2012年7月アーカイブ

写真は笑う猿/BackChinaより

http://news.backchina.com/viewnews-205572-gb2312.html

 

カリマンタン島=ボルネオ島で一匹の子ザルが観察用の隠しカメラを見つけて、ニヤリとした瞬間だそうです。

 

こんな表情をしたヒトもたくさんいますね。

 

 

 

写真は人民解放軍の最新型攻撃ヘリ「直-9WZ/BackChinaより

http://news.backchina.com/viewnews-205612-gb2312.html

 

以下は映像、ヘリコプターのローターにご注目!

ローターが停止しているように見えますが、これはローターの回転数とビデオのフレームレートが同期しているのでこのように見えるのです。香港映画のワイヤーアクションでも中共のトリックでもありません。

 

以下のロイターの記事には、『同部隊のZhang Zhilin司令官は「われわれの使命は平和を守ることだ」と強調した』つまり、中国共産党(人民解放軍ですので中国ではありません)の平和を守るためには、このような攻撃ヘリが必要だと誇示しているのです。核ミサイルも同じです。党の平和の為なら、日本の領土である尖閣諸島を占領しようが、海保を攻撃しようが彼らにとっては何の問題もないのです。それを平和ボケの日本人は知ろうとせず、オスプレイ反対と大騒ぎしています。

 

デモによる超低空飛行は、敵のレーダーに探知されずに敵陣へ入り込むためのアピールです。これが平和を守るための人民解放軍の使命と言うことです。

 

【ロイター7/24-中国軍がヘリ部隊を外国メディアに公開、透明性アピール】

[通州(中国) 24日 ロイター] 中国政府は24日、北京市通州区の人民解放軍陸軍航空兵第4ヘリコプター団を外国の記者団に公開し、軍の透明性をアピールした。

 

第4ヘリコプター団は汎用ヘリコプターのZ─9などで構成される武装ヘリ部隊だが、有人宇宙船「神舟」の地上帰還などでも任務に当たっている。同部隊のZhang Zhilin司令官は「われわれの使命は平和を守ることだ」と強調した。

 

先月には航空機エンジン・機械大手の米ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX.N: 株価, 企業情報, レポート)が、対中国禁輸措置に違反して、同国最新鋭の攻撃ヘリとみられるZ─10の開発に利用できるソフトウエアを中国に売却していたことが明らかとなった。

 

中国の軍事費は過去20年にわたり、ほぼ毎年2桁のペースで伸びており、今年も前年比11.2%増の6703億元(約8兆2900億円)と公表されている。ただ、他国の専門家の間では、実際にはもっと多いと指摘する声も多い。

 

 

 

写真はオレオレ詐欺を撃退したぎんさんの三女津田千多代さん(94)/YouTubeより、これはオレオレ詐欺犯撃退の動画ではありません。

http://youtu.be/Pc7es6qxuN4

これぞ、ババァーズ!千多代さんはおしゃべりが得意だそうです。オレオレ詐欺犯の声が若いと言ってますが、お婆ちゃんの声も若い!

 

94歳のおばあちゃんの孫なら50歳くらいかな?50歳にもなって「オレオレ」じゃあまりにも情けない。

 

IZA7/25-ぎんさんの94才娘 オレオレ詐欺男に「まともな仕事しろ!」】

 視力が落ちてきた、耳が遠くなった、根気が続かなくなった。こうした肉体の衰えとともに、年をとってから心配になるのが、ボケや頭脳の衰えであろう。だが平均年齢93歳の「蟹江ぎんさん」の4姉妹は、3日おきに実家の蟹江家に集まり、“縁側談議”に花を咲かせて、互いに刺激し合っている。これがいちばんの“脳トレ”になるという。

 

 そんな日ごろからのトレーニングが存分に発揮される出来事が、三女・千多代さん(94才)の身に起きた。

 

 今年3月も終わりのこと。夕暮れ近く、そろそろ夕食の支度をと思っていたところ、茶の間にある電話が鳴った。 「バァちゃん、オレだよ、オレ、オレ……」

 

 受話器を取ると、いきなりそんな声が聞こえてきた。千多代さんはすぐに振り込め詐欺の電話だと気づいた。このときの千多代さんの対応ぶりを再現すると--

 

 若い男:「もしもし、オレオレ、ねぇ、バァちゃん」

 

 千多代さん:「えっ、なんだって、もう一ぺん、いってみやあ」

 

 若い男:「だっから、オレオレ」

 

 千多代さん:「あのな、わしのうちにはにゃあ、“オレ”っていう人はおらんよ。あんた、何をいうとるの。あんた、名前があるだろが」

 

 若い男:「…………」

 

 千多代さん:「わしには孫があるけども、“オレ”というふうに育てた覚えはないよ。あんたよ、そういうことやっとるけども、声が若いなぁ。ねぇ、いくつなの?」

 

 若い男:「う、うーん……」

 

 千多代さん:「あんた、誰にいわれてこういうことやっとるの。ほら、後ろに誰かおるだろ!? それを出さんかぁ!」

 

 すると受話器の向こうで何やらいい合う声がして、別の男が出た。その男は“弁護士”だと名乗った。

 

 千多代さん:「まあまあ、黄色いくちばしをして、そんな坊やみたいな声出して…。そんな若い弁護士、聞いたことないにゃあ」

 

 弁護士を名乗る男:「そ、そんなこといわれても……」

 

 千多代さん:「あんたな、人をちょーらきゃして(騙して)、金を取ろうなんて大きな間違いだよ。そういうこと、やめてな、まともな仕事をしろ! こりゃ、黙っとらんと、何とかいやぁーせんかい?」

 

 その男:「……」

 

 千多代さん:「おい、これからもやるのか、やめるんか、さあ、どっちを取るきゃあ!!

 

 その男:「……ハイ、もうやめることにします」

 

 息子や孫、警察官を装って、高齢者にウソの電話をかけ、多額の現金を振り込ませる詐欺の被害が、再び増加の傾向にある。警察庁によると、2011年に確認された振り込め詐欺は4628件、被害総額は106億円で、2年連続で増加傾向だという。

 

 五女・美根代さん(89才):「テレビや新聞でこれだけ注意を呼びかけとるのに引っかかるのは、大金を持ってる年寄りが多いということだがね。それにしても、オレオレ詐欺に懇々と説教した千多代姉はあっ晴れだよ」

 

 千多代さんが胸を張っていう。

 

 「振り込め詐欺もな、頭をしっかり動かすための脳トレになるがね」

 

 そんな4姉妹に、こんな話が舞い込んだ。振り込め詐欺の撲滅を喚起する愛知県が、その“キャンペーンガールズ”に、姉妹たちを抜擢したのだ。

 

 四女・百合子さん(91才):「いや、ガールズじゃなくて、“ババァーズ”だがね、ハハハハ」

 ※女性セブン201282日号

 

ある会話

詐欺師「オレだよ、オレ、わかる?」

おばあちゃん「えぇ?誰だい?まさか、ミツルかい?」

詐欺師「そうそう、ミツルだよ。元気?」

おばあちゃん「いゃー、よく生きていたね。どこなんだい、満州かい?」

詐欺師「そうそう、マンシュウなんだ」

おばあちゃん「早く帰っておいで!」

詐欺師「今、困っているんだ。事故があってね」

おばあちゃん「八路兵でも殺したのかい?」

詐欺師「ハチロヘイ?接触事故だよ。死んでいないよ」

おばあちゃん「それじゃ、馬なのかい?」

詐欺師「ウマ?なんだか分かんないけど、お金がいるんだ」

おばあちゃん「いくらだい?」

詐欺師「とりあえず、50万円」

おばあちゃん「そんなにかい、うちにあるかなぁ?」

詐欺師「振り込んでくれれば、いいよ、カードあるだろ?」

おばあちゃん「かあど?なんだい、それりゃ?」

詐欺師「それじゃ、バイク便で取りにいくからさ、お金を渡してくれよ」

おばあちゃん「ばいくびん?満州から来るのかい?じゃ、待ってるから、軍票用意して・・・」

 

 

 

写真は橋から転落したオート三輪車/56.comより、現地の人は「柴三机=chái sān jī」と呼んでいる。この事故で14名が死亡、8名が負傷(うち2名重傷)している。柴油=ディゼールオイル

http://www.56.com/u38/v_NzAzNDgzNzE.html

 

移動手段に使われているオート三輪は以下のようなモノと思われる↓

http://photocdn.sohu.com/20120724/Img348937675.jpg

これに22名も乗っていた・・・?ギューギュー詰め

 

【福建省寧徳市】724日午前750分頃、寿寧県南陽鎮山坑村付近を通っていたディーゼルオート三輪車が橋から山裾に転落した。この事故により14名死亡8名が負傷した。ディーゼルオート三輪は住民の貴重な移動手段であるが、違法営業である。

 

IZA7/24-中国福建省で橋から車転落、13人死亡】

 中国国営新華社通信などによると、福建省寧徳市寿寧県で24日朝、市場に向かっていた農業用車両が橋から転落し、乗っていた13人が死亡、7人が負傷した。

 

 地元当局が原因を調べている。(共同)

 

 

 

 

写真は河の上の高架道路?/BackChinaより、この下は河ではなく、道路・・・

http://news.backchina.com/viewnews-205485-gb2312.html

 

 

河の向こうは?

 

 

一階部分は水没

 

タイの洪水を思い出す

 

 

マンションのベランダで釣り

 

724日、三峡ダムの水位がダムを建てて以来の最高水位186.7mとなった。これは、1998年の3000人が犠牲となった長江水害を超えるものである。当然ながら、三峡ダムからの放水が行われる。下流域がまた被害流域となる。

 

 

 

上記はthe 11th international alphorn festival in Nendazで行われたコンサートの一部/YouTubeより、ゼロカウンターがいい!11名のアルプホルン奏者による演奏

http://youtu.be/-p6txCSPVr4

 

以下は180人のアルプホルン奏者の演奏写真↓大判高画質(ワシントンポストより)

http://www.washingtonpost.com/2012/07/23/gJQA3ebZ4W_photo.html

 

今回のフェスティバルのスケジュール表↓

http://www.nendazcordesalpes.ch/de/prog2012

以下でアルプホルンの演奏を聴くことができる

http://www.nendazcordesalpes.ch/de/musik

 

IZA7/24-《ART CAFE》アルプスに伝統楽器の調べ】

 スイス南部ナンダの標高2200メートルにある湖のほとりで7月22日、伝統的な楽器アルプホルンの演奏会が開かれ、奏者150人による調べがアルプスの山々にこだました=写真(共同)。アルプホルンは天然の木(多くはトウヒ。場合によってはマツ)をくりぬいて作られる管楽器で、長さは3メートル以上。黒や赤、青の伝統衣装をまとった奏者たちが一斉にアルプホルンを吹くと、集まった観衆からは大きな拍手が起きた。

 (SANKEI EXPRESS)

 

隣国もこうした美しい音色を吹けばいいのに・・・!

 

ある会話

音楽会主催者「イ・ホラさん、赤い顔してアルプホルンはどうしたの?」

演奏家「それが、チェ・ナンダさん、聞いてよ、日本の奴に杭を入れられて壊れちまったんだ。ウィー」

音楽主催者「えぇ、だってアルプホルンを持っているのイ・ホラさんだけでしょ。今日のコンサートどうするの?」

演奏家「ゲンチャナヨー、あそこに飾ってあるヤツを使えば、いいじゃん、ウィー」

音楽主催者「あれは、ダンボールで作ったものだから、音なんか出ませんよ」

演奏家「イイノ、イイノ、音は持ってきたから・・・、ウィー」

音楽主催者「杭の話は本当ですか?だったら、新聞社呼びますか?」

演奏家「ジャンジャン、持ってきて・・・、ウィー」

 

記者「イ・ホラさん、いつ・どこでアルプホルンを吹かれたのですか?」

演奏家「ほんの1時間くらい前に日本大使館前じゃよ、ウィー」

記者「たくさんの人が聞いていたのですか?」

演奏家「そうなんだ。たくさんいてね。その中に日本人が混じっていて私のアルプホルンに杭を入れたんじゃよ。全く許せん!ウィー」

記者「それで、アルプホルンはどうされたのですか?」

演奏家「友人のところに修理に出している。1週間はかかるそうだよ。ウィー」

記者「しかし、おかしいですね。誰もアルプホルンの音を聞いていないのですが?」

演奏家「だから、吹こうと思ったら、杭を入れられたんじゃよ。ウィー」

記者「杭くらいで、音が出なくなりますか?」

演奏家「当たり前だよ、デリケートなんだから、ウィー」

記者「それで、杭はどこにありますか?」

演奏家「一緒に友人のところにあるけど、何か?ウッウィー」

記者「これは器物損壊の重要証拠ですので、警察に渡さなくてはなりませんよ」

演奏家「警察に何が分かる。ウィー」

記者「イ・ホラさん、本当は杭もアルプホルンもないんじゃないですか?」

演奏家「ナニー!生意気な、貴様はどこの新聞社だ!名前を言え、ウッーヒックク」

記者「イ・ホラさん、もう忘れたんですか?2時間前から一緒にソッチュを飲んでいたでしょ。あなたはアルプホルンなど持っていなかったですよ。それに、あなたは音楽家ではなく、外交官だと名乗ってましたけど。ウィー」

 

 

写真は「日健麻沙子友好小学校」の落成式/貴州政府ネットより、麻沙子じゃありませんよ。日健麻(日本健康麻雀)で切り、沙子は同地の地名です。

http://www.faogz.gov.cn/text.php?id=1019&s_id=62

 

【貴州省鎮寧県】2012526日、沙子郷で「日健麻沙子友好小学校」の落成式が行われた。3階建て614㎡の小学校である。

 

昨年の4月、日本が3.11で最も厳しい時期に日本健康麻将協会の田辺恵三会長は会員から集めた300万円を持って同地を訪れ、寄付をしてくれたと上記の記事には書かれている。また、田辺会長は、「40年前には周恩来総理が日本と中国は友好的な付き合いをして、良い友達となり、互いを尊重し、信頼と理解をしよう」と挨拶をした。日本からの参加者は子供たちに文房具と書籍を贈呈している。

 

民間ではこうした草の根交流がなされているが、なかなか日本の真意は伝わらない。日本ばかりが、どうして「フリコミ」or「フリテン」なのだろうか?

 

IZA7/24-中国にマージャン学ぶ小学校? 珍しい名前で開校】

 【外信コラム】北京春秋

 中国内陸部の貴州省鎮寧県の山村で5月末、「日健麻友好小学校」という変わった名前の学校の開校式が行われた。同校の児童約100人が合唱などを披露し、国内外から訪れた関係者を出迎えた。

 

 学校名は、建設費を出した日本健康麻将(マージャン)協会(本部・東京)から付けたという。同協会は日本各地で高齢者向けのマージャン教室を開くなど、ギャンブルではなく、頭脳スポーツとしてのマージャンの普及を推進している。日中国交正常化40周年の記念事業として、マージャン発祥の地である中国の子供たちを支援しようと、会員から約300万円の寄付を募った。

 

 マージャンを通じた日中文化交流事業を展開している同協会は、約10年前にも雲南省中甸県に「日健麻希望小学校」を建てた。今回の学校は姉妹校となる。

 

 世界2位の経済大国となった中国だが、農村部の教育資金は不足しており、6月現在、全国の小学校のうち約2万校が国内外の寄付で造られている。寄付者には校名を付ける権利があるが、マージャン団体の名前を冠する学校は珍しいという。

 

 開校式に出席した同協会の田辺恵三会長は「せっかくだから、マージャンを授業に取り入れてほしいと提案したが、学校側は同意してくれなかった」と笑った。 (矢板明夫)

 

 

 

写真はどう見ても河にしか見えませんが、実は高速道路なんです/BackChinaより

http://news.backchina.com/viewnews-205367-gb2312.html

 

 

 

バスが沈んでいます

 

 

遺体も出てきました

 

 

高速道路だと分かりますね

 

722日の豪雨で京港澳高速が河になりました。この河に百数台の自動車が沈んでいます。浅いところで2m、深いところでは3mもあります。21日は4mはあった模様。

 

 

 

 

写真は地下鉄フォームより登りのエスカレーターに電動車イスで乗った女性が転倒した瞬間/YouTubeより、でもたいしたケガもなく無事でした。ご安心を!

http://youtu.be/f0ItoY-414s

乗客が女性を助けますが、なかなかうまくいきません。係員が来て、非常停止ボタンを探し、ようやく停止しました。

 

【ボストン】713日午前934分、地下鉄ブロ-ドウェイ駅のエスカレーターに電動車イスで乗った女性が転倒したところを構内の監視カメラが撮っていました。

 

女性は56歳の南ボストンに住んでいます。たぶん、いつも、車イスでエスカレーターに乗っているのでしょう。今日はたまたまバランスが崩れて、後ろに転倒したのかは分かりません。車イスのタイプによっては、エスカレーターに乗ることはできますが、ちょっと難しいようです。

 

非常停止ボタンと言えば、最近は通勤時の電車で頻発しております。その度に5分程度停車し、ダイヤが大幅に狂います。こうした事故や急病人であれば、やむないのですが、どんな理由で押されたのか、明確にアナウンスしてもらいたいものです。世界一正確な国鉄は今はもうありません。

 

 

図は全米干ばつモニターより、内陸部の干ばつが厳しい。これだけ見るとフロリダ半島は住みやすいか?いや、これからはハリケーンが来るかも・・・

直近6週間の変化↓

http://droughtmonitor.unl.edu/6_week.gif

 

Visit NBCNews.com for breaking news, world news, and news about the economy

 

米国は1956年以来の大干ばつに襲われている。北京は61年ぶりの豪雨で都市が浸水した。なかなかバランスがとれない。穀物価格は上昇し、肉の価格も上がる。米国民は悲鳴を上げている。演説のうまいオバマ大統領も雨でも降らせないと再選は難しい。圧倒的な国力をもってしても、干ばつにも乱射事件にも勝てないのか・・・?

 

IZA7/22-米で記録的熱波 干魃で穀物価格高騰、世界経済のリスクに】

 【ワシントン=柿内公輔】世界の台所を支える米国の穀倉地帯が、記録的な熱波で1956年以来の大干魃(かんばつ)に見舞われている。トウモロコシ産地の農家は「先が見通せない」と天を仰ぎ、危機感を深めるオバマ政権は農家の支援策などを打ち出しているが、干魃の勢いの前に対応は後手に回っている。穀物価格は歴史的水準に高騰を続け、米国や世界経済の新たなリスクとなる恐れもある。

 

 「とにかく暑くて干上がっている。ひどいもんだ」

 

 アイオワ州南部ルーカスのトウモロコシ農家、デービッド・ミラーさん(60)は、産経新聞の電話取材にため息を漏らした。

 

 「コーンベルト」。中西部に広がるトウモロコシ産地はこう呼ばれ、中核をなすアイオワ、オハイオ、イリノイ、インディアナの4州で米国の生産高の半分を占める。ミラーさんは約65万平方メートルの畑を抱え、7月は収穫を左右する受粉期だが、なんとか受粉したトウモロコシは7割強。実は小さく、「すぐにでも雨が降らないと収穫は厳しい」。だが、天気予報では当面まとまった雨は望めない。

 

 トウモロコシ先物価格は6月以降、約46%高騰。農家にとっては収穫量の激減で相殺されてしまう。肥料や農業機械など先行投資も大きいため、ミラーさんの地区では、「ほとんど収入はなく、負債を抱え込む農家さえいる」。もっとひどいのは畜産農家で、家畜を維持する飼料代などが生計を圧迫しているという。

 

 米中西部は6月以降、極端な高温小雨に見舞われている。米海洋大気局によると、干魃被害は米本土の55%に及び、これは1956年以降で最悪の規模だ。

 

 オバマ政権は農家への低金利向け融資などの措置を講じつつある。ビルサック農務長官は18日に緊急記者会見し、「手を尽くして農家を助けたいが、政府にできることには限りがある」として、議会に支援策の立法措置を講じるよう要請したことを明らかにした。

 

 アイオワ州は今秋の大統領選の激戦州の一つ。干魃被害が政権批判に転嫁しかねないことへの危機感もありそうだ。だが、ミラーさんは「農家はすでに来年の作付けの構想を練る時期だ」と焦る。同州の農業団体幹部でもあり、「議会も大統領も責任を感じ、指導力を発揮してほしい」と、いらだちを隠さない。

 

 「毎日祈りをささげている」。もはや神頼みしかないと言いたげなビルサック長官の嘆きが、干魃の深刻さを象徴しているようだ。

 

唸声


世界のニュースネタをお届けします。映像や写真、色々な国の新聞もご紹介します。笑いあり、涙あり、グロもあり!世界には我々日本人の知らないことがいっぱいあります。

このアーカイブについて

このページには、2012年7月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2012年6月です。

次のアーカイブは2012年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ