2011年11月アーカイブ

写真は24.15mの宋慶齢の胸像/BackChinaより、毛沢東像はおしまいかな?

http://news.backchina.com/viewnews-166669-gb2312.html

 

【河南省鄭州市】鄭東新区の竜湖外環南路と九如東路交差点に建設中の宋慶齢の巨大な胸像は辛亥革命100年を記念して造られた。宋慶齢と言えば、孫文の二番目の奥さんであり、孫文とは26歳違いでもある。

 

孫文と宋慶齢は、日比谷の松本楼で出会い結婚をした。仲人は、上海の紹興公園に銅像のできた孫文のパトロンである梅屋庄吉氏、そう、梅屋庄吉氏がいなければ、二人の結婚もなかったし、辛亥革命も起きなかった。当然ながら、こんな巨大な胸像もできなかった。

 

この胸像の中は、600人の会議ができるようで、一体何の会議をするのだか・・・?600人が寝るための会議かな???

 

宋慶齢の頭は少し下げて設計されており、祖国の山河を見るためだと言う。

 

ちなみにこの鄭東新区は黒川紀章氏による都市デザインである。

http://www.kisho.co.jp/page.php/162

 

【産経11/4-巨大な孫文夫人像 中国河南省に】

 清朝を倒した辛亥革命を指導した中国の革命家、孫文の妻、宋慶齢の巨大彫像が、中国河南省の鄭州市に登場した。中国メディアが4日までに伝えた。

 

 彫像は石造りで高さ約24メートル。10月に辛亥革命100周年を迎えた中国では各地で記念イベントが開かれており、彫像設置はその一環で企画されたという。現在も制作が続いており、11月中に完成予定。

 

 あまりの大きさに話題が集まり、中国のインターネット上では「学校を建てた方が宋慶齢は喜ぶのではないか」などの声も上がっている。(共同)

 

 

写真はトイレで見つかった赤ちゃん/新浪ブログより、なんと生まれて三分後には死児としてビニール袋に入れ、トイレに捨てたと言う。

http://blog.sina.com.cn/s/blog_4e780db10102dtrk.html?tj=1

 

助かった赤ちゃん/BackChinaより

http://news.backchina.com/viewnews-166664-gb2312.html

 

謝罪に病室に訪れた赤十字会病院の院長と笑顔を見せる母親、封筒の中身は謝罪金

 

【広東省佛山市】1026日午前517分、南海区の赤十字会病院で男児が生まれたが、泣き声がないと看護婦が520分に死亡と判断し、黄色のビニール袋に嬰児を入れて、病院のトイレに捨てていた。

 

看護婦は、30分後に駆け付けた親族には女児が生まれたが死んでいたと説明をした。親族は子供に会わせろとトイレに行くと、動いている男児を見つけた。

 

女児と言えば、家族も諦めるだろうとの計算だろうか?それとも性別もろくに調べなかったのか?緊急蘇生措置もせず、まるで事務処理の如く、嬰児を処理してしまう。過去にも同じようなことはなかったのか?

 

親族が会わせろと言ったのは、病院を信用していないからに他ならない。警察も裁判所も信用できないのだから、病院も同じことだ。この国で信用できるのは、お金だけだ。三枚目の写真が物語っている。あーあ、嫌だ!嫌だ!

 

IZA11/4-看護師が乳児をトイレに捨てる 死亡と誤認、中国の病院】

 中国各紙は4日、中国広東省仏山市の病院で、看護師が生まれたばかりの乳児を死亡したと誤って判断し、トイレに捨てたと報じた。家族が生きていることに気付き、乳児は集中治療室(ICU)に搬送された。健康状態は安定しているという。

 

 10月26日、看護師は予定日より早く生まれた乳児が呼吸をしていなかったことなどから、「経験で」死んでいると判断。乳児をポリ袋に入れ、病院のトイレに置いた。

 

 家族が病院の許可を得て確認したところ、乳児が手足を動かしていたため、医療スタッフに報告したという。

 

 仏山市当局は病院の関係者を停職処分にするよう命じ、詳細な経緯を調べている。(共同)

 

 

 

写真はスタート前の各電気自動車/Ustreamより

http://www.ustream.tv/recorded/18276661


Video streaming by Ustream

89分もの長いストリーム、243秒後にスタートだが、エンジン音もなく、静かなスタートである。

http://www.ustream.tv/recorded/18276661

 

113日、第17回日本EV(電気自動車)フェスティバルが筑波サーキットで行なわれた。電気自動車故にエンジン音がなく、その為にレースをしているのか分からないので、今回はベートーベンの「英雄」が59分間、レース場に流されている。前年はベートーベンの「第九」であった。

 

ガソリン自動車に代わり、間違いなく電気自動車の時代がくる。同電気自動車フェスティバルも17回目を迎えているが、益々注目をされることになろう。リチウムイオン電池の次は何が開発されるのであろうか?超小型核電池???

 

バイオ燃料もいいが、食糧危機がこの地球を襲えば、食い物を燃料に出来ない時代もやってくる。次のレースは「運命」か?

 

【毎日11/3-電気自動車:ベートーベンをバックにレース】

 日本EV(電気自動車)フェスティバルが3日、茨城県下妻市の筑波サーキットで行われた。エンジン車を改造したEV27台が、ベートーベンの「英雄」が流れる間(59分間)の周回数を競った。

 今回が17回目。エンジン音がしない静かなレースのため、毎回クラシック音楽をバックに流す。リチウムイオン電池240キロを搭載したトヨタ自動車北海道(苫小牧市)が1周2キロのコースを29周し優勝した。

 各車はヘアピンなどに果敢に挑戦。主催した日本EVクラブの舘内端(たてうち・ただし)代表は「震災で被災し頑張っている東北の皆さんも、参加した皆さんも英雄です」とチャレンジ精神をたたえた。【安味伸一】

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111104k0000m040037000c.html

 

写真はWilliam Adams 判事が娘にベルトの鞭を打っているところ/LiveLeakより

http://www.liveleak.com/view?i=006_1320194791

 

300万回も鞭を打たれた?ではなく、再生された投稿。自分の娘が盗みをすれば、愛の鞭を打つのは当たり前だ。何もしなければ、娘は道を間違えるかもしれない。ただ、パソコンにゲームをダウンロードした結果となるとやや重過ぎるかな?これも判事の娘としては当然なのか?しかし、自分の父親を売る娘はどうなのだろうか?7年経っても憎しみが消えないとすれば、そちらの方が異常である。この娘に近づくべからず!

 

IZA11/4-男性判事、16歳娘をベルトで打つ動画投稿で米が捜査】

 米テキサス州の男性判事(51)が娘をベルトで繰り返し打ちつけるビデオが動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載され、地元警察は3日までに虐待に当たるかなどについて捜査を始めた。

 

 米メディアが大きく報道、ビデオは既に250万回近く再生されるなど大きな反響を呼んでいる。判事は一時休職を命じられた。

 

 ビデオには、判事が2004年に「パソコンにゲームをダウンロードした」罰として、当時16歳だった娘の脚などを20回近くベルトで打ち、娘が「やめて」と泣き叫ぶ様子が写っている。娘が前もってビデオカメラを設置して隠し撮りし、父親は「司法界で働くには不適格」とのメッセージを付けたビデオを今年10月に投稿した。

 

 判事は地元テレビに「盗みをはたらいた娘へのしつけで、悪いことはしていない」と反論している。(共同)

 

 

写真は米国国歌斉唱で起立をする米軍日系人元兵士たち/YouTubeより、ダニエル井上上院議員にカメラが向けられている。442部隊で右腕を失った井上上院議員は、「今回の議会金メダル(Congressional Gold Medal)の授与でもっとも重要なことは、墓地で眠る人々がこのことを喜んでくれたと確信したことだ」と最後にスピーチした。

http://youtu.be/dinyPk2fCy0

国歌を歌う時、車椅子のおじいちゃんも踏ん張って立ち上がる。隊旗に向かって敬礼をするおじいちゃんの姿もある。何とも当たり前の光景なのだが、我が国では国旗に背中を向ける教師や国歌斉唱時に起立もしない教師もいる。こういう教師がいる限り、日本は普通の国になれない。

 

2011/10/24、カーネギーホールでベトナム国立交響楽団が演奏を行なった。指揮は日本人の本名徹次氏(54)、始めにベトナムと米国の国歌が演奏されたが、曲が演奏されるや否や全員が起立をした。これが当たり前の国の姿である。

 

IZA11/4-第二次大戦の日系人部隊に最高勲章】

 米連邦議会で11月2日、第二次大戦中に欧州の激戦地で戦った米軍日系人部隊に、米国で最も権威のある勲章の一つ「議会金メダル」を授与する式典が開かれた。日系人が「敵性外国人」として強制収容所に隔離された時代に、米国への忠誠のため最前線に向かった功績が、終戦から65年以上を経て認められた。受章者は米陸軍の第100歩兵大隊と第442連隊戦闘団、軍情報機関の元兵士らで、1000人以上が出席した。

 

今回の授与式に出席したのは1250名で、その25%が元兵士で80代と90代、日系二世にはたくさんの逸話がある。言われなき差別と偏見の中で442部隊が生まれている。出席した元兵士は「我々は常に攻撃をかけた。ドイツ人は常に高いところから我々を狙い撃ちにした」と語る。

 

国のために戦う兵士を大切にするのは世界の常識であり、社会主義国でもこれは同じである。我が国が非常識なのだ。

 

しかし、442部隊が硫黄島で戦うことになったら、どうだったのか?とても複雑な気持ちになる。そこまで米国は悪魔ではなかった???

以下は今回の議会金メダル

 

 

 

写真は石油で汚染された川/YouTubeより

http://youtu.be/p1kF-jCd5K4

映像の12秒後のパイプラインから噴出す石油は噴水のようだ。このYouTubeのタイトルは『世界の半分の貧困層は資源の豊富な国に住んでいる』とある。

 

唸声も黒い隅田川を見て育った。早慶レガッタが復活したときも黒さは幾分薄れてきたものの、まだ臭いが残っていた。こんな川でボート?と思ったほどだ。今では臭いもないし、水もかなりきれいになった。泳ぎたいとは思わないが・・・。

 

ナイジェリアのこの黒い川をきれいにするには努力が必要だが、努力など何もしていない。汚染するに任せている。現地のシェルも何もしないのであろう。白人の植民地意識は変わっていない。収奪するだけして、後は関係ない。大砲の弾の代わりにお金の実弾を使っているだけの話だ。

 

現在、アフリカには新植民地主義の中国がお金の実弾をばら撒き、支配権を広げている。やることは白人と変わらない。

 

IZA11/4-《国際情勢分析》ナイジェリア 油流出半世紀 黒い川、村を破壊】

 黒く濁った川が半世紀の間、ナイジェリアの村々を破壊している。ナイジェリア南部のデルタ地帯はアフリカ最大級の油田だが、欧米の石油企業による乱開発が住民を無視して進められ、流出する黒い油膜で村は次々覆われた。現地から環境保護活動家のディネバリ・バレバ氏(33)が来日し、全国を回って実態を訴えた。

 

 ■輸出を優先、住民無視

 独立前の1950年代から始まった油田開発は、今やナイジェリアの国家歳入の8割を支える。しかし、欧米への輸出を優先し、油田やパイプライン周辺の環境破壊、住民の健康被害は放置されてきた。事態の改善を求めた環境活動家が軍事政権に処刑されたこともある。

 

 デルタ地帯のボド市で生まれたバレバ氏にとって、子供の頃から「川は黒いもの」であり、そこで魚を釣って遊んだ。しかし、増水し畑に黒い水が入り込むと作物は枯れ、農地は使えなくなる。土を処理し肥料を与え畑を再生させても、また浸水する。両親の苦労を見詰めて育った。

 

 大学を出て環境問題に取り組むようになったバレバ氏は2007年、大規模な流出事故に遭遇する。騒ぎを聞いて現場に駆けつけると「パイプラインの亀裂から噴水のように石油が噴き出している」のが見えた。原因は設備の老朽化。しかし「流出を止めるまで3カ月かかり、さらに翌年、同様の事故を再び起こした」と、事故の責任者、英オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルの対応をバレバ氏は強く批判する。

 

 ■林は死滅、井戸まで汚染

 この相次ぐ事故で「流出油から辛うじてボドを守ってきたマングローブの林は死滅」し、汚染は井戸にも及ぶ。「住民はどこへも行き場がない。他に飲めるものはないから、油の浮いた水を飲んでいる」とバレバ氏は窮状を訴える。

 

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部・ロンドン)と協力し、英国で裁判を起こすなどして補償と浄化を求め、シェル側もようやく重い腰を上げ始めた。バレバ氏は「近い将来、一滴も油の漏れないデルタ地帯を実現してみせる」と決意を語っている。 (SANKEI EXPRESS)

 

       ◇

 ■ニジェール・デルタ地帯 ギニア、マリ、ニジェール、ナイジェリアを通りギニア湾に注ぐニジェール川が、ナイジェリア南部の河口に形成したアフリカ最大の三角州地帯。面積は北海道に匹敵するとも言われる。マングローブが茂る熱帯雨林と湿地が広がり、本来は豊かな農漁業が可能。数々の王国が栄え、40以上の民族の2000万~3000万人が暮らす。しかし、1958年から始まった石油採掘で流出量不明の膨大な原油や廃水が流出し、環境破壊が進んだ。国連環境計画(UNEP)は8月、「浄化には最大30年必要」と警告、ナイジェリア政府や企業に対応を求めた。

 

 

 

写真は焼身自殺をしたチベットの尼僧、班丹曲措さん(35)/博訊より

http://boxun.com/news/gb/intl/2011/11/201111032113.shtml

 

【四川省カンゼ・チベット族自治州】113日正午、道孚県の甘丹曲林尼姑寺の尼僧、班丹曲措さんが焼身自殺した。

 

新華社は理由不明としているが、班丹曲措さんは燃盛る炎の中で、「ダライラマ陛下万歳」「チベットに自由を」と叫んでいることから、中共のチベットへの弾圧に対する抗議の自殺とみられる。

 

班丹曲措さんは、もう一度抗議をしようと試みたが、ガソリンを飲み込んでいたため、口から火を噴きだし、抗議をすることはかなわず、数分後に死亡した。ガソリンを体に撒いただけでなく、大量に飲んでおり、壮絶な覚悟の上での焼身自殺と言える。

 

2011年に11名のチベット人が焼身自殺をしており、6名が亡くなった。班丹曲措さんはチベット史上13人目の焼身自殺者である。

 

IZA11/3-尼僧が焼身自殺 中国チベット族自治州】

 新華社電によると、中国四川省カンゼ・チベット族自治州で3日、35歳の尼僧が焼身自殺した。理由は不明としている。

 

 同自治州や隣接するアバ・チベット族チャン族自治州では、宗教の自由などを求め僧侶らが相次いで焼身自殺を図っており、この尼僧の自殺も中国政府の少数民族政策への抗議とみられる。(共同)

 

 

写真は浅草鷲神社の一の酉/唸声撮影

 

いつ行っても威勢が良くていい。円高や天災で先行き厳しい日本経済も神頼み!鷲神社も商売繁盛、みんな張り切っていた。

 

他にも政治家の先生の熊手が出ていたが、ご本人が取りに来るのか?秘書の方なのか?いずれにしても商売繁盛、ご自分だけでなく、日本の商売繁盛もお願いしますよ!

 

 

写真は「第1回世界パン職人コンテスト」の出場者たち、左が優勝した台湾の呉宝春さん、右から2番目が2位のMattias Wallmarkさん(スウェーデン)、右から4番目が3位の西川正見さん(日本)/世界パン職人コンテストサイトより

http://www.coupelouislesaffre.com/the-contest/baking-competition-baking-competitions-photos.html

西川さんは京都市出身で1990年にドンクへ入社、「思い通りにはできたが、呉さんが素晴らしかった」とこれまた、素晴らしいコメント。某国であれば、「次は絶対に優勝する」と吼えたであろう。

 

 

写真は呉宝春さんの高雄のお店「呉宝春麺包店」のサイトより日式パン

http://wupaochun.com.tw/index.php

11/4から11/6まで、1000台湾ドル≒2630円の購入につき、100台湾ドルの商品券付きだそうです。

 

世界一のパンですから、とても美味しいのでしょうね。食べてみたいなぁ。ライチパンが美味しそうです。

 

IZA11/2-《世界人間模様》@Taiwan世界一のパン職人 「台湾の光」と称賛】

 白いコック帽をかぶった呉宝春(41)が店先に姿を見せると、朝早くから開店を待っていた約50人の客が一斉にカメラを向ける。ツーショット写真を撮って「イエーィ」と喜ぶ女の子も。人気俳優のようなパン職人だ。

 

 台湾南部、高雄の繁華街にある店は清潔な白い壁に高い天井、広々とした店内にはクラシック音楽が流れる。「あんパン焼き上がりました!」。香ばしい匂いが漂い、若い女性従業員が唱和する。客は毎日平均約1000人、2000台湾元(約5100円)も買って同僚に配る常連の会社員もいる。

 

 呉は2010年3月、パリで開かれた「第1回世界パン職人コンテスト」でフランスなどの代表を抑えて優勝、世界一になったパン職人だ。

 

 ■生きる価値

 呉の人気はパンだけが理由ではない。中国の圧力で国際政治の世界から排除されている台湾では、各分野の国際舞台で活躍する人材を「台湾の光」と呼んで称賛する。

 

 「会場で、台湾頑張れと叫んだ。世界の舞台で、われわれの国名『台湾』を叫ぶことができたのは忘れられない出来事だ」。呉を物心ともに支えてきた食材貿易商、王冠尭(57)が振り返る。

 

 世界一になって社会の見方も変わった。「パン職人は学歴が低く、収入も低いと見下されていたが、呉らの活躍でイメージは全く変わった。今は職業学校のベーカリー科が大人気だ」と王。呉も「会場に台湾の国旗が翻るのを見て感動した。これこそ自分が生きている価値だ、自分にこんな能力があったんだと感じた。貧しい家庭の育ちだとか、たかがパン職人とか、卑下することはなくなった」と語る。

 

 高雄から車で約1時間の屏東県の農村。標高3092メートルの北大武山の麓(ふもと)にパイナップルやバナナの畑が広がる。「今、モズの鳴き声が聞こえただろ。子供の頃、あれを聞くととてもうれしかった」。貧しかった少年時代、肉を買えず、山でモズやカエル、ウサギを捕った。8人兄弟の末っ子で、12歳で父を亡くしてからは、母がパイナップル園で働いて兄弟を育てた。勉強ができず、中学卒業時に読めたのは500字足らず。小学2年生以下のレベルだ。家計を助けるため、16歳で台北でパン職人の弟子に。

 

 20歳から2年間の兵役で知り合った大学生に字を教わり、退役後に松下幸之助や台湾の起業家の本を愛読。起業家として成功し、母の暮らしを楽にしたいと夢見た。だが、パンづくりの技術は上達せず「何がおいしいパンなのか分からなかった」。苦労話も笑顔で語る。

 

 ■ゼロからの再出発

 転機は1998年、28歳の時。大阪での食品展を見学したことだ。女子高生が「おいしい」と叫んだパンを試食してみた。「初めて、本当のフランスパンを知った」と呉。それまでは台湾で流行していたガーリックパンをフランスパンだと思い込んでいた。

 

 その後、日本のパン会社の工場を見学、「発酵は27度で4時間」と説明されて驚いた。温度調節などしたことがなかったからだ。台湾で10年以上やってきたことが間違いだったと気付いた。材料の配合などすべて勘に頼っていた台湾と違い、日本は室内温度も含め、科学的な理論に基づいてパンづくりの技術を常に改良していた。

 

 呉が師匠と仰ぐ鳥越製粉(福岡市)の常務執行役員、加藤一秀(62)は「民族性なのか、味の微妙な違いが分かる。おいしいものをつくるために妥協しない」と呉の長所を指摘する。

 

 「いつも心を白紙に戻して不断に学ぶ」。呉の信条だ。台湾での経験にこだわらず、ゼロからの再出発。「コンテストの優勝も翌日には過去。だから心を白紙にして、あらためて学び、成長することが喜びだ」。呉は青少年向けの講演に引っ張りだこで、講演内容が大学入試にも使われた。小中学生の教科書で取り上げようとの声もある。

 

 5年以内に店を国際的な企業に成長させ、日本や香港、シンガポール、フランスへの進出を目指す。「自分の実力を高めれば、国際的に認められ、尊重もされる」。呉は自らを祖国に重ねた。

 

      □□□

 ≪社会の自由化進み多彩な人材輩出≫

 台湾の有力月刊誌「遠見」は昨年8月、スポーツ、演芸、芸術、飲食など各分野の国際舞台で活躍する「台湾の光」99人を紹介する特集を組んだ。呉宝春のほか、女子ゴルフ世界ランキング1位の曽雅●(=女へんに尼)、2010年のウィンブルドン選手権でアジアの男子選手としては松岡修造以来となるベスト8進出を果たした男子テニスの盧彦勲も取り上げられた。

 

 日本で活躍するマジシャンの劉謙や棋士の張栩らも選ばれた。既に有名すぎるとして取り上げなかったが、米大リーグ、ナショナルズで活躍する投手の王建民も「台湾の光」のひとりだ。

 

 遠見は、戒厳令解除(1987年)、報道の自由化(88年)、政党結成の自由化(89年)から20年以上を経て、社会の自由化と価値観の多様化が進み、多彩な人材が輩出されるようになったと分析。台湾は政治的には孤立しているものの、こうした人材が世界中の視線を台湾へ集め、彼らの成功に「台湾の新たな生命力や価値観」が象徴されていると指摘している。

 

 「台湾の光」は国際社会での台湾の存在感を高めるのに大きな役割を果たしている。今年4月、台湾のビリヤードプレーヤーが中国籍を得て、中国選手として世界大会に出場した際には、与野党の立法委員(国会議員)が「人材流出」と政権を批判した。 (敬称略、共同/SANKEI EXPRESS)

 

 

写真は奥方である「路青」さんが社長となっている今回追徴課税される「北京発課文化発展公司」の営業許可証/中国ネットより

 

 

写真は路青さん/YouTubeより

http://youtu.be/MVtr36TZoLU

 

艾未未氏は北京発課文化発展公司の実質経営者と認定され、未納税金1200万元≒14800万円と罰金322万元≒4000万円合計1522万元を1116日までに支払わないと刑務所行きとなる。

 

艾未未氏は「ばかげている」と批判しているが、この国では、「税金を払う奴はばかげている」との風潮があり、いくら愛国者でもギリシャ同様に税金など納めない。故に、外資からは税金をガッチリ取る。往きはヨイヨイ、決してタダでは帰らさない。これがこの国の方針でもある。

 

20111015日施行で外国人からも社会保険料を給料の4割も取られ、この国に永住しない限り、掛け捨て&日本との二重払いとなり、この国で働く外国人はまさに中国のために働くことになる。

 

中国を愛する日本人には問題はないかも知れないが、会社都合で働く人には酷な話だ。とりあえず、5年間駐在してくれなんて方は、掛け捨て御免の保険料でもある。

 

これから中国のサイフが厳しくなれば、真っ先に召し上げられるのが外資、共産主義国を忘れていた方にももう一度思い直してもらいたい。

 

それでも円高で工場移転を中国にしますか?

 

IZA11/2-脱税容疑 艾氏側に1.8億円支払い命令】

 中国の著名芸術家で人権活動家の艾未未(アイウェイウェイ)氏(54)が経営にかかわる会社に脱税容疑があるとされた問題で、北京市地方税務局は11月1日、同社に未払いの税金や罰金など計約1522万元(約1億8700万円)の支払いを命じた。

 

 艾氏は1日、北京市の自宅で「ばかげている。責任ある大国がこんな無責任なことをするとは」と批判した。

 

 会社は艾氏の妻が代表だったが中国の公安当局は艾氏を「実質経営者」と見て脱税容疑で拘束。保釈後、税務当局が追徴課税や罰金などの支払いを求めていた。 (北京 共同/SANKEI EXPRESS)

 

 

唸声


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