写真はネットから、こいつこそホンモノ、おまけにこの飲み方はなんだ?隣国のような飲み方をしてるぞ!
太陽光発電42円/kwで買取が始まる。タコが自分の足を食べているようなもの。我が国の国力が益々衰退する。太陽発電関連の企業は活性化するが、参入企業が増えた時、この買取価格が日本の財布を締めつけていく。ヨーロッパでも同じことが起きた。さらに我が国の赤字が拡大する。民主党政権によるバラマキで日本のギリシャ化が加速していると言うのに・・・。
婆さんのお遍路詐欺などかわいいものだ。こいつの詐欺に比べれば!
【IZA5/4-「お遍路さん」姿で詐欺巡礼「お接待」巧妙手口】
【衝撃事件の核心】
四国霊場八十八カ所を巡るお遍路。今年も関西方面を中心に個人やグループなど多くの巡礼者が訪れ、弘法大師空海の修行の跡をたどる旅をしている。そんな中、白衣(はくえ)に金剛杖を手にしたお遍路さん姿の無職の女(75)が4月、香川県警高松北署に詐欺容疑で逮捕された。旅費名目に現金をだまし取ったとされ、逮捕までの2年間に香川、徳島、愛媛の3県で少なくとも約70件の寸借詐欺(被害総額170万円以上)を繰り返していたとみられる。お遍路さんを大切にする地元の「お接待」の心につけ込んだかのような手口に、捜査関係者も怒り心頭だ。(藤谷茂樹)
■東京に帰ったはずが…
「私からお金をだまし取った女がいる」
4月10日正午過ぎ、高松北署(高松市)に市内に住む女性(73)が駆け込んできた。
女性の訴えはこうだ。2月25日の昼過ぎ、高松市常磐町の琴平電鉄瓦町駅ビル前のベンチに、お遍路さん姿の女が座っていた。痩せぎすで白髪頭の女の姿に、お遍路の苦労がにじんで見えたのか、女性は「ここで休んでいるんですか」と声をかけた。すると、女は「主人は他界し、娘も自殺してしまった。だから私はこんなことをしている」と身の上話を切々と語り出した。そして、東京の自宅に帰る交通費がないと告げ、「帰り賃を貸してほしい」と頼んだ。女に同情した女性は1万円を渡してしまった。
しかし、1カ月以上たった4月10日、駅ビルから1キロも離れていない高松市内町のデパート近くの路上で、東京に帰ったはずの女を目撃し、女性は仰天。だまされたと気付き、同署に被害を申し出たのだ。
駆け付けた署員は目撃場所で女を発見。女は職務質問に素直に応じ、「お遍路さんの姿ならお金をもらいやすかった。初めからだますつもりでした」と交通費ではなく、宿泊費に使ったことを認めた。
■100人から善意!?
女の逮捕が新聞やテレビで報道されると、翌日から高松北署には同様の被害申告が相次ぎ、その日だけで12件にも及んだ。
加えて、捜査員は、女が持っていた手帳に注目した。その中には100人近い人たちの住所や電話番号が書き込まれていた。女が3県の霊場や繁華街を転々とするなかで出会った人々とみて、1人ひとり個別に連絡を取ると、お遍路さんを装った同様の手口による余罪が次々に確認された。
被害は地元の住民だけに留まらず、東京や大阪からの観光客も。平成22年4月ごろから、10以上の都府県で未遂も含め約70人にのぼるとみられる。
「お金は寝泊まりに使っていたようだ。こんな手口が通用するのは、お遍路さんを大切にする四国だけだろうな」。捜査幹部は、そうこぼした。
■受け継がれる心
うるう年の今年、四国遍路は例年にも増して多くの巡礼者が訪れている。うるう年に四国を反時計回りに巡る「逆打ち」をすると、御利益が大きいとの言い伝えがあるからだ。
旅行大手の「阪急交通社」(大阪市)によると、3~4月に出発した関西方面からのお遍路ツアーには、昨年の2倍以上もの参加者が集まった。
ツアー参加者は、会社を退職した60代以上のリタイア世代が中心。同社の担当者によると、大きな人生の節目を迎え、次の人生を見つめるきっかけにしようとの動機が強いという。
また、大切な人や身内を亡くした人が供養を兼ねて参加したり、苦しみや悲しみ、失望からの救いを求めて巡礼を続ける人も。このように、お遍路には強い思いを持って臨む人が多いのだ。
そうした思いに応えるため、地元の四国では心やすいおもてなしで迎える「お接待」が根付いている。お遍路さんに困ったことがあったら相談にのり、食事や飲み物をふるまったり、宿泊場所を提供したりするなど、その善意の形はさまざまだが、お遍路さんの無事を願う行為だ。「(遍路に行けない)自分の分までお参り下さい」との代参の意味が込められたり、その行為自体が功徳となるともされている。
お遍路の歴史に関する史料を展示する「前山おへんろ交流サロン」(香川県さぬき市)を管理する木村照一さん(83)は「お遍路さんとともに大師さん(弘法大師空海)が回っているから、善意をかけるんです」と説明する。
お遍路さんが身につける山谷(さんや)袋や菅(すげ)笠には「同行二人」と書かれ、弘法大師とともにお遍路を巡っていることが強調されている。
「お接待は、その大師さんの御利益にあやかり、幸せを願う真摯(しんし)な思い。お接待を受けるお遍路さんにも、その原点をしっかりと考えてほしい」。木村さんは、そう呼びかけている。
■親切心につけ込む
寸借詐欺事件は、まさにお遍路に心を尽くす人たちの思いにつけ込んだ犯行だった。県警によると、女の本籍は大阪府。東京にあった住民登録も2年ほど前に職権削除されていた。
これまでの女の供述などによると、徳島県の霊場近くで白衣などお遍路さんの衣装一式を購入し、平成22年4月ごろから四国3県を転々としていた。
被害は1件あたり5千円から3万円ほど。なかには、50万円以上もの高額になったケースもあった。「入院することになった」などと、教えてもらった連絡先に伝え、宿泊先に送金してもらっていたという。
高松北署は、逮捕されるまでの2年間に女の宿泊費が230万円にのぼったことを突き止めている。女は4月27日に詐欺罪で起訴され、県警は余罪の裏付け捜査を続けている。
ただ、「夫と娘が相次いで亡くなった」との身の上話は事実で、女は「お遍路はしていた」とも弁解する。それでも、これまでの捜査で霊場巡りの形跡は確認されていないという。
捜査関係者は「真偽を織り交ぜるのは、人から同情を買い、信用させる詐欺の手段だ」と指弾。同年代の高齢女性の被害が多く、「女の話に一緒に泣いた人もいるようだ。人の親切心につけ込んでいたのなら許せない」と怒り心頭で語っていた。