2011年11月アーカイブ

写真はパトカーから足を出して靴磨きをさせている様/BackChinaより、変な靴下を履いた短い脚の男である。警察官ではなく、裁判所の運転手だった。

http://news.backchina.com/viewnews-167982-gb2312.html

 

【浙江省衢州市】この写真は117日に撮られたもので、10日にミニブログにアップされ、この警察の横柄な態度に激しい批判が集中した。

 

この車のナンバー「HA042」は福建省、H=南平市の警察車両であるが、南平市浦城県裁判所の車両であることが判明した。福建省ナンバーの車が浙江省まで行ったのは、警察幹部の家族が重病で上海の病院で治療を受け、衢州駅まで出迎えに行ったことが分かった。

 

列車が着く前に運転手は靴を磨きに行ったと言うのが事の真相である。

 

この運転手は2007/8/1より2012/7/31までの雇用契約を浦城県裁判所と交わしていたが、今回の件で即日契約を解除されている。

 

警察車両の公私混同の使用は批判されていないが、この国の公安のデタラメさが分かる事件である。

 

この件を写真を持って警察や裁判所に告発しても、有耶無耶になるのが関の山、だが、ネットで公開されれば、事の真相が明るみに出る。横柄な態度だけでなく、警察車両の私的使用も批判対象としたい。

 

 

写真は1年前に火災の起きたマンション、いまだに痛々しい姿を晒している/BackChinaより

http://news.backchina.com/viewnews-168008-gb2312.html

 

2010/11/15、上海静安区の28階建ての教員向けマンションが火災となり、58名の方が亡くなった。現場は1年経ってもそのままの姿で片付けもされていない。現場を見るたびに火災に気をつけようと現場作業員が考えればよいのだが・・・。

 

 

 

写真は北京オリンピック時、鳥の巣近くに設置された地対空ミサイル/看中国

http://www.kanzhongguo.com/node/254051

以下は、必要とあらば、地対空ミサイルの配備も検討すると答弁するハモンド国防相(19秒間)

Olympic missile security from Glowing sky on Vimeo.

 

来年のヨーロッパはどうなっているのだろうか?オリンピック発祥の地「ギリシャ」から聖火とともにデフォルトが拡がり、イタリア・スペイン・ポルトガル・・・もデフォルトしているかもしれない。そうなれば、世界的な規模で金融危機が起きている筈だ。英国もユーロ加盟せずに助かったと考えるもののみんな巻き添えで、オリンピックどころではない。地対空ミサイルよりもパンがいるんじゃないの?

 

IZA11/15-ロンドン五輪、地対空ミサイル配備も…英国防相が検討表明】

 ハモンド英国防相は14日、下院で来年のロンドン五輪の警備に関する議員質問に対し「軍が必要と判断すれば、適当な防空態勢を敷く」と述べ、対空ミサイルの配備検討を表明した。

 

 五輪期間中の警備についてはテロ対策が最大の焦点となっている。英紙ガーディアンによると、米国は英政府による警備が不十分だとして、自国選手団らの警護のため米連邦捜査局(FBI)捜査官500人を含む要員千人の英国派遣を検討している。

 

 この日、下院で質問に立ったフォックス前国防相によると、1996年の米アトランタ大会以降、地対空ミサイル配備は国際的に容認された警備手段となっている。(共同)

 

 

 

写真は堤防を壊す住民たち/バンコクポストより

http://www.bangkokpost.com/learning/learning-from-news/266151/big-bag-conflict-continues

 

1112日、ドンムアンの住民200名が土嚢堤防を6mを取り除き、そこをボートが通れるようにした。以下のIZAのニュース写真にもあるように、コマンドは見ているだけで制止をしていない。警察も同様であったとバンコクポストに書かれている。

 

上記のバンコクポストにもう一枚の写真があり、そこには水の中に一筋の線が見えるが、それが土嚢堤防である。

 

人が住んでしまえば、普天間基地問題と同じ、中も外もない。これでは、本来の機能が果たせない。都市計画の杜撰さがこうした自体を引き起こす。

 

IZA11/15-タイ 不満住民が土嚢破壊】

 タイ大洪水で、首都バンコクのタヤー副知事は11月13日、首都中心部への水の流入を阻止するため北部ドンムアン地区につくった土嚢(どのう)の堤防の一部を、周辺住民が破壊したことを明らかにした。首都中心部が浸水する恐れが再び出てきた。

 

 北部では大型の土嚢を並べ、南下する大量の水をせき止めているが、堤防の北側で水が滞留しているため周辺住民から不満が出ている。住民らはこの日、幅15~20メートルにわたり堤防を破壊。一部住民は破壊を続けると主張、タヤー副知事は「破壊が続いた場合、中心部が浸水する恐れがある」と述べた。

 

 13日までの政府のまとめによると、洪水による死者は536人となった。 (バンコク 共同/SANKEI EXPRESS)

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/asia/535051/slideshow/444238/

 

他の写真↓

http://www.nationmultimedia.com/new/2011/11/14/national/images/30169819-01.jpg

 

こちらは皆で力を合わせて土嚢積みをしている。はじめにとても丈夫な土嚢が、お楽しみに!

写真は最後の勝負、最後のコミュニティカードで8が出ればストレートで文句なく半袖の勝ち(10でも7でもワンペアで勝つ)、それ以外であれば・・・。手持ちの2枚のカードと場に出た5枚のカードを組み合わせて勝負する。

http://youtu.be/Qz0vWaMSGQc

最後のカードは4、結局、二人とも役はできず、ハイカードでの勝負となり、エースを持ったパーカーの勝ちとなった。

 

871万ドルの勝負が役無しだなんて・・・。映画みたいにはならないなぁ。ポーカーで母国の誇りを賭けるだなんて、やれやれ!

 

IZA11/14-《写真劇場》ポーカー世界一決定戦 871万ドルつかんだ!! 7位からの大逆転】

 ■シーン1

 ポーカーの世界選手権で知られる「ワールドシリーズ・オブ・ポーカー」(WSOP)が11月6~8日の3日間、米ネバダ州ラスベガスで開かれ、22歳のピウス・ハインツさん(ドイツ)が優勝し、優勝賞金871万5638ドル(約6億7700万円)を手に入れた。

 

 85カ国6865人が参加費1万ドルをかけ、賞金総額は6453万1000ドル(約50億1500万円)。7月から大会は繰り広げられ、11月のファイナルテーブルにつくことができるのは、わずか9人。「November Nine(ノベンバー9)」と呼ばれる最強のプレーヤーたちだ。

 

 ハインツさんはチップ数7位でスタートしたが、チップリーダーとなり、最後は優勝候補の35歳、マーティン・スタツコフさん(チェコ)を破ってドイツに初の栄冠をもたらした。

 

 大会の模様は全米で中継されたほか、インターネットでも速報されるなど、各国のファンがトッププレーヤーの動向を見守った。

 

 ■シーン2 母国の誇りも賭けた頭脳戦

 一般的に知られるポーカーは5枚のカードで役をつくるが、この大会では、最大5枚のコミュニティーカードと呼ばれる共通のカードを使い、2枚の手札とあわせ勝負する。運とともに互いの駆け引きが勝敗を分けるという。

 

 優勝したハインツさんは、プロのポーカープレーヤー。今年のノベンバー9は、米国の3人、英国、アイルランド、ドイツ、チェコ、ウクライナ、ベリーズと多彩で、ファイナル会場のペン&テラーシアターは駆けつけた応援団が国旗を振って声援を送るなど、母国の誇りをかけた激しい戦いでもあった。

 

 AP通信などによると、最後まで冷静さを失わなかったハインツさんは「家族や多くの友人たちの声援がうれしかった。人生の中で最も幸せな日だよ。(賞金は)家族に贈りたい」と素直に喜んだ。敗れたスタツコフさんも「優勝ブレスレットを獲得するため、来年もこのテーブルに来るよ」と雪辱を誓った。2位とはいえ、543万3086ドル(約4億2150万円)を獲得した。

 

 来年は、どんなスターが登場するのだろうか。(EX編集部/撮影:AP/SANKEI EXPRESS)

 

 

 

写真はビートルズとインド人宗教家故マハリシ・ヨギの磨り減ったサンダル/ディリーメールより

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2061001/Sandals-belonging-Beatles-guru-The-Maharishi-set-fetch-80-000-auction.html

 

1126日、故マハリシ・ヨギ導師が1960代~1970代にかけて履いていた木の磨り減ったサンダルが、ロンドンにてオークションにかけられることとなった。希望落札価格は8万ポンド≒997万円と超越瞑想価格である。

 

故マハリシ・ヨギ導師には、ビートルズだけでなく、多くのアーティストが影響を受けている。TMと呼ばれた超越瞑想を創立させ、世界的な瞑想ブームを引き起こした。

 

今回のサンダルは導師が捨てたものを個人秘書が保存していたもので、導師のエネルギーを未だに感じる神聖なオブジェクトだと表現している。しかし、そんな神聖なものなら、競売にかけたりするのだろうか???

 

以下はミア・ファローと導師の写真、このサンダルを履いていたかな?

http://newsimg.bbc.co.uk/media/images/44407000/jpg/_44407145_miayogi203ap.jpg

 

ビートルズと導師の写真↓導師の足元のサンダルにご注目!

http://2.bp.blogspot.com/--qjq1ZJBLJM/Th4yoDoBQYI/AAAAAAAACVo/e_YVIZvLJSo/s900/tumblr_levwg8bCOD1qdvsg8o1_500.jpg

 

ビートルズと導師の大写真↓

http://www.thedrum.co.uk/uploads/news/old/12740/master.The_beatles_historic_meeting_with_the_maharishi_mahesh_yogi.jpg

 

 

写真はムセベニ大統領の選挙ポスター/In2EastAfricaより

http://in2eastafrica.net/uganda-man-arrested-for-building-pigsty-out-of-president%e2%80%99s-old-campaign-posters/

 

【ウガンダ】1111日、ウガンダ警察は、ムセベニ大統領の選挙ポスターを豚小屋に使ったとして、George Kiberu(35)を逮捕した。Georgeはタクシーの配車係をしており、法律違反とは思わなかったと話している。

 

ムセベニ大統領のポスターは豚小屋の屋根・壁・餌の皿として使われており、ブタにはおなじみの顔であったと思われる。ブタに選挙権はないが毎日見ていれば、投票の可能性もある???

 

ムセベニ大統領は1986年よりウガンダの大統領に就任し、四選を果たしている。2005年には、三選禁止規定を撤廃しており、長期独裁政権とも見られている。しかし、2011/2の選挙では68%を得票し、大差で他の候補を引き離している。

 

IZA11/13-《海外こぼれ話》大統領の選挙ポスターで豚小屋 「地位を侮辱」で男性逮捕】

 ウガンダのムセベニ大統領の選挙ポスターを使って、豚小屋をつくった男性(35)が「大統領の地位を侮辱」した疑いで逮捕された。

 

 ムセベニ氏の顔が入ったポスターの紙は丈夫といい、豚小屋の屋根や壁に生まれ変わった。男性は「法律違反とは知らなかった」と話している。

 

 大統領選が行われたのはことし2月でムセベニ氏が勝利したが、ポスターは今も市内に張られているという。(AP)

 

ある会話

警察「お前はこんなことして大統領に失礼だと考えなかったのか?」

男「そんなことねぇだよ。オランチのブタは、大統領のおかげでいっぱい子供を産むようになったよ。みんな、大統領が好きなんだ」

 

 

 

写真は「我が国の料理はホントにいろいろあるね。中華料理もたくさんあるけど、ほとんどは揚げ物と炒め物」との台詞を交わした韓国ドラマのワンシーン/捜狐動画ニュースより、この台詞に中国ネットは過剰反応をした

http://tv.sohu.com/20110728/n314842428.shtml

問題の個所の中国語翻訳部分の拡大写真↓

http://a0.att.hudong.com/50/26/01300000242726131116268311936.jpg

 

中国では、≪扔你一**rēng nǐ yī liǎn(あんたの顔に**を投げてやる)≫と流行語にもなった。

 

唸声は韓国料理も好きだけれど、やはり中華料理の種類の豊富さには敵わない。韓国人の食べている韓国中華料理は実に幅が狭いのでこんな台詞が出てきたと思われる。しかし、こんな台詞が出てくると中国ネットではすぐに燃え上がる。

 

何でも一番でないと気が済まない国は何でも起源説の国でもある。こうした傲慢さは至る所に現れる。

 

この韓国ドラマ『하늘이시여在何方・神様お願い』は71か国語に訳されて放映されているらしい。ビックビジネスであるとともに韓国文化の押し売りも可能なのである。我が国でも多くの人が洗脳をされている。

 

以下の記事にも書かれているが、『韓国ドラマを通じた“文化略奪、文化侵略”への警戒』は中国だけではない。我が国も同じである。

 

何せ、世紀の悪女「閔妃」が、韓国ドラマでは朝鮮の母「明成皇后」となってしまうのだから。とんでもない歴史改竄もこの国のドラマならではのこと。騙される奴が悪いとはお隣と一緒!

 

IZA11/13-《矢板明夫の中国ネットウオッチ》中韓料理めぐり韓国批判噴出】

 中国国営中央テレビ(CCTV)で今年夏、放映した韓国の人気ドラマ「神様、お願い」(全85話 中国語名、愛在何方)の中に、中華料理を見下す「暴言」があったとして、中国のインターネットユーザーが猛反発している。韓国を批判する書き込みがサイトに殺到、韓国ドラマを通じた“文化略奪、文化侵略”への警戒を呼び掛ける声も出ている。(北京 矢板明夫)

 

 「神様、お願い」で問題となったシーンは、男女主役のある会話だった。2人は韓式住宅の畳の上に座り、テーブルの上に置かれた数皿の漬物と野菜料理を食べながら「韓国料理って、本当にさまざまな種類があるよね」「中華料理はたくさんあるといっても、炒め物と揚げ物ばかりだもの」と雑談していた。

 

 このセリフは多くの中国人の怒りを買った。「自国の料理を褒めるのは構わないが、知らない中華料理をバカにするな」として、「中華料理は韓国料理より種類が多いことを証明しよう」と呼びかけるサイトがあった。

 

 あるユーザーがドラマの中の2人に向かって「お前の顔に北京ダックを投げつけてやる」と書いたところ、別のユーザーらが「お前の顔にラーメンを投げつけてやる」「子豚の丸焼きを投げつけてやる」「茶碗蒸しを投げつけてやる」などと次々書き込み、炒め物と揚げ物以外の中華料理の名前は瞬く間に数百も並べられた。

 

 このリストが別のサイトに転載されると、さらに多くの料理が付け加えられ「お前の顔に○○(料理名)を投げつけてやる」は一時、ネットで流行語となった。「韓国料理約2千から3千種類あるのに対し中華料理は約6万種類。調理法に関しても中華料理は韓国料理の倍以上ある」「そもそも韓国料理のルーツは中華料理だった」との内容の自称料理研究家による投稿などもあった。韓国のテレビドラマ関係者を「井の中の蛙」と批判するコメントはネットにあふれた。

 

 中国では近年、韓国ドラマがテレビで放送されることが多くなり、中高年女性と若者の間で人気を博している。しかし、ドラマの中に、韓国の文化を過大評価し、中国の文化を否定する内容が含まれることもよくある。同じく「神様、お願い」の中に「中国のお茶は全部ニセモノだよ」とのセリフもあった。これには、「お前らがお茶を語るなど5000年早いわ」といった反発が寄せられている。

 

 また、別のドラマ「明日に向かってハイキック」(中国語名、●(=手へんに高)笑一家人)の中に、中国に出張する主役の男性とその家族との会話の中に、「万里の長城なんて大したことはない」というセリフがある。有名なドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」の中では、中国人が発明した「鍼灸(しんきゅう)」が、韓国人が発明したものとして紹介されていた。こうしたドラマのなかにある中国人のプライドを刺激する内容について、「ドラマだから、気にする必要はない」との意見がある一方、「中国の文化を自分のものにしようとする目的があるのではないか」との声もある。

 

 数年前、中国で2000年以上の歴史を持つ「端午の節句」(旧暦5月5日)が、韓国によって「江陵端午祭」との名前でユネスコ(国連教育科学文化機関)の「世界無形文化遺産」に申請、選定されたことがあった。当時の中国世論は、「強盗にあった気持ちだ」などと猛反発していた。その後、韓国が中国の伝統医学である「漢方(中医学)」を「韓医学」と名前を改め、世界文化遺産の認定に向け申請する動きがあると報じられ、中国側が警戒を強めた。

 

 中国のネットユーザーの間では、韓国はドラマを通じて中国の若者に「韓国の文化は中国文化より素晴らしい」「中国人は韓国文化を学ぶべきだ」という意識を植え付け、「文化略奪、または文化侵略をしようとしている」と断じる声もある。

 

 

写真は養子縁組で腎臓を提供した堀内竜哉被告(21)/テレ朝動画ニュースより

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/211109038.html

 

今回の事件で、暴力団は金のあるなしに関係なく収奪していることがよく分かる。以下の「暴力団・ヤクザの逮捕・裁判ニュース」サイトで関係者の構図と写真を見ながら、IZAの記事を読むとさらによく理解ができる。

http://yakuzataiho.seesaa.net/article/211874815.html

 

この事件で感じるのは、なぜ海外で腎臓移植をしなかったのかと言うこと。堀内医師も中国での移植の危険性を感じていたということか?それとも既に暴力団に雁字搦めにされていたのか?暴力団は金のニオイと弱みには敏感であることを再認識させられた。

 

IZA11/13-27歳年上の医師の妻との不倫、代償は“ガテン系奴隷生活”】

 人生の再出発を賭けた腎臓の提供は、新たな“地獄”の始まりだった-。生体腎移植をめぐる臓器売買事件で、臓器移植法違反(臓器売買の禁止)などの罪に問われ、9日に東京地裁で開かれた男性被告(21)の初公判。臓器提供者(ドナー)の被告が約束の報酬を受け取れず、手術後も「軟禁」されるに至った意外な理由が、法廷で明らかにされた。(時吉達也)

 

 起訴状と検察側の冒頭陳述によると、被告は臓器提供仲介役の暴力団関係者らと共謀し、昨年6月、腎不全を患い腎臓の提供を求めていた男性医師(56)=公判中=と虚偽の養子縁組届を提出。翌月に腎臓移植手術を実施し、謝礼として800万円を受け取ったとされる。30万円を借りていた知人のアルバイトの男(30)=同=から「借金を返し、余裕もできる」と誘われたのが犯行に関与するきっかけで、被告自身は手術前後に20万円を受け取ったという。

 

 被告は保釈されており、この日はスーツ姿で出廷。公判の冒頭、「自分がその場におらず、逮捕後に初めて知ったことも多い」とした上で「間違いない」と起訴内容を認めた。

 

 一連の事件では被告を含む9人が起訴され、被告以外の8人はすでに公判中、または判決言い渡し済みだ。冒頭陳述や検察側の証拠調べの内容は多くがこれまでの公判で明らかにされているものだったが、検察官はその途中、共犯者の供述調書として医師の妻(48)=同=と被告に関する“新事実”の読み上げを始める。

 

 検察官「○○(医師の妻、法廷では実名)は手術を前に被告が逃げないよう、監視役として一緒に寝泊まりしていたが、情が移って肉体関係を持つようになり、2人は『術後は結婚しよう』と将来を約束した」

 

 臓器移植の仲介を主導し、自身の初公判では犯行について「夫を救いたい一心だった」と発言していた医師の妻との不倫関係。検察官はこの問題が発覚したことで、被告は受け取り済みだった謝礼を仲介者に没収された、と続けた。

 

 その後の弁護側の証拠調べで、弁護人は被告が事件以前から内縁の妻、妻の子供2人と同居していることを説明。「落ち着いたら入籍し、被告を監督していく」という内縁の妻の言葉が紹介されるが、夫の“裏切り”が直前に明らかにされており、どこか哀れに響く。

 

 公判はここから、被告人質問に移る。弁護側は、被告が犯行に加わるまでの苦境を明らかにしていく。

 

 家族との衝突で高校を1年で中退、上京しパチンコ店員として勤務していた被告。上司との対立で仕事を辞めた際、店の常連客で顔見知りになっていたアルバイトの男に就職の斡旋を頼んだのが、悲劇の始まりだった。

 

 弁護人「相談して、どうなりましたか」

 

 被告「『すぐに紹介できないから、しばらく自分でも探しておけ』と言われました。そして『いろいろ費用がかかるだろうから、仕事が始まるまで貸してやる』と、9万円ちょっとを貸してくれました」

 

 弁護人「その後はどうなりましたか」

 

 被告「先輩・後輩みたいな関係になり、パチンコの『代打ち』をさせられました。ほぼ毎日、週5日はやっていました」

 

 弁護人「就職活動をしなければいけないのに、断らなかったんですか」

 

 被告「金を借りて面倒を見てもらっていたので、恩返しのつもりでした」

 

 無職生活は約3カ月続き「週1回程度で1~2万円渡され、ケータイ代も支払ってもらい」、男からの借金はさらに増えていったという。男の紹介で建設会社に就職するころには、被告はすでに“あやつり人形”と化していた。

 

 弁護人「給料はもらっていましたか」

 

 被告「給料袋の封を開けずに××(アルバイトの男、同)さんに持っていき、そこから渡される仕組みになっていました」

 

 弁護人「給与明細は見ていたんですよね。いくら引かれたんですか」

 

 被告「多い時で10万円以上持っていかれていました。5、6カ月続き、借りていた30万円ほどは返したつもりでした」

 

 被告は給料の多くを男に搾り取られ、家族3人との生活のためにガソリンスタンドでの夜間バイトも掛け持ちすることに。「朝晩働きっぱなしで、(疲労で)実際に吐いていた」生活に限界を感じていたころ、男から臓器提供の話を持ちかけられた。

 

 被告「『お前は俺に、100万円の借金がある。借金をチャラにするいい話がある』と言われました。『100万円』にびっくりしたが、世話になっていたのもあるし、自分もしっかり計算をしていなかったので、言い返しませんでした」

 

 流れに身を任せるまま、違法臓器売買のドナーとなった被告。男を通じて暴力団が仲介役にいることを知り、「下手をしたら消されると思い、投げやりな気持ちになった」という。

 

 そして、手術後。「借金が棒引きされ、生活をやり直せる」という淡い期待も打ち砕かれる。被告と医師の妻との関係が医師に発覚することを懸念し、仲介役らが謝礼を没収、被告を監視下に置くようになったためだ。弁護側はその後の状況について、質問を続けていく。

 

 被告「(監視役の)△△(同)さんという人に『持っている金を全部出せ』と言われ、一緒に暮らすことになりました。『自分の金は自分で稼げ』と言われ、働きにでるようになりました」

 

 弁護人「稼いだ金はどうなったんですか」

 

 被告「△△さんにいきました。1日に1千円から2千円くらい、食費だけもらいました」

 

 弁護人「手術直後で、体は大変だったんじゃないですか」

 

 被告「完全に治っておらず、痛みがありました。コンビニと運送会社の仕事の掛け持ちは相当きつかったです」

 

 被告はその後、以前の職場を通じて内縁の妻とようやく連絡を取り、監視役の男の家から脱走。身を潜めるうちに、事件が発覚したという。

 

 トラブルの原因となった“男女関係”には触れないまま、手術後の過酷な状況を振り返った弁護側。一方、検察側や裁判官は遠慮なく質問をぶつけていく。

 

 検察官「(医師の妻に)誘われて、我慢できなかったと。依頼者の医師の奥さんに手を出せば、どうなるか考えなかったんですか」

 

 被告「投げやりな気持ちになっていて、考えることもなくやってしまった。やった後で後悔しました」

 

 裁判官「○○との関係がなく、事件が発覚していなかったら、どんな生活を送っていたと思いますか」

 

 被告「想像つかないですが、それなりに後悔していたと思います」

 

 裁判官「結局、謝礼が支払われなかったのは、さっき言ったような事情があったわけですよね」

 

 被告「え?」

 

 裁判官「ですから○○との関係がばれるという懸念で、監視役と一緒に生活させられるようになったんですよね。普通にやっていればお金をもらっていたと思うけど、受け取っていたらどうなっていたと思う?」

 

 被告「後悔しつつ、普通に生活していたと思います」

 

 裁判官「借金も済んで、お金をもらい、事件も発覚していない。そうしたら犯行を軽く考えていたんじゃないですかね」

 

 被告「以前の自分がそうだったので、それは考えられます」

 

 「投げやりに」借金を増やし、「投げやりに」犯行に加わり、「投げやりに」医師の妻と関係を持った被告。裁判官は最後に、穏やかな口調で諭す。

 

 裁判官「生き方全体を含めて、どうしてもっと自分を大切にしないんですか。結婚する予定なんですよね。自分を大事にせずに、一緒に生活を送る人たちを守れるんですか」

 

 実際以上の借金返済に苦しみ、腎臓を奪われた上、軟禁生活で奴隷のように働かされた日々。被告は“被害者”の思いを捨て、裁判官の言葉を受け入れることができるだろうか。論告求刑公判は25日に開かれ、結審する。

 

 

写真上、野外ではなく、空母の上のコート、下は空母バスケを観戦するオバマ大統領夫妻/BackChinaより、こんな国がTPPを仕掛けている。果たしてドジョウで歯が立つのかな?

http://news.backchina.com/viewnews-167650-gb2312.html

 

11月11日、原子力空母の甲板で米国大学バスケットボールの開幕試合が行われた。空母はサンディエゴに停泊中のカールビンソンでビンラディンの水葬を行った空母としても有名である。

 

史上初となる空母上での開幕試合は、ノースカロライナ大学対ミシガン州立大学で、6755でノースカロライナ大学が勝った。

 

以下は空母の甲板にバスケットコートや7000名分の観客席を作っている早回し映像

唸声


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