ひどく下したことがあるが、原因は食べ過ぎだったと思っている。
「ユッケ」に似た名前の韓国料理に「ユッケジャン」があるが、これは生肉とは関係ない。犬肉スープの「ケジャン」に犬ではなくて牛肉(ユク)を使った煮込み鍋のことだ。生が気になるならこれにしては?(黒田勝弘)
ユッサシミとユッケは生肉の薄切りと細切りの違いだけでなく、ユッケは味付けがされています。この違いは大きい、味付けで鮮度はごまかせるからです。ごまかしの効かないユッサシミの人気は鮮度の向上でしょう。
メニューにあるユッケの上は、ヤンニョムカルビで味付けカルビ、ヤンニョム(薬念)は、合わせ調味料の総称を指しています。15年くらい前から、セン(生)カルビが流行ってきました。今ではカルビと言えば、センカルビが主流ですが、日本で食べるカルビと同じ、肉質は日本の方が良いので、韓国で食べるのだったら、ヤンニョムカルビに限ります。
肉が良くなったのではなく、物流が良くなったことが、ユッサシミとセンカルビの興隆なのでしょう。
黒田さんは当たったことがないと言いますが、日本人が抗菌社会に慣れ過ぎた所為で被害が拡がった可能性もあります。
最後のケジャン(犬醤)ですが、最近は韓国人もケジャンを食べなくなりました。その理由は、家で犬を飼うようになったからです。とこんな説明をしています。
http://ko.wiktionary.org/wiki/%EA%B0%9C%EC%9E%A5