この第二作目の「トロリー・トラブル」が大ヒット、ミッキーマウスの前はハッピー・ラビット「オズワルド」、でも契約と権利の国アメリカじゃ、ヒットをしたら金と無縁ではいられない連中がうじゃうじゃいる。結局、ディズニーは作品を放棄して、ミッキー・マウスを作り出し大成功をする。こんな経験をしたら、著作権について細かくなるのも当然だ。
ウォルト・ディズニーとアブ・アイワークスは当初映画プロデューサで配給業者でもあるチャールズ・ミンツの下で実写を織り交ぜたアニメ『漫画の国のアリス』(The Alice Comedy)を制作していたがフィリックス・ザ・キャットの漫画家パット・サリバンによる抗議のため、新しいアニメーションシリーズを計画しなければならなかった。そこで2人は実写なしでのオールアニメーションを作り出すと同時に体に丸みを帯びさせて親しみやすくなるようなキャラクターを創造するにあたってウサギの案が浮上したことがオズワルドの始まりである。
ウォルトの尽力によって第2作目『トロリー・トラブルズ』(Trolley troubles)から大ヒットし、全26作品が制作されたが1928年2月配給先のユニバーサル・ピクチャーズとの所有権をめぐり交渉が決裂し、さらにチャールズ・ミンツによる従業員引き抜き工作によってウォルトとアブは作品を放棄、直後オズワルドを手直しした世界的に有名なネズミのキャラクター「ミッキーマウス」を作り上げる。-ウイキペディアより-
【IZA3/26-ミッキーの「先輩」のスケッチ 40年ぶりに公開】
ミッキーマウスの“先輩”に当たるウサギのキャラクター「オズワルド」のスケッチが米ロサンゼルスで開催されたディズニーのイベントで約40年ぶりに公開された。25日までに、AP通信が伝えた。オズワルドはウォルト・ディズニー(1901-66年)らが制作した短編アニメで人気を博したが、契約の問題で1928年に著作権がディズニーの手を離れた。その後、ディズニーらがオズワルドを参考にしてミッキーマウスを生み出した。